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第四話とある少女の走馬灯と少年の日常

言い分けをさせてください。

週一とか言ってたのに出来ませんでした。

実はPCが壊れました。

まあ詳しくは活動記録で

―――side≪???≫


「ヒィッッ!」


ダメ!アイツ(・ ・ ・)が来る!

アイツ(・ ・ ・)が来てしまったら私達は死んでしまう!

私の頭の中には沢山の後悔と走馬灯があった……

今はちょうどさっきまでのアイツ(・ ・ ・)が来るまでの記憶……



///////////////////////////////////////////////////////////////


私達、学園生はみんな12歳の時に下級生のみんなを連れて学園とウィン王国が所有する下級魔物がいる通称【北の森】でキャンプをすることになっている。

私も男子3人女子3人+下級生4人の10人のメンバーでキャンプをしていた。

初日のうちに課題であるシニ草を手に入れて後は残り2日間を過ごせばいいだけだった。

そんな時その事件起こった。

2日目の朝、みんなでご飯を食べていると他の班とたまたま出会い、近くにゴブリンの巣があるということで男子たちのほとんどがサルみたいにキャッキャキャッキャ言って討伐に向かってしまった……ホントバカみたい。

そんなバカな男子たちの声が聞こえなくなるとともに私が張っていた魔力の結界を何者かが壊した音がした。


魔力結界――それは術者の力量により自分の周囲に半球体の膜の様なものを張り、何者かがそれに入るとそこの部分が少し減ったように感じるという王都でも割と珍しいエクストラマジックだ。


それが壊される――よほどの高レベル魔術師かB+ランクモンスターでないと壊せるわけがないからそのどちらかだ。

どちらにせよこのままこの場にいるのはまずい。

そう判断した私は班の人たちとその何かが(・・・)来る反対方向へと逃げ出した。

しかし


「ねえお姉ちゃん、何かが来るよ?」


私の可愛い妹がそう言ってきた


「何かがすごい速さでやって来るよ?」


私の妹はまたそういう

その声と重なるようにして


バキバキバキッ!


と木の折れる音がする。


「みんな走って!」


ヤバイ!本能的に感じ皆で必死に逃げる、

だけれどもその何か(・・)は思いっきり私たちの前へ|跳んできた《・ ・ ・ ・ ・ ・》


ギルドランクB+モンスター――――オーガ


身長は3~4m位、一匹で村を半壊させるほどの力の持ち主、Bランクで最もAランクに近いモンスター……


「グオォォォォォォォォォォ」


ソイツ(・ ・ ・)は叫んだ、


「ヒイィ」


何とか気を取り戻した私は


「怯んじゃダメ!魔法部隊は詠唱準備!剣士は少しでもいいから時間を稼いで!」


運がいいことにこの場には貴族の連中は混ざっていない

そんな貴族の様な腰抜け連中のように逃げる奴なんてこの中にはいない!


「詠唱完了!」


「発射!」


「ウィンドスマッシュ!」

「サンドボール!」

「エアボール!」

「ファイヤーアロー!」

「ウォータープレス!」


ドンッッ!!


私たちの最大威力の魔法は放たれた。

そしてそれらは迷うことなく一直線にアイツ(・ ・ ・)に向かって放たれた


しかし


「効いてない!!」


私たちの魔法はどれ一つとして外れなかった。

しかしアイツ(・ ・ ・)にはうるさい蠅くらいにしか感じなかっただろう。

そしてアイツ(・ ・ ・)はうっとうしげに目の前の剣士の男子を手で吹き飛ばすと私たちの所まで向かってくる!


