表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/26

序章



♦♦♦♦



 私が十五の(とし)になったとき、母から別れを告げられた。

 大人になったばかりの若い獣は群れを離れて狩りを始める。それは当然の摂理だ。

 私たちは人の国を捨て自然に生きることを定めた一族だから。


 ――我らの宝を見つけるための手業はすべて教えたからね。首尾よく盗み仰せたら、また私たちのところへ帰っておいで。


 荒野の分かれ道で母は餞別にそう言った。遥か昔から数多の流民や商隊や軍隊が踏みしめてきたこの大道は、どんな新天地につながっているのだろう。

 恐れはない。母と一族の女たちに手を振って、私は西へと出発した。一族の使命を果たすために。


 この世に金銀財宝は様々あれど、私たちが求めるのはただ一つ。太古の龍が地底に遺した、硬く、美しく、尊いもの――



♦♦♦♦



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