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一等星の魔守神  作者: 青山駿
2/5

星の使い

「おーい!ルル!お前にお客だぞ!」

店の奥の部屋で、ぺぺリアの薬草のトゲとりを手伝っていると、店の方からベートーさんが俺を呼ぶ声がした。

「へぇ~珍し~誰なのよ?あんたの魔法を頼る人がまだいたんだ?」

ぺぺリアは、薬草をいじりながら俺をからかう。

「うるさいなぁ…今行きます!」

俺は、ぺぺリアに頼まれていた薬草をほっぽり出して店の方へ廊下を走った。

「遅いぞ、ルル…」

「えっ?あっ、すいません…」

ベートーさんは、なぜかお客とは、話さずもう店の中に戻ってきていた。

「おいおい、なんかえらい客が来たなぁ…」

「え?」

「ありゃ…王族だぜ?」

「はい?王族?」

王族?なんでそんな人が…こんな下町に?しかもよりによって、使えないで有名な俺のなんでも魔法屋を頼りに?

「とにかく…失礼なことすんなよ…ッタク…あんな人じゃ、うかつにおしゃべりもできやしねぇ…」

「…」

それでか、いつもは客としゃべりまくっているベートーさんが、さっさと店の中に戻ってきていたのか…

「ほれ!ボサッとせんと、早く行きなさい!」

「えっ…あっはい!」

「全く…王族なんてのもよく分からんねぇ~こんなのに頼み事にくるなんてよぉ~」

ベートーさんは店の薬草棚をガチャガチャしながらあたふたと店を飛び出す俺の後ろ姿を見つめていた。

「あ、あの~」

店の前までいくと、そこには一人の女の人がいた。たしかに…一目見るなりこの人が一般人ではないことが分かった。下町にくるだけあってさすがに服装は地味な物にしているが、その材質や立ち振る舞い、着こなしは明らかに俺達下町の人とは全然違った。

「あの~俺に用ってのは…」

俺は、その人の前で固まっていたが、思い切って声をかけてみた。ベールでかくされた顔はよく見えず、なかなか返事はない…もしかして、最初は挨拶とかなのか?なんか…ミスったか?

「こんにちは、ルル・フォーストさん。」

小さな、でも芯の通った声が…下町の喧噪の中で不自然にもしっかり俺の耳に届いた…

「こ、こんにちは…」

一瞬その人の口元が微笑んだ用にも見えた…

「まだ、子供なのね…」

「え?」

「いえ…なんでもありません。ところで貴方がルル・フォーストさんでいいのね?」

「ええ…そうですけど…」

なんで王族なんかが、俺の名前を?

「そう…じゃあ、お願いさせてもらってもいいかしら?」

「は、はぁ…」

「貴方、なんでも屋さんなんでしょ?」

その人はベールで顔を隠したまま、店の看板をチラッと見た。『ベートー薬品屋』そしてその下に申し訳程度についている、『魔法使いいます。何でもお頼み下さい』の文字…

「ええ…まぁ…そうですけど…」

なんか…この人勘違いしてるんじゃないか?俺は、そんなたいしたことできないんだけど…

「じゃあ、さっそくお仕事の話、させてもらってもいいかしら?」

「えっ、あっはい」

俺は、まだ少し状況を理解できていなかったが、その人の話は始まった

「今日ここに来たのは、人捜しを頼みに来たの…」

「人捜し?」

「ええ、どうしても捜して欲しい人がいるのよ…」

「そうですか…」

なんとも言えない沈黙が、広がった。意味が分からない…人捜し?なぜ?下町に王族の知り合いなんかいるのか?それに…いくらいるとしてもそれをなぜ俺なんかに?

