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第三話告白と誘拐

やっとこ投稿……

見直しとかしてないので誤字脱字は報告してください。

―7歳夏―


親から三歳から鍛えられた俺は七歳になるころにはあらゆる技術的にはAランク剣士と同じくらいで、単純な力も成人男性<<騎士<<俺=ドラゴン<<<<越えられない経験の壁<<<<父さん、くらいにはなりました!

そして魔法の方も技術的にはAランク魔術師くらい、そして魔力の方も母さんの教育?により、一般人<<<<普通の魔術師<<<<俺<ドラゴン<<<<越えられない経験の壁<<<<<母さん、くらいにはなりました!

えっ?お前の両親は何もんだって?知るかよ、こっちが知りたいわ!

Aランクというのはこの世界にある約束の冒険者ギルドでの数値で、

F=駆け出し  平均Lv1~5くらい

E=見習い   平均Lv5~20くらい

C=一人前   平均Lv20~50くらい

B=一流    平均Lv50~80くらい

A=超一流   平均Lv80~100くらい

S=人外    平均Lv100~300くらい

SS=神殺し   平均Lv300~1000くらい

SSS=測定不可   平均Lv1000~

で、母さんや父さんは冒険者ギルドに入ってなかったからわからないけど少なくとも(・ ・ ・ ・ ・)SSSくらいの実力があるらしいです。


さてそんな俺ですが父さんに

「ちょっと面倒くさい魔物の集団出てきたから狩ってこい」

と言われ、現在森の中を捜索中。

実際俺これが一人で魔物狩りに行くの初めてでまだLv2なんだよね。

そして今回狩る魔物はオーガの集団だ

オーガというものは基本的に知性とは無縁だが、凶暴で無差別に獲物を襲うことで単体だとCクラス、集団だとBクラスの敵となる。

父さん曰く「オーガは普通集団を作らないが、突然変異種などの群れの長が生まれ、育った時、その長を中心としてハーレムを作る、たぶん今回もそのケースだから頑張ってこいよ!」

まあ冒険者ギルドならBランク相当の依頼だ。

それを七歳(Lv15)に狩らせる親ってなんだろ?

まあその親にありとあらゆる面で勝てないため俺は前世よりも異常なのに自分の力におぼれないのである意味最高の両親だといえよう。


……いやまあしかし俺は7歳になっていいことがあった。

それは、チート能力が貰えたのだ!

やっほーーーーーーー!!!!

ちなみにどうやって貰ったかっていうと……

7歳の誕生日に


「ひさしぶりじゃの坊主、今の所それなりにうまくやってるようじゃの~、お前さんが7歳になってもきちんとした生活が送れてるから約束通り「ちーと」とかいう能力をやろう」


と夢の中に降りてきたあのじいちゃん神様から言われ、そのままそれぞれの能力の使い方が頭の中に入ってきて、そのまま神様に肩もみなんかをした後、帰ってもらった。


ちなみに俺が貰ったチートは数が多い、まああえて言うと、下手にそこら辺のラノベよりも能力数が多いくせにそれらのうち4割くらいは微妙すぎるために使いずらい、というのが現状で、そのチートの内容は魔力増加と筋力増加、そして固有魔法……この世界の魔法ではない別の魔法や魔力を消費して通常じゃあり得ない動きをする剣技やそのほかにも結構便利な補助スキルなんかも貰った。


魔法の方は、闇、光、水、火、地、風、それぞれ3個ずつ+愛属性という回復系の属性の魔法が6個、そして帰還魔法「エスケープ」という魔法である。

武術は、様々な武器の特徴を生かした使えるのか使えないのかよく分からない技が大量だ。

これらの能力の事は、両親も知らないし、もし二人にそれぞれの技を使ったとしても勝てる気がしないため、使う気にもなれなかった。

まあその能力を実際に試すことは今日が初めてなため、楽しみだ!