私の妹は不安げにこちらを見てくるが私はその視線に「大丈夫だよ」と答えてあげることはできない。


ああもう死ぬんだなと思ったところで走馬灯は終わった


最悪の終わり方だった


もっと元気に遊びたかったよ


もっと恋とかしたかったよ


でももうそれもできない

さようなら



////////////////////////////////////////////////////




Side≪シャオ≫


俺の今回の修行はいつものように母さんにどこかに飛ばされて所持金0から正当な手段で金貨1枚稼いでくることだった+魔法以外使用禁止+一部幻惑魔法使用禁止という縛りもあるが……

まあ禁止じゃない幻惑魔法が他人に成りすます型の魔法だから、まあよしとするか。



そんな感じでおれはいつものように森の中を歩いていた。

すると……


「うわーーーーーーーーーー」


という悲鳴が聞こえたが、男の物だったので無視した。

チッ、女だったら助けてテンプレチート無双したのに。

まあそんなこんなで森の中を歩いていると




子連れスライムが現れた!!


   どうする?

     ・たたかう

     ・ぼこす

     ・ころす

     ・こます

     ・MPKをはじめる



どうしよ?

スライムだぜ?

最凶だぜ?

はぎとれないぜ?


……よし、逃げるか


この世界では俺の常識は通ない。

スライムと言ったら最弱だった俺の常識はもう初めて戦ったときに無くなった。

この世界の普通のスライムはやはり最弱だ、

だが、子連れはヤバい。

どのくらいヤバいかというと、モン○ンの初期装備で下位とGくらい違う。

父さんでも50匹いたらヤバいかもしれないという魔物だ。

そのため、俺はスライムの視界から逃れるように木の上まで跳び、そのまま木のてっぺんで森を見渡してみた。

で、だ。


途中でいかにも悪人やってます的な人が(以下悪人さん)オーガをトレインしながら逃げてきたときには驚いた。

その後オーガの方はほっておいて悪人さんを追ってるとまたまた悪そうな貴族さん(以下悪貴族さん)らしき人の屋敷で会って金貰ってたからとりあえず両方ともぼこしてみたら、悪貴族さんの領地で最近大きくなってる商人家の娘が二人その森に入っていて、オーガのせいで死んであわよくばそのまま落ち込んでる隙にその商会を乗っ取れたらラッキーぐらいに考えていたらしい。

当然爪を一本ずつはがしてウソかホントかどうか確かめたが……

まあ、そんなこたぁどうでもいい

ちょうど今武器なんかを頼んでる親方からオーガの爪と角が欲しいと頼まれてるからちょうど殺して行けばいいや


というわけで俺は悪人さんの玉をぐちゃぐちゃに潰し(やってる側もかなりきつかった)貴族の方は少し体の一部をいじってEDにしてから、屋敷の外に【玉無し男と勃起不全男】

と玉を潰して出てきた血で書いて、森の方へ跳んで行った。



/////////////////////////////////////////////////////




Side≪???≫


王子様


私の頭の中に浮かんだのはその一言だった

もう死を覚悟していた私の目の前に現れたのは、闇のように真っ黒なローブを羽織った王子様でした。


出てきたとともに


剣でオーガの手首を切り、腱を切って倒れたところで首を切った。

剣については素人のを私でもほれぼれする手際だった。


そんな戦いを見てボーとしている私はハッと気が付いたように


「あ……あの、ありがとうございます!」


とお礼を言いました。

すると王子様(私ビジョン)は声に反応したのかこちらを向き……

意外だ、さっきは気が付かなかったけど私達とおんなじくらいの年の人だった。

顔はローブで隠れていてよく見えない。


その人はオーガを担いで(?3tはあるはずなのに……)跳んで茂みの中に入ってしまった後、もう私たちの前に姿は現さなかった……



///////////////////////////////////////////////////////



Side≪シャオ≫


……ヤバい!!!!

母さんにぼこされる!!!!


どうせ剣の消費具合から俺が戦闘に使ったかどうか調べるつもりだろ!あの完璧超人め!!


……コホン

なによりも期限に間に合わない方がヤバい

まあどうせこのオーガの毛皮とあと少しの依頼をギルドで受けるだけですぐに達成できるだろうからさっさと帰るか……

・・・長くなったので分割

次回はギルドに少しだけ入ります。


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