第８話
「空軍も海軍もブッ潰して、俺らもうメチャ強いよな」
三人は陸軍を無視して、鬼ヶ島に向かおうと決意しました。
「ってコラ、ちょっと待たんかい」
そこに陸軍長、犬のウォルフが現れました。
「貴様は可愛い我が息子を殺した・・・許せぬ」
「ん？あーお前、いつか俺が一刀両断した犬の親か！」
「（うわー何かすっげーどーでもいー伏線出てきたな・・・）」
ウォルフは遠吠えしました。するとどこからか仲間が現れました。
「行け！炎帝、雷皇、水君」
「（またポケモンネタ・・・）」
「ここは俺に任せろ」
リンゴ太郎は単身、炎帝の前に向かいました。
そして水君を挑発しました。
「お前のチンチン短小包茎！」
「（何だあの挑発・・・）」
怒った水君は水を発射し、リンゴ太郎はそれを避けました。
水は炎帝に当たり、炎帝は倒れました。
そして今度は水君の前に向かい、雷皇を挑発しました。
「お前のチンチン何かイボイボができてる！」
「（チンコネタしか無いのか・・・）」
怒った雷皇は雷を発し、リンゴ太郎はそれを避けました。
雷は水君に当たり、水君は倒れました。
「おいランディ、いつもの頼むぜ」
「え？いつものって何だ？まっまさかアレをこんな所でヤれってのか！？」
「ちっ違う、あんな過激なコトここでできるかっ！」
どうやら彼らには人に見せれぬ秘密があるようです。
「砂嵐だよバ家畜！」
「（家畜からレベルアップしてる・・・）」
ピュアなハートを傷付けられたランディは、砂嵐をいつもより余計に起こしました。
雷皇の雷の威力が半減しました。
そしてリンゴ太郎は戸惑う雷皇を一刀両断しました。
「今日の俺カッコ良すぎィィィッ」
「なかなかやるな、小僧」
遂にウォルフが前に出ました。
「てめえ、ウォルフってパソコンで打ちにくいんだよっ！」
訳のわからない怒りでした。
「我が名ウォルフはwolfの意！そして狼とは大神の意！『神風』を食らえ！」
「おいおいそれはちょっと無理があるだろ」
次の瞬間には、三人の体は血まみれになっていました。
「やっと馬刺しが食える！」
リンゴ太郎はランディに飛び付きました。
「ちょっ今はそれどころじゃないだろ！」
「大丈夫だ、このバトルにはな・・・必勝法があるんだ」
気分は秋山深一でした。
「うおおおお〜・・・！」
リンゴ太郎は再び単身、突撃しました。
「お手っ！」
そして反射的に手を出してしまったウォルフは一刀両断されました。
「アホしかいないのか〜っ！？」
「どーでもいーけど、ウォルフとフィレバルドの名前には一応意味があったんだな」
「ダンカンには意味は無いらしいな」
「まー適当な捨てキャラだったんだろうな」
死んだ後も哀れな猿でした。
遂に全てのボスを倒した一行。
残るは桃太郎と、参謀ゴンザレスのみです。
そして今回も全く出番が無かったガンツは、一人イジけていました。
「（オラの存在意義って・・・）」
