表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙宅配便カンパニー「ミゥ」!  作者: いのそらん
1部
1/94

プロローグ

◆登場人物


社長       :カレン・ホールデイズ

経理担当取締役  :伊那笠 舞

運送       :ミゥ 

メンテナンス・雑用:江藤徹

依頼人の少女   :チャイ


◆それぞれの容姿


カレン・・・金髪、アダルト、タイトなスーツ、ナイスバディ系 24歳

舞・・・黒髪、ロング、清楚な雰囲気、お嬢様系 24歳

ミゥ・・・PSU 人型少女タイプキャスト、ちょっとロリ目 人間でいえば18

徹・・・黒髪、牛乳ビン底メガネ 背低い、小太り 24さいぐらい

チャイ・・・茶髪、東南アジア系(タイ系がイメージ)、12歳

プロローグ


「緊急事態発生!緊急事態発生!」

 その声は、コロニーシュワーツ方面ギガスペースライン管理ステーションの中に突然鳴り響いた。


「繰り返す。緊急事態発生!警備隊の出動を請う」

 2回目の復唱で、ようやくその報を伝えた管制官の要請に応える通信がモニターに入った。


「こちらGライン警備隊チーフ、ミハエルだ」

 モニターに写った、髭面の男はそう伝えた。


「ミハエルさん・・・」

 モニターの前の管制官はそうつぶやくと、少しだけほっとしたように息を吐いた。


「緊急事態の報は誤報ではないのだな?」

 ミハエルと呼ばれた男は問いただした。現実にもどった管制官は状況の説明にはいった。


「誤報ではありません。ただいま伊那笠財閥所属の行き先、目的とも不明の宇宙船?がステーションのギガスペースライン突入のためのゲートを強行突破しました」

 心なし余裕が見て取れていたミハエルの顔から笑みが消えた。


「な、なんだと?そ、そんなことが・・・・」

「事実です」

「宇宙船?の?はなんだ?それ以外に何がここを強行突破できるんだ?」

「は、はぁ・・・それは・・・」

 管制官は、急に言いよどむ。


「はっきりしろ」

 そういいながら、ミハエルは自分の部下たちにも的確な指示を与え始めていた。警備隊の要請があってから2分後。すでに第一陣がステーションのドックから出動を始めていた。


「隊長・・・」

 管制官がようやく声を出す。


「私ももう出撃する。突破したのは何なんだ?」

 ミハエルの声に厳しさが増す。


「は、はい。極めて小型の宇宙船とでもいいましょうか・・・・そもそも宇宙船なのかも定かでは・・・」

「うーむ。形状の特徴を伝えてくれ」

「は。はあ。前に円形のものが・・・いや、うーん。なんと伝えたらいいのか・・・」

 管制官の返答に精彩がない。


「見たまま伝えてくれ。こちらも出る」

「えーと。。。きのこです」

「なんだ?」

 一瞬の静寂が流れる。


「だから、きのこなんです。宇宙を飛ぶきのこなんです!!!」

「・・・・わかった。その宇宙きのこのライン突入を未然に防ぐミッションを開始する。他船舶の一時ゲート内進入を制限してくれ」

「了解しました。健闘をいの・・・」

 管制官の声が途絶える。


「おい、どうしたんだ?」

 ミハエルが叫ぶ。


「歌です。歌が聞こえます」

「歌だと?」

「はい。例のきのこは歌っています。こちらかの通信要請に歌が戻ってきています」

 ミハエルはゆっくりと深呼吸をするして通信を終了すると、ドックを離れた。 

読んでいただきありがとうございます。

続きも推敲が終わり次第アップしていきます。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