そんなこんなで森の中を彷徨うこと3時間……なっなんもいねぇ。

ともかく何もいないのだ、人も動物も……鳥さえいないのだ。

おかしいな……この前父さんと来たときには色々いたのに……

と、その時


グルルルルッ


「‼」

獣のうなり声のようなものがした。

注意深く進んでくと……いやーあり得ないわーまじないわー

はい、ドラゴンがいやがりました。

チート能力のうち一つのサーチでレベル、名前、残りの体力がなんとな~く分かるんだけ

正確にはヴイーヴルというドラゴンらしい。

えーとレベルは……あれ?Lv20?……弱すぎね?

そして体力も残り10くらいしかない……しかも毒ってるから寝てても体力回復しないし……

多分このままではCランクの冒険者ですら楽勝だろう。

要は、このままほっておけば死ぬ……

そっか……死ぬのか……

死はとても悲しいことだ、自分が死んだからわかる。

身内の誰かは必ず悲しんでくれるし、身内がいなくともこの世に死んでいい人なんていない。

そんなヴイーヴルに俺は近づいて行った、なんだか大丈夫な気がしたのだ。

するとヴイーヴルはよわよわしく目を覚ました。

そして俺のことを見つめてきたヴイーヴルの目(……まあ、ほとんど宝石だが)その奥に生に必死になる輝きがあった。

そして俺は無意識的に日本語で


「お前……まだ生きたいのか?」


とつぶやいたら、ヴイーヴルの首が微かに動いた気がした。

気がしただけなのかもしれない……だけど俺は勝手に誓った。

こいつは俺が護る と

まだまだ非力だった俺には過ぎた願いかもしれない、もしかするとまた俺のおごりだったのかもしれない、だけどその瞬間確かに俺はそう誓った……


「我、自らを戒めるもの、汝、我に支配を求めるか?」


俺は能力のうちの一つ|《使役テイム》術式の詠唱に入りヴイーヴルに聞いた、するとまたもや軽くうなずき、


「今ここに汝と我の主従の契約を結ぶ」


そして詠唱を終えた俺は、俺のみが持つ愛属性の魔法の解毒の魔法「メディポイズン」と回復魔法の第二種「キュアオール」の二つを唱えると(これらは仲間にしか通用しないのだ)、改めて自らの従者をみると、そこにはもうすでにドラゴンの姿は無く、代わりにいたのは……


「幼女⁉」


青い綺麗な短髪の裸幼女がいました。



-------------------



俺が帰るころにはすっかり夜になってしまい、生活魔法の一つ「ライト」を付けて、背中に俺の上着を掛けたヴイーヴルを乗せて家の前まで来ました。

ちなみにヴイーヴルの名前は前飼ってた猫の名前でリリイになりました。

着ちゃったよ、どう説明するよ、

と、オロオロしていると背中から可愛らしいおなかの鳴る音が聞こえ、家に帰る決意をした。


「ただいまー」


「おかえりー」

「おかえりなさい」


と両親は出迎えてくれたが、背中の女の子を見て


「おお、母さんや息子がついに誘拐してきたぞ」

「あらあら、あなたの息子だからいつかはやるとは思ってたけど……」

「おいおい、それじゃまるで俺が女好きみたいじゃないか」

「あら、確かお父様のお話だと10歳の頃学校から帰ってきたら、自分のハーレムまで作って「おお、息子よその子はいったいどうしたんだ?」

「はいはい、あなたシャオも困ってるから……さ早く入ってきなさいお夕飯はもうできてますよ」


そのあと匂いにつられて起きたリリイが父さんと大食い対決してたりしていた(いいけどリリイさん無口無表情でひたすら食べまくるのはやめて……こわいから)。急に寝てしまったリリイをベッドに寝かせ、リビングに行き父さんと母さんの前に座った。

