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再開いたします!

定期的に更新します(*´ー`*)


特に寄り道せずに来た道を戻る。


「寄り道なんてしなくても、凄く新鮮で楽しいな」


………「きゅい」という返事がないと寂しいな。

あ…。契約した魔物について聞き忘れた。ハゼさんが教えてくれると言っていたがギルドでも聞こうと思っていたんだが…。


「あのっ」


ハゼさんに色々教えて貰った後、依頼を受けてみようか? それとも今日は早めに休もうか。


「あのっ! 少しいいですか!?」


ラピスが疲れているようなら今日は俺も休むか。


「聞こえてますか!?」


「うおっ!?」


耳元で大声がして驚いてそちらを見ると、魔導椅子に乗った女性が並走していた。


………綺麗な青髪だな。うむ。可愛い。


「やっと気づいてくれました…。少しお話いいですか?」


逆ナン…ではないよな。


「いいですよ。どうされました?」


「さっき北の門から来ましたよね…?」


「ええ」


見ていたのかな?


「北の方ってどうなってますか? 魔物の種類とか数とか…」


「えーっと、何故です?」


「私冒険者で…あっ。すみません。私セラフィと申します! ランクⅡの冒険者です!」


「ヒロミです」


「珍しい響きのお名前ですね?」


「そうですか? それで…?」


「あ、はい! 北の海で稼げるのかな、と…稼げるなら情報を売って欲しいなと…」


「?? よくわからないですが…それとさっき冒険者登録したばかりなので稼げる稼げないっていうのはわかりませんよ」


稼げる。といえばサメが売れるか聞くのを忘れたな…。もう一度戻るのもなんだし…ハゼさんに見てもらおう。


「あ…そうなんですか」


あからさまにガッカリされた。解せぬ。だが可愛いから許そう。


「説明してもらっても?」


「あ、はい。そうですね。まず、流氷地帯の方は街の近くだとあまりお金になる魔物もいないです。小さな物はいるので獲りに行く人はいるのですがやはり南の方に行ったほうがいいんです。それで、流氷地帯は、奥に行くと強い魔物がいるのですが、かなり厄介な魔物や相当強い魔物がいるらしく…指定の依頼がないと早々誰も行きません。だから彼方に冒険者が行くことはほとんどないんです!」


うん? 何が言いたいんだ?


つか強い魔物ってサメ? サメもこの世界駆け出しの俺が倒せるくらいだしな…。


「それでですね。ヒロミさんが北から来たのを見かけて。強い魔物の縄張りまで行かなくても、何か儲けになるものがあるのかな! って思って声をかけたんですが…」


「南の方に行けばいいだけでは? わざわざ実りの薄い北の情報を買うこともないと思うんですが…」


「あ、いえ…あのあの…」


ん? 俯いてしまった。聞かない方が良かったか。


「言い難いなら言わなくて大丈夫ですよ。それと北は確かに小さい魚…魔物ばかりでしたね。貝類や小魚類はたくさんいましたが」


流氷地帯まで行けばサメがいたが、流石に遠いだろう。


「やっぱりそうですか…わかりました! あのあの…少ないですがこれ、情報のお礼です」


そう言って銅貨を差し出してきた。


「いや、大丈夫ですよ。望む情報ではなかったみたいですし」


情報を提供したつもりすらないし? というか俺が情報もらったような物だしな。


「いえ! こういうことはちゃんとしないとダメです! 私から情報が欲しいと話しかけて、望む望まないに限らず求めた北の海の情報はもらったので!それにほんの気持ちなので!」


「可愛いし…良い子だな…」


「へ!?」


あ、やべ。口に出てた。


「気にしないでくれ。んじゃ有り難く貰っとくよ」


ささっと受け取って反転して逃げるように去る。


初対面で面と向かって可愛いとか良い子とか口に出すとか…アホか。恥ずいし!


しかも最後にまた、普通に話してしまった。丁寧に話そう! なんて思ってもすぐ剥がれるんだよなぁ…上司には…うむ。プライベートだと社長以外にはなんちゃって敬語くらいで割と適当に話してたな。


「まあ良いか。冒険者ってガサツなイメージあるし…セラフィさんを見たらガサツなイメージが少し薄れたけどな」


「なあにぶつくさひとりで喋ってんだあ?」


「うおっ」


いつのまにか北の門…アーチに戻ってきていた。門ではないんだよなあ…扉ないし。門…アーチ……北口でいいか。


「ハゼさんただいま戻りました」


「きゅいっ!」


「ラピスもただいま」


「ああ。それと俺にも敬語じゃなくていいぞ?」


あら。聞こえてました?


「気を遣わせたな…。まあ有り難くそうさせてもらうよ」


「おう。それで? 登録はできたか?」


「出来たぞ。嫌味ったらしいやつにしてもらった」


「ふはっ! それってリアスだろう?」


「知り合いか? ハゼさんのこと知ってたみたいだが」


「まあ俺のことはこっち側のやつなら大抵知ってるんじゃないか? かれこれ二十年くらいここの入り口で検問してるしな」


「ハゼさんがずっと一人で?」


「いんや。たまに他のやつに代わってもらうな。まあほぼ俺だ。まあリアスのやつのことも含めて色々話してやる」


「お願いします」


まず金銭。銅貨、銀貨、金貨の三種類。

ここでまず俺は躓いた。海の中で金属の硬貨って錆びねーの? と。


「お前洗浄の魔法も使えねーのか?」


って言われたが。洗浄魔法は文字通り物を洗浄するらしい。人体にも使えるらしい。効果は対象表面に付着した物を綺麗にするようだ。


ちなみに神殿で祈ると余程不信心でない限り、才能とかは関係なく誰でも取得できるらしい。


洗浄魔法の他にも解体魔法とか生活魔法というのは簡単に取得できるようだ。適性のない人間はそうそういないらしい。

それなら転生時に使えるようにしておいてほしかった。と思ったが、神の都合なんてわからんからなにか理由があるんだろう。


「おめぇ…本当何も知らないんだなあ…まあ基本的なことだけ教えるぞ」 


「すまん…」


お金に関しては海水に濡れたら、もしくは錆びたら洗浄魔法で綺麗にすれば問題ないようだ。


あとは冒険者の心得や種族差別をしないこと、地上でも同じ硬貨があるらしいこと。更にこの街での常識なども教わった。


それとここは街ではなく国だと言われた。首都みたいなものかと思ったがここ以外にこの国に属する街はない。いや、あるにはあるが、それはこの国の上にある港町一つ。それもこのコーラル王国と地上のマルティ公国の共同管理の街らしい。



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