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0.前小説のあらすじ

「あなたにこの弁当を食べさせるまで!」の続編です。

よろしくお願い致します。

***前小説『あなたにこの弁当を食べさせるまで!』の概略***


【第一章 学園一のイケメン御曹司をGETせよ!乙女の疾走編】


主人公は高校一年生の少女・天辺美園(あまべみその)


彼女の通う学校は『慈円多(じえんた)学園』。

学校のモットーは『女子たるもの、野獣であれ!』

全女性の地位向上と生活安定のため、日夜『肉食系女子』を育成するための教育を行っている。


この慈円多学園に男子生徒は、テストの成績以外に

「イケメン、金持ち、スポーツ万能、天才、由緒ある家柄」

の最低2つはクリアしないと入学できない。


そしてこの学園には


【男子生徒は女生徒の手作り弁当を十日間連続で食べた場合、その女生徒と結婚を前提に付き合わねばならない】


という鉄の校則が存在する。



そのイケメンで金持ちで才能溢れる男子生徒が集う慈円多学園の中でも、

特に人気があり全校女生徒の憧れの的である男子五人は

『ファイブ・プリンス』と呼ばれている。


美園は入学式の日に、偶然から全校女生徒の憧れの的である「ファイブ・プリンス」のリーダー・赤御門凛音(せきみかどりおん)に出会い、一目惚れする。


だが慈円多学園で実際に権力を持っているのは、学園のトップ美女七人『セブン・シスターズ』だ。

彼女らはいずれ劣らぬ絶世の美女であり、学校外でもモデルや女優などとして活躍している。

そして彼女らの家は、いずれも日本でも有数の資産家だった。

セブン・シスターズは『真・生徒会』を結成し、学園を表裏どちらからも支配していた。


美園は憧れの赤御門凛音に弁当を食べてもらうために、毎日知恵を絞り、奔走する。

だが様々な妨害やライバルの出現により、その望みは中々達成されない。


いつも食べてもらえない弁当は、幼馴染の男子・中上兵太(なかがみひょうた)に三百円で売っている。

しかしその状況と兵太の無神経な発言が、いつも美園を苛立たせる。


「イケメンで大金持ちの御曹司の婚約者」という地位をかけて、

美園は日々『赤御門凛音へのお弁当お届けレース』に挑戦していた。


だがライバル達も強力だった。

セブン・シスターズのリーダーであり学園の女王である雲取麗華(くもとりれいか)

セブン・シスターズNo2の天女梨々花(あまめりりか)

セブン・シスターズNo3で陸上部のエース・咲藤(さくふじ)ミラン。

同じ新入生でも『中学時代からコスプレ・ネットアイドル』として人気のある美少女・渋水理穂(しぶみずりほ)


