第2話虐めの始まり
俺はある日マネージャーとして準備をしていた今日はテンポ走、縄跳び、100mハードル折り返しがあるからあらかじめに準備をしないと時間が無くなってしまう冬期練習は準備が大変なんだなと実感する。そして準備をしていると扉が開いた
「おぉ陰黒くんじゃん準備ありがとうね私も手伝うよ!」
扉を開けた人物はそう朝から元気な浅井さんだ
「ありがとう浅井さん助かるよ」
正直冬期の準備は忙しい猫の手も借りたいってやつだ。
「良いよ良いよ準備大変でしょ?」
「まぁ大変ですね」
朝からホント元気良いな浅井さんは
「あ、うわ!?」
「浅井さん!?」
浅井さんは部室についている砂で滑ってしまったようだ
俺は支えようとしたが虚しく間に合わず
「うわ、いてて」
浅井さんは足を捻挫してしまったらしい
「浅井さん大丈夫!?ごめん支えようとしたけど間に合わず」
「ぜ、全然大丈夫だよ」
浅井さんはあと少しで大会だったはずだ捻挫してしまったら出られない
「でも浅井さんあと少しで大会が」
「う、うんそうだね今回の大会は欠場かな〜」
っと苦笑いをしながら言う浅井さんだが俺は分かる浅井さんは笑顔で誤魔化してると本当は大会に出たかったはず
「と、とりあえず保健室行こっか」
「そうだね」
俺と浅井さんは保健室に行き浅井さんの足の状態を診てもらった。治るのに数週間は必要と言われたその間部活は禁止にもそして浅井さんは早退した。
「おい陰黒」
男子が俺に言い寄ってくる
「な、なに?」
「お前なんで浅井さん支えなかったんだよ!?」
っと男子は俺に殴った
「てめぇなんか陸上部の恥だ二度とその面見せんな!」
っと色々な男子から蹴られ全員暴言を言い立ち去った
翌日学校に行き下駄箱を開けると俺の上履きはなかった
「クソ、どこに」
俺が探すとゴミ箱に入っており赤いマジックで死ねやクズなどが書かれていた
そして車椅子に乗った浅井さんを見つけた。浅井さんもこっちに気付いたらしく車椅子で向かってくる
「陰黒くん〜」
その瞬間
「浅井さん大丈夫足?何か手伝えることある?」
っと他の男子が妨げ俺から浅井さんを遠ざける
「う、うん大丈夫だよ今は特にやることはないかな」
っと驚きながら言う
俺は仕方なく教室に行く
「おっ皆さん〜!クズが来ましたよ〜」
っと男子が言う
「え、えと」
「お前なんで学校来んの?さっさと辞めろや」
「そうだよな皆もそう思うよな!」
そしたらや〜め〜ろ〜っとコールが始まる
「学校来んなや!」
っと俺は当然のように殴られる
そして先生が来る
「どうした陰黒その顔は」
俺が言おうとしたら
「先生!こいつ自分で転けただけで〜すだから心配しなくて良いで〜す」
っと勝手に言い始める男子
「そ、そうかそれなら良いんだが本当か?」
-浅井視点-
足捻挫しちゃったな〜大会近かったけど仕方ないね出たかったな〜大会陰黒くんは必死に助けようとしてくれたな〜ちゃんとお礼言わないとあっ陰黒くんだ
「陰黒くん〜」
でも
「浅井さん大丈夫足?何か手伝えることある?」
っと他の男子が言った
「う、うん大丈夫だよ今は特にやることはないかな」
陰黒くんと話したいのに
あっでも陰黒くん教室行っちゃったな
-男子視点-
よっしゃ!浅井さんを捻挫させることに成功したぜ!
俺は捻挫させる為に部室に砂をあらかじめに撒いておいたんだ。これで俺が浅井さんを色々手伝ったら付き合えるかもしれないぜ!あっでも陰黒が邪魔だなとりあえず虐めて不登校にさせるか
「おいお前ら」
俺は男子達に言う
「どうした?」
「陰黒が浅井さんが転けたのに一切支えようとしなかったんだぜ」
こうすれば男子達は陰黒を虐めるようになる
「まじかよあいつ皆でやろうぜ」
こんな風に陰黒人向への虐めは始まった
「今日もどうせ殴られるか蹴られるんだろうな」
二週間ぐらい経ったかまだ虐めは続いてる
浅井さんの様子を確認しに行こうとすると毎回男子達に「クズが浅井さんに会いに行こうとするな!」っと殴られる火傷の痕に加え殴られた痕もつくもうどれがどの痕か分からない
「なんでこんなことに」
-浅井視点-
最近陰黒くんと会ってないな陰黒くんと会おうとすると他の男子が来て話しかけられるしなんでなんだろう、久しぶりに会いたいなあれ?あれは陰黒くんやった!久しぶりに話せる
だけど私は話しかけようとしたけど声が出なかった。なぜなら陰黒くんの頬に痣ができていたから
「な、なにあれ陰黒くん一体なにが」