第7話
空軍を壊滅させたリンゴ太郎達。今度は海軍を潰そうと企みます。
「このナレーション何気に口悪いよな」
「コラコラそうやって裏方を語り始めたら終わりだぞ」
「あの、第2話から裏方語ってますよ」
相変わらずカスばかりでした。
「(やっぱ口悪ぃ)」
空軍基地を占拠した一行は、飛空挺に乗り込みます。
「最初に空軍を潰したのは正解だったな」
「しかしありがたみが無いなぁ、こんなに早く飛空挺なんて」
とりあえず、人と馬と鬼の乗る飛空挺とは不気味な光景でした。
「いっけービュンビュン丸!」
「それ飛空挺の名前!?ダサッ!」
リンゴ太郎は昔の事を思い出していました。
「飛ばせ」と叫んだら、車のスピードが上がった事がありました。
あの時リンゴ太郎は「車が俺の言う事聞いた」と思い込んでいましたが、実際はおじいさんが黙ってアクセルを踏んでいたのです。
「(ジィさん・・・)」
今思えばこの時のおじいさんの優しさから、彼の性格はワガママになってしまったのです。
「どーでもいーけどこの回想ストーリーに関係無いよな!」
そうこれはただの作者の少年時代の実話です。
ビュンビュン丸は海軍のアジト、猿海へと辿り着きました。
「この飛空挺の名前それで確定なんだ!」
「猿海か・・・某映画と間違えやすい名前の海だな」
「とりあえず、どうやって海軍基地に行くんです?ここは岸、基地は沖ですよ」
「説明口調ご苦労。船を調達するぞ」
「おいおまいら」
「(2ちゃんねらー!?)」
そこに、海賊風の男が現れました。
「俺の名は海賊王ゴールド・」
「ロジャーか!?」
「ゴールド・タマタマだ」
「下ネタしか無いのかーっ!」
「で、その海賊王がここで何してるんだ?」
「黄昏てた」
「で、俺達に何の用だ?」
「暇だったから声かけてみた」
リンゴ太郎はゴールド・タマタマを一刀両断しました。
「よしコイツの船に乗り込め!」
そして基地へと突入しました。
「ダンカン隊長!何か変な奴らが突っ込んで来ます!」
「何ぃ?」
海軍の長、猿のダンカンです。
「この猿山は俺のものじゃあーっ!」
対するは、猿並の馬鹿・リンゴ太郎達です。
「馬鹿共め!食らえ!」
ダンカンは津波を引き起こし、ゴールド・タマタマの船にぶつけました。
「うおっ!」
三人はバランスを崩し、海に落ちました。
「ウキーッ!とどめを刺してくれるわ!」
ダンカンは海に飛び込みました。
「馬鹿め!」
船にしがみ付いていたリンゴ太郎達は、一気に船の上に上がりました。
「何っ!?」
そしてガンツのメテオプラズマによって、水中のダンカンは感電死しました。
「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ・・・ぎゃはははっおならプー」
「何だ最後の言葉は・・・?」
「よく覚えときなランディ、奴の最後の言葉は、おならプーだぜ」
「だから何なんだそれは・・・」
「下ネタしか無いんですか!」
「とにかく、これが兵法ってヤツさ。ヘイホーヘイホー♪」
「(ウザッ)しかしやるなあリンゴ太郎」
残りの鬼共はアッサリ倒し、一行は陸へと戻りました。