Act.7 神々の祝福
天界にある天空庭園。
そこは地上界でいうところの空に浮かぶ小島に、緑が生い茂り、季節問わず多くの花々が咲き乱れた場所だ。
その庭園に設けられた東屋の長椅子に、一人の女神が腰かけていた。
彼女は『愛の女神』。天界で第三位の神格にあたる高位の女神だった。人間でいえば二十歳を過ぎたほどの年齢に見え、美しく柔和な顔立ち、ピンクゴールドの髪が足首まで伸ばされ、困惑したシアンの色の瞳は、手の内にあるものを見下ろす。
「さて、どうしたものかしら。」
そう女神は呟き、掌のすぐ上で浮かぶ、こぶし大の白い光の玉……一人の少女の魂に話しかけたが、その返答はない。
(まさか、『あちら』の魂を持ってきてしまうなんて……)
そう女神は内心途方にくれつつ、さきほどのことを思い出す。
それは偶然だった。偶然、己の管理する世界とは別の世界の悲鳴が聞こえたのだ。
過去、何度か強い気持ちが己に届いたことはあった。だがその声は曖昧な上微かなもので、女神はなにも行動を起こさなかった。大抵ほかの神々が、行動を起こしているからだ。
だがその悲鳴ははっきりと聞こえた。そしてその声の主は擦れるような声で願った。
『ただ、普通に、幸せに、なりたかった ……だけ、なの……』
その切実な願いに、女神は動かされた。
女神はまずその魂の居所を探す。
この世界とは別の世界。その世界の地球という星のとある国のとある島国、その悲鳴の主は死を迎えていた。その魂が管理者の元へ向かおうとするところを、つい手を伸ばししまった。
「ですが、どうしてもほっておけなかったのです。」
そう女神は言い訳するように呟くと、曇りも傷も一つもない魂を撫でる。
他の世界に干渉することは禁止されていたが、それでもその魂を見捨てることはできなかった。
魂の記憶を見れば、彼女の人生を知ることができた。
家族を失い、虐げられ、それでも努力したが、報われなかった人生。
雨の中、ただ一人死んだ彼女を、女神は憐れんだ。
「だいたい、あちらの神は放任主義がすぎます。」
女神は非難染みた声で言う。
「神が管理する世界に干渉しすぎることが、よくないことだとはわかります。人々に任せることが大事だということも。ですが、人々が幸せをかんじてこそ、世界は豊かになると思うのです。」
こちらの世界での神々は、世界がよりよくあるためにある程度干渉する。だがあちらの神は、ここ最近まったく世界へと干渉をしようとしない。どちらが正しいとははっきりとは言えないが、『愛』を司る女神にとって、あちらの神は薄情だと感じた。だからつい憤ってしまう。
さきほどもあちらの神と対話し、この魂に救済を願ったが、すげなく断られたことも一因している。
「その魂だけ優遇するとは、不公平となりますのでお断りします。それに一度肉体を離れた魂は、記憶もなくなりますから、無意味です。」
あちらの世界でいうところのスーツという衣服に身を包み、眼鏡をかけたビジネスマンの姿をした神が、身もふたもないことを容赦なくいい、魂の返還を求めた。
その言いように女神は返還を拒否し、魂を引き取ったのだ。
「……さて、この魂はどうしましょう。このまま転生させるのも……」
手の内に白く光る魂を撫でつつ、女神は思う。このまま転生しても、彼女は幸せになれるのだろうかと。だがこのまま天界で魂を引きとめても、意味はないことだ。
「そうね、私がつれて来たのですから、祝福を授けましょう。」
神々が己の神力を授ける『祝福』
今まで女神は祝福を授けたことはなかった。彼女の司る『愛』は、世界に必要なものだが、決して一人で得られるものではない。だから個人に『祝福』を授ける意味がなかったのだ。
だがこの魂は『愛』を失い、新たに得ることができなかった。だからまず、自身の『愛』を与えようと女神は考えた。
女神はそっと魂に手をかざす。