いずれも一筋縄では行かない強敵たち。

そんな中、美園は自慢の俊足と料理の腕、そして持ち前の気の強さと渡り合っていく。


しかしそんな中、幼馴染の中上兵太に思いを寄せる少女がいた。

川上純子。

おとなしい彼女に、美園は最初「兵太もモテるから、積極的にアタックすべき」と言ってしまう。

その後、中上兵太は川上純子と一緒にお弁当を食べるようになった。

寂しさを感じる美園。

そして川上純子と中上兵太の婚約が確定となってしまう十回目のお弁当の時、

ついに美園は兵太に「自分の弁当を食べて欲しい」と告白する。

こうして美園は幼馴染の兵太と付き合う事になった。



【第二章 新たなる戦い?少女野獣編】


 だがこれでは気が収まらなかった川上純子は、美園の再戦を挑んできた。

しかしある日、兵太が美園とのデートの約束をドタキャンし、川上純子と会っていた事を知り、

美園は兵太と別れる事を決心する。


 そんな頃、美園は渋水理穂の親衛隊の男十人に襲われてしまう。

危ない所を助けてくれたのは『ファイブ・プリンス』No3で剣道部主将の紫光院涼(しこういんりょう)だった。

「どの女子の弁当も受け取らない」「氷の貴公子」と呼ばれる紫光院と急速に仲を深める美園。

 紫光院は美園の料理の腕を見込んで

「子供の頃に、母親が弁当に入れてくれた料理を再現して欲しい」

と頼む。


 だが『ファイブ・プリンスへのお弁当お届け』は、公平に実施されるべきという真・生徒会の意見により、

「紫光院涼の思い出弁当作成」は、他女子も含んだ料理対決となってしまう。

辛くも勝利した美園だが、セブン・シスターズの一人・菖蒲浦(しょうぶうら)あやめの紫光院涼への思いの深さと配慮深さを知り、

「自分が勝ったとは思えない」と言って身を引く。


 次に美園が呼び出されたのは女子陸上部。

以前に美園が『赤御門凛音へのお弁当お届けレース』に勝つために仕掛けた罠で、セブン・シスターズNo3の

咲藤ミランがケガをしており、400m×4リレーに出られなくなったと言うのだ。

咲藤ミランに「自分の代わりに美園にリレー大会に出て欲しい」と言われ、美園は仕方なく承諾する。

この一件で、美園は咲藤ミランや女子陸上部の連中と仲が良くなる。


 七月に入った頃、新聞部で学園の情報通であり、親友でもある如月七海(きさらぎななみ)と一緒に、富士急ハイランドに行く事になった。

しかしその日は、幼馴染の中上兵太と川上純子も富士急ハイランドでデートに行っていた。

何とか二人の目から隠れながら、一日を過ごす美園と七海。

だが夜になって、二人は川上純子が兵太に「帰りたくない」と言っているのを聞いてしまう。

兵太と川上純子がキスしそうになる直前、七海の機転により

「美園が病気で家で一人で寝ており、兵太に会いたがっている」

というメールが送られる。

 これにより兵太は川上純子を置いて、美園の家に向かう。

美園もギリギリで家に戻り、兵太と気持ちを通じ合わせる事に成功した。



【第三章 仁義無き戦い!少女戦国編】


 美園は幼馴染の中上兵太との交際を再開した。

だがすぐに夏休みに入り、部活動に忙しい兵太とは中々会えない。


 そんな中、雑誌でも紹介されているお洒落なパン屋でバイトしたり、

兵太と花火大会デートに行くが兵太の所属するバスケ部の連中と出会ったり、

女子陸上部の夏合宿に飛び入り参加させてもらったり、

夏休み明けの定期試験で苦手な理系科目を紫光院涼に教えてもらったりと、

様々なイベントが発生するが、兵太と美園は会わないがならも交際を続けていた。


 だがそんな中、兵太は『美園の宿敵』である渋水理穂と、偶然から知り合い、仲良くなる。

しかし美園も兵太も渋水も、自分以外の二人の関係を知らなかった。


 秋になり慈円多学園で学園祭が行われる。

ここでも美園と渋水理穂は争いになる。

しかも今度はクラス全体の戦い「模擬店売上勝負」だ。

「絶対に負けられない戦い!」と意気込むクラスの女子。

親友の七海は、宣伝用に『Hなナースの衣装』を美園に着せて、「校内でのビラ配り」を命じる。

 恥ずかしさを我慢してビラ配りを続けた結果、美園本人も予想外な事に

『慈円多学園人気ランキング』で人気ランキングに同率7位に入ってしまう。

これは『次期セブン・シスターズ候補』になるのと同じ意味だった。


 そのすぐ後に、慈円多学園女子にとって最大の戦いである体育祭の『女子騎馬戦』が催される。

これは

『海外旅行や一流ブランド品』などの超豪華賞品が与えられるだけでなく、

『既に結婚前提となったカップルを、白紙に戻す権利』

が抽選で与えられるため、

既に兵太と交際中である美園にとっては脅威だった。

 またセブン・シスターズにとっても、自分達の権力と勢力を維持または拡大するために、重要な戦いであった。

 美園は、咲藤ミラン、菖蒲裏あやめと組んで、学園の女王である雲取麗華と渋水理穂の巨大連合に立ち向かう。

互いに謀略と駆け引きを張り巡らせるが、学園の女王である雲取達には敵わず、美園達は劣勢に追い込まれる。

だが最後は美園の見事な戦略により、雲取と渋水の女王軍を打ち破ることに成功する。


 こうして美園は、周囲からも名実共に

『咲藤ミランの後を引き継ぐ、次期セブン・シスターズの一人』と見られるようになって行く。

だが美園自身は「兵太と二人で静かな学園生活を送りたい」と願うようになる。

本日、午後十時くらいに、「第一話」を投稿する予定です。

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