第5話事件
-男子視点-
「よし、俺包丁持って来たぜ」
「ナイス!じゃあ俺はクズの下駄箱に手紙入れてくるわ」
「おっけ〜分かったぜ、絶対成功させような!」
授業中
「よし、じゃあここ浅井ここ答えてみろ」
「はい!X=、、、」
「浅井さん可愛いな〜」
男子達が手紙をお互いに送り合っている内容は陰黒を刺す内容
無情にも放課後になってしまう
-陰黒視点-
「ここだよな、なんでこんな所に」
その瞬間陰黒は後ろから刺されてしまった、生温かい感覚と同時に想像を絶する痛みが背中から走ってくる
「はは...やってやったぞ!!てめぇは俺の踏み台になれよ!」
そう男子が告げて走って逃げる
(まずい、これは本当にまずい火事の時の比じゃねぇ)
「ぐっ、うぐ、」
陰黒は激しく吐血する
「だ、誰か頼む」
陰黒は倒れながらも前進し、誰か居ないか見渡す
(クソ、人の気配がない)
「俺は....ここで....死ぬのかな?....浅井...さんにまだ....お礼言えてないな...」
それを言い陰黒は意識を手放した
-浅井視点-
「よっしゃ〜やっと部活できる!」
(陰黒くん大丈夫かな?)
今日はインターバル走、流し、ハードルジャンプ、柔軟、体幹、2キロ走といつもより圧倒的に厳しいメニューになっている。部活が始まるまであと五分そして、浅井は気付くもう5分前なのに陰黒が居ないことにいつも陰黒は最低でも十分前に来ているのにだ
「陰黒くん、どこに行ったんだろう今日は休むって聞いてないのになにか...あったのかな?」
浅井は学校内を探しに行くが、当然見つからない浅井は焦った表情をし額に汗をかき始める。学校内を走り浅井は息が上がる、浅井はその内学校内は諦め学校の外を探し始めた浅井は他の人に陰黒を知らないかを聞いて回るが、誰も陰黒は見てないと言うただ家に帰ったという可能性もあったがこの時浅井は妙な嫌な予感が立っていた、そして探し始めて20分以上が経ったその時浅井は見つけてしまった、体育館裏で血だらけで倒れている陰黒を
「陰....黒...くん?う...そ..だよね?」
問いかけるが陰黒から返事がない
「嫌だ!嫌だよ!!陰黒くん!戻って来て!」
浅井は泣きながらも心臓マッサージをし始めるが、焦り過ぎた浅井は全く力が入らなかった
「誰か!お願い!陰黒くんを助けてぇぇえ!」
浅井が必死の形相で叫ぶそして、その叫びを聞いて教員複数人が駆けつけて来る
「おい!陰黒しっかりしろ!!」
教員が必死の形相で心臓マッサージをし始める
「田中先生!止血とAEDと救急車を!!」
教員が適切な判断を下す
「分かりました!」
数分後AEDが持って来られ止血もされる救急車が来るまで5分
AED「体から離れてください」
AEDからアナウンスが告げられ教員は陰黒から少し離れる、次の瞬間陰黒の体に電気が流れる
「う..ぁ...」
「陰黒くん!」
浅井が陰黒の息が微かに戻ったことに少し安堵する
「救急隊員到着しました!どのかたが」
救急隊員が到着する
「こっちです!」
陰黒は救急車に乗せられ病院に行く、付き添いは教員達が行き浅井は警察などに聞き取りをされ、発見した時の状況などを浅井は覚えてる限りに説明をした。現場検証の結果事件性100%を判断されたが、犯人である男子は刺す時手袋をつけていて監視カメラもないため犯人を見つけるのは困難している
(陰黒くんお願い、生きて神様お願いします陰黒くんを助けてください)
数日が経ったが陰黒の意識がまだ戻らない状況、医者曰くいつ死んでもおかしくない状況一切油断がならない。学校では陰黒が刺されたことが学校中に広まった、その間浅井はほぼ毎日陰黒のお見舞いに行っていた意識がない陰黒にその日の出来事を話していた
「陰黒くん今日はね比較的楽でジョグと流しと種目練一時間と柔軟、体幹があったんだよ。いつもさ陰黒くんが準備してくれるから分かんなかったけどね、準備って大変なんだよねいつも陰黒くんいつもありがとうね。どう?明日の部活来れそうかな?」
その言葉を言った瞬間浅井は泣き始める
「お願い、陰黒くん戻って来て陰黒くんが居ないと私寂しいよ。友達も慰めてくれるけど、やっぱり陰黒くんが一番安心できるんだよ、、でもね犯人のことは任せてね一つの証拠見つけたから」
そう言い浅井はポケットから男子2人が授業中に手紙を送り合っていた手紙を取り出した
「この筆記を調べたら犯人が分かるはず、一体誰が陰黒くんをこんなのに、、絶対見つけてみせるからね陰黒くん」
そして翌日浅井は行動を始める