「どうか、来世では幸せになってくださいね。」
その願いに答えるかのように、魂が淡い光に包まれた。
光が終息すると、女神は満足そうに微笑む。そんな彼女に、近づく者がいた。
「あれ、珍しいわね、あなたが祝福を授けるなんて。」
「姉上様。」
女神が振り返ると、そこには自分の双子の姉であり、『美』を司る女神でもある神がいた。
双子といっても同時に生まれただけであり、容姿は似ても似つかない。豊かに実った稲穂のような金色の豪奢な波打つ背中の長さの髪、蒼海を思わせる青い瞳、薔薇のような赤い唇に白磁の肌、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる完璧で妖艶な体躯。
そんな女神の姉が、首を傾げていた。
「珍しいというか、初めてではなくて?」
「そう、ですね。」
姉の言葉に女神ははにかんだ。そんな妹の様子に、姉の興味は彼女の持つ魂へと向けられる。
「どれ、見せてごらんなさい。」
姉の言葉に女神は困ったように、姉と魂を交互に見たが、最後は魂を差し出す。美の女神は魂に手をかざす。するとその魂の記憶が流れこんできた。
それは運がなかった、の一言で片づけることができないほど、悲劇に見舞われた魂だった。
「これは、あちらの魂じゃない。」
この世界ではない、『あちら』の世界の魂。本来魂は、発生した世界の流れの中で循環するものだ。
だが稀に、世界を渡る魂も存在する。そしてこの魂は、その稀な上、妹が憐れむほどの境遇だった。
「……なるほど、ね。」
魂から手を離し、姉は頷く。
妹の性格から、この魂の悲鳴を聞いて、見捨てることができなかったのだと姉は理解した。
神々の中で、慈悲深く『愛』を司る女神の妹は、度々人々に肩入れする。だがそれでも『祝福』与えたりはしなかった。そんな妹が気に留めた魂に、姉も興味を持った。
「ねえ、私も祝福してもいいかしら?」
「姉上様?」
姉の申し出に、妹は目を見開き驚く。そんな彼女に、姉は言葉を続けた。
「あなたが祝福を授けたくなるのもわかる。この魂は前世であんな終わり方をしたわ。来世ではもっと幸せになるべきだと思うの……それに、ここまで綺麗な魂には、そうそうお目にかかれないわ。」
あれほど辛い前世を歩んだというのに、魂は歪みも傷もなかった。それは生前、彼女がいかに努力していたのかを表していた。
「私は美を司る女神。内面が美しいものにこそ、祝福を授けたいの。」
「姉上様……わかりました。」
妹が頷くのを確認し、姉は魂へと再度手をかざす。すると砂金のような光が、魂に降りかかり消えた。
「ありがとうございます、姉上様。」
感謝を述べる妹に、姉は極上の微笑みを向ける。そんな女神の姉妹に、別の人物が近づいた。
「そこにいるのは、『美の』と『愛の』ではないか。」
その声に女神二人が視線を向けば、身長は二人の身長より高い、燃え盛るような赤い髪に逞しい体躯の神が近づいてくるところだった。
「『闘争の』……」
美の女神が眉を潜めながら言う。彼は『闘争の武神』であり、よく言えば大らか、悪く言えばおおざっぱな彼は、彼女とは馬が合わない。
だがそう思っているのは美の女神だけであり、武神は眉を潜めた彼女には気づかず、笑顔を向ける。
「二人して何をしておる? む、人の魂か?」
おおざっぱなのに、目ざとく女神が大切に抱えている魂に注目する武神。彼の言葉に女神は頷いてみせた。
「はい、祝福を授けておりました。」
「なに、二人でか? ……ふむ、見せてみよ。」
再度女神が頷くのを見て、武神は魂に手をかざす。
「……なるほど、これはなんとも……」
魂の記憶を見て、武神は渋面をつくる。女神が二人して『祝福』を与えた理由がわかったからだ。
そして武神は決断も早かった。
「あいわかった。我も祝福を授けようぞ。」
「え!?」
「なぜあんたが!?」