そしてそんな両親の前に隠し事などできないと知り、俺の転生の事、そしてそのことによる特殊な能力の事について話した、返答は予想していた通りだった。

今まで話そうかずっと迷っていたけど、どうしても自分の中にこの二人の子どもを奪ってしまったという考えが自分の頭の中にあり、後一歩が踏み出せなかった。

多分この人たちならこうやって答えるんだろうなー、と分かってたのに否定させるのが怖かったから言い出せなかった。

でも結局は


「で?」

「それに何か問題でもあるの?」


という答えによってかき消されました。

嬉しかった。

思わず笑ってしまった。

自分が予想していた答えが返って来て。

この人たちの子どもをやっているだけの事はある。


それが七歳の夏の話であった。





―7歳冬―


すっかり元気になったリリイ……いいけど未だ無口無表情なんですね。

ハッ!!!待てよ?無表情でもたまに赤面すれば……萌える!!!!!!

おいさっきまでの俺!今すぐ死ね!ロリコンで何が悪い!前の世界ではYESロリータNOタッチだったがこの世界はちがーう!

そうあの俺に真のエロとは何かを教えてくれた前原○一先生の教え通り(多分)この世界は悪に満ちていない!だから穢れを胸に蓄積していないため貧乳が多いはずだ!

そうか!ここは天国だったのか!サンキュー神様!

【おじいさん】「いいってことよー」


ゴンッ!

「いてっ」


なぜか箒で俺を叩いたリリイ。


「……なんだか……目が危なかった」


・・・ハッ!


「そうか、ありがとリリイ助かったよ。このままどこかにトリップする所だったよ」


「……うん……大丈夫……ご主人様を悪しき道から救うのもメイドの務め……」


うんさっきの記憶がないけど助かったはずなんだよ……だけどなんだろ……なにか大切なものを無くしたみたいに心にぽっかり穴が開いた気分だよ……


「いいけどそのご主人様っていうのどうにかなんないのか?」


ずっとリリイは俺のことをご主人様と呼んでやめてくれないのだ、しかも……


「……うん……主人をご主人様って呼ぶのはメイドの務めだから」


メイド服を着て。

私はシャオのメイドだとか言い出した瞬間に母さんがどこからか出してきたんだよ……メイド服。

いやなんかうん、正直にあってるよ?可愛いよ?でもねご近所さんの目がね?


「アラヤダ、なにあの子」

「あらー奥さんあれは最近有名なメイドさんプレイてやつよ」

「まーまー最近の子は発達してますね~」

「「おほほほほ」」


ムッチャ恥ずかしいやん!


「……とりあえず家に帰ろうリリイ」


「……わかりました、ご主人様」


そんなメイド服を着たリリイを連れて家の中に入「死ねい!」


ドゴッ


意識が薄れる瞬間、後ろから叩いてきた父さんの姿が見えました。

父さん……また……ですか?……ガクッ


--------------------------


目が覚めたらそこは森の中だった。

こんなことはいつもの事だ。

毎度毎度、夜中寝てるときや訓練中に気絶させられたり、母さんなんか魔法の中でも秘術中の秘術である空間魔法を使ってまでも(まあ限定的なら俺も使えないことはないが使って家に帰った瞬間、笑顔でぼこされそうな気がする)俺を修行という名目でどこか遠くに飛ばしたいらしい。

……これで8回目。

一回目は5歳の事で近くの森だった、無事帰ってきた直後次はドラゴンの巣の中に置いてかれた……あの時は死ぬかと思った。

まあのちのちその時の巣は父さんの友達のドラゴンの巣だって知らされて親の愛を感じたね(嘘だけど)

さて、いつも道理ならここらへんに指令書が入ってるはず……



              クソむかつく息子へ


今回のお前の訓練内容は第一王女誘拐だ。

     その森の近くに来てるはずだから、きっちり誘拐して来いよ?

期限は3日、それまでに家に帰ってくれば合格だ。

まあしないと思うが殺すなよ(・ ・ ・ ・)

     


      追伸:姫さんは自分で探せよ?