「あら、大丈夫かしら?」

「えっ!あっはい!もちろんですよ?で…その…どんな人を?」 

その人は、綺麗に着こなした庶民風の服のポケットから小さな写真を取り出した…

「この人なの…」 

「この人…この子供?ですか?」

そこには十二、三歳の男の子が映っていた。見た目は普通の庶民の子…と言うか、どこにでもいる下町の子だった。

「そうよ、その子がすごく大切なの…」

「は、はぁ…」

よく分からないが…余り聞かないことにした。まぁ、何かよく分からないが…王族のことだ、何かあるんだろう…

「捜していただける?」

「え?」

「だから…この子を捜していただけるかしら?」

「まっ、待って下さい!え?写真だけですか?名前とか…」

「写真だけよ、できないならムリにとは言わないわ、別に貴方じゃなくても…」

そこで初めてその人のベールの下が見えた。じっとこちらを見つめる青い目…まさに王族…ベールの下にはまさに住む世界が違う人の美しい顔があった…まるで、宝石…いや、何だろう…とにかく美しくて俺のような田舎から出てきたような者には、なにか、神秘的な物のように思えた。

「俺…やりますよ…捜します」

いつの間にか俺の口が動いていた。なぜだ?こんな仕事できっこない…こんな広い都の中で一人の男の子を探し出すなんて…きっと都ノ局でも、苦戦するだろう…なのに、俺は、いつの間にか…

「そう…ならよかったわ…」

再び、顔は、ベールの下に隠れた…

「じゃあ、よろしくね」

そう言うとその人は小さな写真とコインの入った麻の袋を俺に渡した。

「それは、ほんの気持ちよ…お礼…」

「え?」

「じゃあ…よろしくね…」

そう言うとその人は振り向いて店の横の小さな小さな路地とも言えないような隙間へ入っていった…

「あっ?え?」

訳の分からないうちに俺は、店の表に一人残された…

「終わったか?」

ベートーさんがどうやら様子を中から見ていたらしく、お客が帰ったと分かって出てきた。

「なんだって?」

「…、人捜しだそうです…」

「は?人捜し?」

「ええ…」

「なんでまた…それで、誰を?」

「さぁ…」

「さぁってお前…聞かなかったのかい?」

「…なんか…聞ける雰囲気じゃなくて…」

「ほぉ~ん、それで?どうやって捜すんだ?もちろん受けたんだろ?」

「ま、まぁ…受けましたけど…」

俺は、ベートーさんにさっきの写真を見せた。

「この子供らしいですよ…」

「なんだ…ただの下町のガキじゃねぇか…このガキをさっきの人がねぇ~よく分からんなあ~」

ベートーさんは写真を見ながらぼやいた。

「ちょっと!終わったの?」

いつの間にかぺぺリアも店の奥から出てきていたようだ…

「終わったなら、とげ取り最後までやってよね!まだたくさんヨミノバラあるんだからね?」

「ぺぺリア、そうはいかねぇぜ?ルルはな、今からお仕事さ」

「え?ホントに仕事だったの?誰よ、ルルに頼みごととする奴なんて、もしかして…また、肉屋の子供の面倒見るの?だから、それは魔法関係ないんだから断りなさいって言ってるのに…」

