最終話
遂に最終回です。
暇人作者の自己満足も、これで幕を閉じます。
「俺の小話『半ケツ物語』を聞きやがれ!」
「いやそれ必要なの!?」
リンゴ太郎は桃太郎に突撃しました。
桃太郎はその攻撃を片手で受け止め、弾き返しました。
「やっぱコイツは格が違う!強すぎるぜ」
「いつものアホ攻撃でどーにかならないのか!?」
「破ッ!」
桃太郎は左手に闇の力を集め、放出しました。
「ぐはっ!」
それは見事にリンゴ太郎に命中しました。
「・・・!リンゴ太郎、お前!」
ランディはある事に気付きました。
「ヅラだったのか!」
リンゴ太郎は見事にハゲていました。
今の攻撃で落ちたヅラが、そこにはありました。
「バレたか・・・」
リンゴ太郎は言いました。
「何かとストレスの多い社会だ。こうなっちまった」
ランディは言いました。
「だ、大丈夫だ誰にも言わんから!」
リンゴ太郎は全ての力を解放しました。
「俺の頭を見た者は、誰だろうと許さん!」
リンゴ太郎は大爆発を引き起こしました。
ランディは気絶しました。
桃太郎はマントでそれを防ぎました。
しかし、頭から落ちたヅラがそこにはありました。
「お、お前も・・・!?」
「当然だ。貴様らは同じ者・・・私が作ったのだからな」
そこに、ハゲた悪魔が現れました。
「私は悪魔デスハザード。かつて悪魔を生み出し桃に詰めて送り、次はリンゴの木の近くに捨てた」
衝撃の新事実でした。
「またくだらん伏線を・・・」
「ちなみにゴンザレスは私の部下だ。桃太郎、お前は見事闇の力を得たのだ」
桃太郎も、驚きを隠せない様子でした。
「さぁ桃太郎よ、闇の力を得なかったその出来損ないを、早く殺すのだ」
「ふざけるな!」
桃太郎は言い放ちました。
「私は悪魔の良い様に操られていたのか・・・畜生!」
「なぁ桃太郎」
リンゴ太郎は言いました。
「お前の仲間達を殺した罪を、俺は一生をかけて償う」
「貴様、何を言っている?」
「お前はお前が殺した奴らに、一生をかけて償えよ」
「貴様・・・」
「協力してあのハゲを倒して、平和な世界を創ろうぜ」
ここは馬とハゲ三人がいるという、異様な光景でした。
「フン・・・悪魔の思惑通りとなるよりはマシか」
二人はデスハザードに切りかかりました。
「えっえっまさかそんなアホな!?・・・ぐはっ!」
こうして悪魔デスハザードは倒れました。
ランディは変な夢を見ているようでした。
「あああっ三本はキツイ!三本はキツイって!」
「いーかげん目覚ませバ家畜!」
「桃太郎、お前だって仲間を大事にする心を持ってる。ジィさんやバァさんだって大切だろ」
「・・・」
「二人とも鬼に傷付けられたんだ。そんなのはお前が望んでる事じゃないだろ」
「何だと・・・」
「世界征服なんか止めて、一緒に帰ろうぜ。二人ともお前の帰りを待ってる」
その頃おじいさんはパチンコに出かけ、おばあさんはワラ人形で桃太郎を殺そうとしていました。
「フン・・・私は、私の思う様にするだけだ。こんな世界、征服する価値はもう無い」
こうしてリンゴ太郎はまんまと英雄になり、桃太郎は家へと帰りました。
ランディは思いました。
「(最後まで適当なストーリーだったな・・・)」
完