まさかの申し出に女神二人が声を上げる。そんな彼女らに、武神は不思議そうな表情を向けた。
「何を驚く? この魂の娘に幸せになってもらいたいのだろう? ならば力は必要だ。」
さも当然のように武神は言い、言葉を続けた。
「『こちら』は『あちら』と違い、平和ではない。その者にも身を守る術は必要だろう。それに『加護』も『祝福』も、一人に付き一つなど決められてはおるまい。」
「あんたは『加護』とか『祝福』を安易にばらまきすぎなのよ!」
美の女神が非難するように言う。それこそ美の女神が一人に授ける対し、武神は十人に『加護』や『祝福』を授ける。
しかも魂だけでなく、「その心構え気に入った」とかいって、生きている人間にも『加護』を授けたりしていた。
『加護』や『祝福』は己の神力を削り授ける。授けた分、神は一時的に力が削がれるのだ。天界の守護を担う武神がそれでいいはずはない。
美の女神の言葉に、武神は首を傾げる。
「我の力に問題はない。それに我の力で人間たちが生きるのなら、良い事ではないか。」
そう言うと武神はさっさと魂へと『祝福』を授ける。手の中に小さな光の剣を作ると、剣を魂へと投げ、その光の剣は魂に吸い込まれるように消えた。
まるで小銭を投げるかのような動作で行った『祝福』に、美の女神は開いた口が塞がらない。愛の女神も思考が停止してしまっていた。そんな二人を放置し、武神は首を捻る。
「しかし、そうなると我が祝福だけでは心元ないな。」
そう言って視線を彷徨わせれば、丁度上空を移動している影を発見した。
「お、いい所にヤツがいるではないか。『叡智の』!」
武神が声を投げると、影は一度停止する。そして、空中庭園まで影は降りてきた。それは人一人が乗れるほどの、光りの絨毯の上に載った『叡智の神』だった。
流れるような背中ほどの長さの銀髪に、眼鏡の奥には知的な碧眼。手には書物が持たれ、仕事途中を邪魔されて不機嫌だと、眉間に皺を寄せていた。
「なんだ?」
不機嫌を隠そうともしない、低いどすの利いた声を発しつつ、武神と女神たちに一瞥する。
だが空気を読まない、読もうともしない武神は、にこやかに同僚に言い放った。
「この魂に祝福を授けろ。」
「…………はぁ?」
武神の言葉に、叡智の神はさらに低い声がでた。その声に、愛の女神の肩が震え、美の女神は肩をすくませて視線を逸らす。そしてやはり武神は気にも留めず、愛の女神が持つ魂を指し示し言った。
「この魂の来世の幸に必要なのだ、さっさとしろ。」
「いや、わけがわからん……女神たち、説明を求める。この筋肉馬鹿との会話は頭痛がする。」
武神の意味不明な言葉に頭痛を覚えた叡智の神は、こめかみを指で押さえつつ、女神たちに事情説明を求める。
「誰が馬鹿だ!」
「『闘争の』、筋肉は否定しないの?」
怒るポイントがずれている武神に、美の女神は思わずツッコミを入れたのだった。
「実は……」
愛の女神は、恐る恐る事情を説明する。口を挟まず説明を受けた叡智の神は、女神から視線を外し、彼女の手の中で浮かぶ魂を見た。
「なるほど、魂を見せてみろ。」
「『叡智の』?」
「祝福を授けるかどうかは、自分で判断する。」
そう女神にいい、叡智の神は魂に手をかざした。そして魂の記憶を全て見終わると、小さくため息を漏らす。彼の眉間に皺はなかった。
「……勤勉で努力家な娘だったのだな。わかった、祝福を授けよう。」
その叡智の神の言葉に、まず我のことのように喜んだのは、やはり武神だった。
「話がわかるな!『叡智の』!」
「煩い筋肉馬鹿。肩を叩くな。」
武神にバシバシと肩を叩かれ、叡智の神は再度眉を顰めつつ、彼と距離を取る。そして魂に手をかざすと、銀色の薄い羽衣が出現し、魂を覆うと同時に溶けて消えた。
嬉しそうに笑う武神と、それを不機嫌に睨む叡智の神、そして呆れた表情の愛の女神に視線を彷徨わせた愛の女神は、己の手の内にある魂を見える。
