腐草為蛍 ‐ふそう ほたるとなる ‐
『願い、聞き届けたり』
穿つは雁首。謳うは必中。
蛍火の如き閃光の刹那、必ず誰かが死に至る。
何処からともなく飛んでくる一発の銃弾に人々は畏怖した。
彼らはその幻の狙撃手を『蛍』と呼ぶ。
現と黄泉の狭間にて、その幻は今日も誰かに銃口を向けている。
零
2013/09/25 19:20
(改)
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