「それが違うんだな~なぁ、ルル?」

「ま、まぁ…」

「今回はマジの仕事だからな!なんと言っても王族さんのお願いごとだからな~」

「王族?は?」

「そうだぜ?めっちゃくちゃ綺麗な王族のお姉様のお頼みごとだからな!」

ベートーさんは、完全に、やる気だ…まぁ、こういう人なのだ、王族とかそういう非日常の事件が起きると、ワクワクしちゃうんだろう…

「王族ねぇ~信じられない…ルルに…で?何を頼まれたわけ?」

「人捜し」

やっと俺の発言の番が回ってきた…と思ったが…

「そうさ!見ろよ…これ!」

ベートーさんはさっきの写真をぺぺリアにみせながら、またしゃべり出した。

「パパうるさいなぁ…通りに全部聞こえるでしょ?」

「はいはい、とにかく見ろよ!ほれほれ!」

「これ?この子を?」

「そうらしいぞ?まぁ…ただのガキだけど…」

「ホントにこの子を?ふ~ん…」

ぺぺリアは、写真を見ながら半信半疑の様子だった。

「て言うかなんでその人王族だって分かったわけ?なになに家の誰々ですって、名乗ったの?」 

「えっ……」

あれ…たしかに…なんで王族だと決めてかかったんだっけ…そういえば…見た目が、すごいだけで別に王族と決まったわけじゃ…上流階級の金持ちってだけかもしれねぇのに…

でも…俺は、ふとあの顔を思い出した。あの顔…やっぱりあの人は…

「たしかになぁ…なんでだっけ?」

「さぁ…たしかに名乗ったりしたわけじゃ…」

「ほらほら…また、パパの早とちりなんじゃないの?」

「ちがうぞ!てか、またって何だ!」

「で?どうすんの?その人からの依頼…どうやって捜すわけ?」

「えっ?」

「だってさ…名前も何も分からないんでしょ?ほら…写真だって…こんな子いっぱいいるわよ?」

「まぁ…そりゃ聞き込むしかねぇよなぁ~」

「うそ~そんなんで見つかるの?その子どこの地区の子かも分からないわけでしょ?」

「とりあえず、知り合いに聞き込んで…それでも分かんなかったら、もう、都ノ局に聞くしかないかな…」

「都ノ局か…」

「はい…多分俺達のためには動いてくれないかもしれないけど…王族の依頼だって言えば…」

「だから…それが分かんないんでしょ?急に都ノ局で、そんなこと言っても誰も信じてくれないわよ…逆に何かされそうだし…」

「あ~あ~、万事休すだな~」

「……」 

「まぁ、頑張れよぉ~あっ、いらっしゃい!って…ピットさんじゃないですか~」

ベートーさんは解決策が出ない話し合いに飽きたのか新しく来た客とのおしゃべりに移動した。

「ッタク…パパったら…」

俺とぺぺリアは、仕方なく奥の薬草部屋に戻っていった…

「にしてもさ、なんであんたなのかね?イヤ…別にあんたのこと馬鹿にしてるわけじゃないんだけどね?だってさ、もしも捜すなら、それこそ偉い魔法使いに頼んだり、都ノ局に言えば全力でしかもすぐにやってくれるだろうに…よりによって下町の、それも魔法使い屋じゃなくて、薬屋のバイト兼魔法使いに頼むのかしら?」