……


「あんのくそおやじーーーーーーーーーーーーーーーーー」

息子に何やらせてんだ!

下手して捕まったら国家反逆罪だぞ!

しかしまあ断って何もしなかったら母さんによって、死よりつらい教育(ごうもん )

(一回死んだことのある俺が言うんだから間違いない。)が待ってるんだぞ!



……仕方ない、やるか……まだ死にたくないしな。


そうして森を探索すること二時間。


「さあみなさん、実況のシャオです、さあさあ姫殿が乗ってる馬車と思わしきものが見えてまいりました、一見守りは堅そうですがその辺はどうなんでしょうか?解説のシャオさん」

「そうですね~、確かに守りは堅いけれども練度にばらつきがありますからそこを上手くつけば簡単に崩せるのではないでしょうか?」


なんていう一人解説ごっこをしていたけど飽きてきたので攻めてみようと思います!


隊列は姫様が乗っているであろう馬車を囲んで12人で正方形のように囲んでいて……その中でも特に強そうなのが前に2人……

まあ正直4人一緒にかかって来ても勝てると思うけど、まあそれはそれこれはこれ。

今回は最小限の被害で強襲(アサルト)しようと思うので守りの薄い……


上から!


ダッッ


動き出した俺の足音で反応する護衛たち……

すげえな、姿見えてないのに音だけでちゃんと反応してるよ


「どこだ!」

「探せ!」


いいけど馬車の上にいることに気が付かないのは減点かな?

まあいっか。


ドゴッ


俺は馬車の天井を殴って穴をあけて中に入って行った。


「ハアーイお姫様、盗賊がお迎えに上がりました~」

「ヒッ!」


……意識を刈り取ったはいいけど気絶する前のあの顔はさすがにへこむわ~

俺ってそんなに気持ち悪いことしたか?


「姫様!!」


おっと、護衛のやつらが来たか……まあいっか、気絶させちゃえ>゜)))彡キラ


まず入ってきたやつをひっぱりこんで首の裏を叩き脳震盪「ドハッ!」、次に後ろにいた4人を得意の幻惑魔法で同士討ち(もちろん無詠唱)お次は馬車から出て左右にいた敵を殴り飛ばす「グエッ!」「ウワッ!」姫様を抱えて馬車の反対側まで飛んで驚いてる3人を蹴り飛ばす「オエッ」「グッ!」「!」

さあて残るは2「おっと」


「おいおい護衛さんよ~いきなりの不意打ちってんのはひどくねえか?」


「子供!?」


「そうだよ、(よわい)7歳の子供だよっと」



護衛さんたちが意外と速い剣筋で襲ってきたためよける

やっぱりな~父さんのあれと比べると尺取虫と蜚蠊くらいの速度差があるな。

まあこれでも多分AランクはあるんだろうけどSSSとは比べられねえしな~


「おぬし、ただの童じゃあないな?」


今まで静観していた方が喋りだした。


「いやいや、俺自身はただの子供だよ?親が異常なだけで」


「なぜそんな力を持っているのに悪の道に進む?」


「別に俺自身が望んだわけじゃない、アンタらの王様にでも聞いてみな、多分笑って許すから」


「おぬしに我が王の何が分かる!!」


……ダメだ自分の主の言葉しか信じないタイプだ

まあ時間もないし……


「じゃあね」


「ッ!!おい童!!」


「悪いがこっちも時間がないんでね~」


俺は近くの森の中に跳び、そこで幻惑魔法で自分の居場所が分からなくしてから家路についた……






後日談

結局俺の予想通り王様が

「最近娘が甘えてくれなくて寂しー」

とかほざいていて盗賊に襲われたら少しは甘えてくれんじゃね!?とかバカなことを考えていたため母さんに許可をもらい殴らせてもらった。


姫さんは結局終始眠ったまんまでした。


疲れた……


遅筆の関係上更新は週1回を目指すようなスローペースで行きます。

次回も一気に年齢が飛びます

(10歳予定)

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