(私の祝福だけでなく、姉上様や武神、智神の祝福を頂けるとは……)
同格の第三位にあたる神々の四柱から祝福を受けた魂。本来なら神々は己の好みがある。特に武神と叡智の神の好みは真逆と言ってもいい。だがその嗜好を覆し、この魂は祝福を授かったことに、女神は驚きを隠せずにいた。
そんな女神を驚かせる事態は、まだ続いた。
「あ、武神様ー仕事さぼらないでくださいー。」
そう言って現れたのは、武神の配下である神格第四位の風神だ。それに続くように水神、炎神、地神、雷神も現れ、一人では広く感じた空中庭園の東屋が狭く感じるほどの密度となる。
上司を探しに来た配下に、武神は言った。
「おおう、さぼってはおらんぞ。そうだ、おまえたちもついでに祝福を授けろ。」
「武神様?」
「『闘争の』!?」
首を傾げ疑問符を浮かべる配下たちの声と、叡智の神と愛の女神の声が揃った。
「なに、あって困ることもあるまい。」
そんな彼らに武神は朗らかに、白い歯を見せて笑って親指を立てた。
それからは愛の女神にはわけわからず、流されることとなる。
いつの間にか魂は炎神たちの『祝福』が授けられ、さらにはどこからか噂を聞きつけた神々が我も我もと『祝福』を授けていく。
まさか自分よりの神格の高い第二位の、時、光、闇の三方も祝福を授けていったことに、愛の女神は恐れ慄いた。
(な、なんだか大事に……)
思わぬ事態に、神だというのに冷や汗が流れる愛の女神。
さて一種の祭り状態になっている空中庭園。そこに年は十歳ほどの子どもの姿をした神が現れた。
光りを集めたような金糸の髪を揺らし、深い紫水晶のような瞳が騒いでいる神々を、映していた。
「おまえら、なにしてんの……?」
その声に神々は会話をやめ、その声の主を見る。
声の主である子どもは、宙に浮かんだソファに座り足を組んで、神々を見下ろしていた。
「主神!」
その姿に、武神がすぐさま膝をつく。それにならい、他の神々も膝を折り、頭を垂れた。
容姿は子どもだが、彼こそこの世界を創造した神であり、全ての神々の頂点に存在する主神だった。
子どもの姿をしているが、他の神々と違い、自由に姿を変えることができる。なぜ子どもの姿かというと、本人曰く「小さいほうが、小回り利くから」という利便性のためだったりする。
「まったく、騒がしいと思ったら……」
そんな子ども姿の主神は、ため息を漏らしつつ、ソファを空中庭園に降ろす。
「申し訳ございません。」
「で、何してんの?」
さきほどとは打って変わり、殊勝に頭を下げ謝罪する武神に、主神は問う。武神が事のあらましを伝えると、主神は愛の女神に視線を向けた。正確には、愛の女神の手にある魂を見て、目を細める。それだけで主神が魂の記憶及び現在の状態を調べているとわかった。
「おまえらね、肝心なこと忘れてない?」
そう主神は、さも情けない、とでもいうように言った。その言葉に愛の女神は胸をほっと撫で下ろす。
(ああ、よかった……)
まさかのお祭り状態と、『祝福』の大盤振る舞いな状態に、気が気ではなかったのだ。きっと主神が皆を諌めてくれる。そう思い安堵した。
だが主神の次に出た言葉に、その安堵は粉砕された。
「そのままじゃ、こっちの世界の言葉わからないだろう!?」
(そこなの!?)
まさかのダメだしに、愛の女神は言葉を失った。だが言葉を失っているうちに、事態はどんどん進展していく。
「あっちの世界とうちとじゃ言語が違うから、本人転生しても困るでしょ。まったく、これだからお前たちは抜けてるんだ。」
そう言って主神がパチンと指を鳴らすと、魂は一瞬眩い光に覆われた。まさかの『創造神の祝福』が付与された瞬間である。
「これでよし、と。」
「さすがは我らが主!」
主の言葉に武神を含め、神々が盛り上がる。
(そうではないでしょう!?)