たしかにその通り…頼むにしても俺じゃなくたって、下町にも魔法使いはいるんだ…ちゃんとした…

「なんかあるわよ…きっと…じゃなきゃヘンだもん…」

たしかに何かあるのかもしれない…何か、俺達には手も出せないような裏が…なーんて、考えすぎか…

俺は、そう思いながらポケットからさっきの写真を取り出して、ふと眺めた…

「はぁ~あ…とんでもないお願い受けちまったな~」

「そうよ、なんでいいなんて言ったのよ~まぁ、そりゃね…ホントに王族なら断るわけにもいかないけどさ…」

あれ…なんか…  俺はふと写真の一部に目が止まった…何かに引きつけられるように…

「ちょっと…どうしたの?」

「いや…なんか…この布…」

「布?」

「ああ…この写真の子の布…なんか…」

「なによ、はっきり言ってよ!」

なんてことないただの下町の子供…だけど、その一点だけがまるで別世界のもののように…

「ほら、ここ…ここだけ布が違うだろ?ここだけは綺麗な黄色で…」

「どこよ…」

ぺぺリアは、肩越しに写真を覗き込みんだ、

「もしかして…ここのこと言ってるの?」

ぺぺリアがその黄色の部分を指さした

「あんた…貴族に会っておかしくなったんじゃない?これ、ただの継ぎ接ぎじゃない、こんなの下町の子供の服にならみんなあるわよ」

「でもさ、なんか…ちょっと特別な黄色って言うか…」

「まぁ…多少は綺麗だけど…ていうかそんなの関係ないわよ…だから何って訳でもないし…」

「たしかにね…そうだけど…」

「で?どうするの?」

「え?何が?」

「だから!今から探しに行くの?それとも今日は探しに行かないの?探しに行かないならとげとり最後までやってもらうけど…」

俺はまだ写真の布から目が離せなかった…何か…何か…大切な何かがこの布に隠れている気がする…

「ちょっと!聞いてるの?」

「へ?あっ、聞いてる聞いてる!」

「はぁ…継ぎ接ぎなんかから何も分かんないってば、」

「分かってるよ…それで何?」

俺はやっと目を離してぺぺリアの方を向き直った

「聞いてないじゃない!探しに行くのか、行かないのかって聞いてんの!」

「そ、そんなにおこんなよ~今日は行かないかな…もう暗くなるし…」

ぺぺリアの剣幕に押されて俺は答えた。たぶん、とげとりさせられるけど…

「そう…そっか…その方がいいね、」

ぺぺリアは廊下の端の窓を見つめて言った。外はもう夕暮れ…すぐに暗くなるだろう…

「最近の都は物騒だからね…」

「物騒?」

「知らないの?」

「知らないけど…なんかあったの?」

「はぁ…新聞くらい読みなさいよ…まったく…最近ね、有名貴族とか魔法使いとかが殺されてるのよ…しかも連続で…」

「…ふぅ~ん…」

「ふぅ~ん…じゃないわよ、それでね、その犯人がどうやら自分のことを見た人も殺してるらしくて…だからあんまり夜は外を出歩かない方がいいわよ」

「へぇ…そんなことになってたんだ、」

「何も知らないのね…少しは社会のことにも興味持ちなさいよ?魔法ばっかりやってないで…」

「はいはい、わかってるよ…てか、それって貴族とか魔法使いならさ、王宮の方だろ?俺達は関係なくない?」

「そうだけど…でも、やじゃない?そんなときに外で歩くの…」

「まぁな…」

俺達は夕暮れの日が差し込む廊下を、歩き、また薬草部屋に戻った。

「はぁ、じゃあ明日からは、このとげとりもあたし一人ね~」

ぺぺリアは、薬草の山の前に座りながら、ぼやいた。

「あんたがいないと暇だわ~」

「暇って…ぺぺリアは俺のことこき使ってるだけじゃんか」

「そんなことないわよ!ちゃんと、お話相手としても使ってるし!」

使ってるじゃねぇ~か…

「ほら…とげとり終わらせるぞ…」

「そうね…もう、日が落ちそうだし、それまでに終わらせよ?」

「あぁ…」

俺達二人は目の前にあるヨミノバラのとげを地道に取っていった。黙々と…

「ねぇ、なんか話題ないの~?」

ぺぺリアが、沈黙を破って話しかけてきた。

「話題?」

「ただ黙々とやってるとなんか、全然進んだ気がしないじゃん?なんか話そうよ…」 

「う~ん…今は、やっぱさっきの継ぎ接ぎが気になる…かな」

「はぁ…まだそれ言ってたの?あんた、大丈夫?関係ないってば…」

「分かってるよ…」

俺は思わず手を止めてまた写真をとりだした…何度見てもそこに目が行ってしまう。小さな継ぎ接ぎ、そこだけが何か俺に大切なことを伝えるように輝いて見えた。

「ほら、手が止まってるわよ~」

ぺぺリアは、もう諦めたようにとげを取りながら、言った。

「ああ…」

はぁ…ぺぺリアのため息

「日、落ちちゃったわよ?あ~あ…まだ残ってるのに~」

ぺぺリアは、俺を見ながら言った。

「ッタク…完全にその継ぎ接ぎにとりつかれちゃったわね…」

「そんなこと…」

「いいわよ、もう…何言っても無駄みたいだし、とりあえず屋上の洗濯物取り込むの手伝ってよ、いいでしょ?それくらい…」

ぺぺリアは、薬草を投げ出して立ち上がった、

「ほら。いくよ!」

俺は、どこか心ここにあらずという感じで、写真をしまいながらぺぺリアに付いていった…なぜなんだ、なんでこんなに心があの継ぎ接ぎに引きつけられるんだ?いったいあの継ぎ接ぎがなんだっていうんだ…

ギシギシとおとをたてる階段を上り、小さな木の扉を開けて俺達は屋上に出た…屋上に出てみるとどうやらまだ日は完全には落ちていないようで、うっすらと明るかった。

「はぁ~気持ちい~ずっとトゲとりしてたからな~」

ぺぺリアは屋上を吹き抜ける風に吹かれて気持ちよさそうにのびをした。どことなく、大人っぽくていつも俺のことをからかってるだけだけど…こんな時の笑顔は少しかわいい。な~んてな…何言ってんだよ…俺は…

西に目を向けると、太陽の最後の光が空を照らしていた…

「あっ…日が沈む…」

ぺぺリアは、俺の隣に来て屋上の柵に寄りかかって西の地平線を見た。この家からは運良く太陽の地平線に沈むところが見えるのだ。

「はぁ~綺麗…この時だけはこのうちに産まれてよかったって思うな~」

「大げさだな~」

でも…たしかに、綺麗…しかも、今日は、一段と綺麗に見えた。何か、非日常的な神秘さをまとって…太陽はゆっくりと地平線に…し、ず、ん、だ…




この日没……… 俺の人生の全てが変わった瞬間だった…



えっ………何だよ…これ…頭になにか…

「うっ……」

キーンと耳鳴りのような感覚が日没と同時に、俺を襲った。

「えっ…ちょっちょっと!ルル!大丈夫!?」

俺はぺぺリアのよこでうずくまった…俺の心に、いや、俺の全てに新しい感覚が埋め込まれた…第六感、そうとしか言いようのない感覚…まるで、道しるべのように…

「ルル?な、なに?」

「あっち…」

「えっ?」

俺は震える指で、無意識に感覚の示す方を指していた…

「あっちって……王宮?」

「……!」

顔を上げると…その方向には…王宮が、都の中心として神々しくそびえていた。まさに、俺の感覚はそこを強く強く示していた。

「はぁ、はぁ…あそこ…っつ!」

「ルル!しっかり!待っててパパ呼んでくるから」

「大丈夫…大丈夫、少し慣れて…きた…から…」

「慣れるって…ダメだよ!病気だよ、きっと…今日ずっと変だったのもこのせいだよ…だから、ずっとぼぉーっと……」

「あっ…!」 

俺は、写真を引っ張り出した…そうか、そうだったのか、写真の中の継ぎ接ぎが暗くて見づらい写真の中でもまるで輝いているように俺には見えた、

「この継ぎ接ぎ…」

「ちょっ…まだ言ってるの?ホントにマズいよ…ルル…しっかり…」 

ぺぺリアは、真剣に心配しているようだ…でも、今はその声も届かない。俺の目は継ぎ接ぎから動かなかった、

「やっぱり……」

継ぎ接ぎだったんだ…この黄色…いや、金色…コイツが俺の頭にずっと引っかかっていたのは、このせいだったのか…次第に頭が新しい感覚に慣れてきた…すごい…常にそのありかが俺に語りかけてくるように感じられた。ここだよっと…

俺は、立ち上がって王宮を見つめた。あそこに…この写真の中の人間が、いやもしかしたら、人は関係ないのかもしれない…この継ぎ接ぎは、あそこにあるんだ!

なぜか分からないけど…何かが動き始めた気がする…この仕事、絶対にやってみせる。それに…やれる気がする!ぺぺリアのもはや怯えているとも感じられる様子を横目に…俺は、いつの間にか笑っていた。

すぅ~っと…息を吸って上を見ると夜空がいつにも増してキラキラときらめいているような気がした。


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