「姉上様!」
助けを求めるように、愛の女神は姉を呼ぶ。
「あきらめなさい……」
だが、姉は遠い目をしていた。あきらめの境地である。
ただ彼女の幸せを祈って、幸せになってほしくてやったことが、まさかの大事になった。過去、これほど多くの神々に『祝福』を送られた魂はいないだろう。
「さて『愛の』、その魂を転生させるぞ。」
呆然とする愛の女神に、主神が話しかける。
「主神自ら、でございますか?」
「ああ。別世界の魂だ。魂がこの世界に定着するよう俺の祝福も授けたし、その状態の魂ではお前には荷が重かろう。あちらの神とも、俺が正式に話をつけておく。」
「申し訳ございません……」
よくよく考えれば、別世界から魂を持ってきてきたのだ。問題にならないはずがない。落ち込む愛の女神に、主神は笑って見せる。
「なに、気にするな。上司の務めさ。それにあちらの神にはいくつか貸しがあるしな。」
そう言って愛の女神から主神は魂を受け取る。
「本来なら前世の記憶は消すべきだけど、それでは生まれ変わる意味がないね。特例として記憶は封印にとどめておこう……普通の人生なら、記憶が戻ることはまずない。」
辛い記憶を思い出させる必要もない、と主神は笑う。
「え、では言語云々というのは……?」
記憶が戻らないなら、言語は必要ないのでは、と愛の女神の表情は語っていた。
「万が一に備えてだよ。」
記憶が戻った時、混乱しないようにね、と愛の女神ににこりと主神は微笑むと、魂を掲げる。そして魂は、一瞬だけ光り輝き、光りが止むと同時に消えた。
「……この世界では、幸せになってもらいたいな。」
消えた魂に、主神は囁くように呟くと、手を二度叩く。
「さあ解散解散!仕事に戻れ。」
それを合図に、集まっていた神々は動き出す。その中、主神は武神と叡智の神を引きとめた。
「『闘争の』、冥界からまた脱走者だ。捕まえてこい。『叡智の』、冥界の封印式の再構築だ。最近綻びが酷い。」
「御意。」
「了解しました。」
二人が場を辞したあと、主神も片手を上げてその場から消え、東屋に残されたのは、愛の女神一人となった。
愛の女神は目の前に楕円の鏡を出現させる。
その鏡には、生まれたばかりの赤子とそれを抱く母親が映し出されていた。
赤子は女神と同じ、ピンクゴールドの髪にシアンの瞳だった。
それは愛の女神が祝福を授けた証拠。あの魂は、無事に転生したようだ。
「どうか、幸せになって……。」
愛の女神は慈愛に満ちた微笑みを浮かべ、そっと鏡に映った赤子の頬を撫でた。
以上で第一部、神々に愛されし乙女が終了です。
最後は主人公が死んで、転生するまでの間のお話でした。
神々はみなフィーリを憐れんで、善意で多くの祝福を授けました。しかしすべては裏目に出ております。残念です。
まあフィーリがああなってしまったのは、神々のせいというよりは、その祝福や美貌に目のくらんだ人間の闇が原因でもありますが。
あとおおざっぱなKY武神が悪い(笑 でも作者は武神も武神と英知の神の掛け合いも好きです。
『神々に愛されし乙女の転生譚』は私がチートキャラを主人公にしたらどうなるか、やらハーレムは書けるのか、と自分的には新しいことに挑戦した作品でしたが、楽しんで頂けたでしょうか。
ご都合主義の展開もあり、まだまだ精進する部分も多々あったと思いますが、楽しんで頂けたなら、とても嬉しいです。
第二部では、主人公は王都に戻っていろいろ動く予定です。
やっと逆ハーレムタグが仕事をしてくれるはずです(笑
続きに関しましては、(他作業もあるので)マイペースに書いていこうと思いますので、お付き合いいただければと思います。
それではここまでのお付き合いありがとうございました。
2015/11/22 楠 のびる






