登場兵装(聖霊騎装)
設定資料集③【登場兵装(聖霊騎装)】になります。
内容は随時更新していきます。
※以下、本編のネタバレを含みますので、本編最新まで読んだ人のみ推奨です。
聖霊騎装は
①刃力剣 ②携帯型聖霊騎装 ③肩部聖霊騎装
④刃力核直結式聖霊騎装 ⑤盾付属型聖霊騎装 ⑥結界
以上の六種類が存在し、それぞれ任意のものを選択して装備する。
※※※①【刃力剣】※※※
[刃力剣]
具現化の特性を持つ光の聖霊の意思を利用して、刃力による刃を形成させる近接戦用の聖霊騎装。騎士の想像力と鞘の形状を利用して刃を具現化する為、刀身形成時は柄を鞘に納めた状態でなければならない。
所謂ビー〇サーベルやライ〇セイバーのような光の剣ではなく、見た目は本物の剣の刀身を形成させる。一部を除きほぼ全てのソードが装備している基本武装。
具現化という現象に聖霊の意思を多く利用する為、他の聖霊騎装と違い別の属性の聖霊の意思を組み合わせる事が出来ない。
[羽刀型刃力剣]
諷意鳳龍院流の始祖、鳳龍院 素戔嗚の名を冠する聖霊騎装。鞘の形状により羽刀(こちらの世界で言う日本刀)の形状をした刃を形成させる刃力剣で、切断力は通常の刃力剣を上回るが、その分脆く防御には不向き。扱いの難しい玄人向けの聖霊騎装である。
[斬馬羽刀型刃力剣]
鏖威天花寺流の始祖、天花寺 建御雷の名を冠する聖霊騎装。鞘の形状により斬馬羽刀(こちらの世界で言う斬馬刀)の形状をした刃を形成させる刃力剣で、長尺の羽刀の形状をしている為、間合いは非常に長く、切断力・破壊力も高い。ただしその分取り回しがきつく隙が生まれやすい。更には羽刀型刃力剣と同じく防御には不向き。羽刀型刃力剣よりも更に玄人向けの聖霊騎装であると言える。
※※※②【携帯型聖霊騎装】※※※
[刃力弓]
光の聖霊の意思を利用し光の矢を放つ、弓銃の形状をした中距離~遠距離用の聖霊騎装。携帯型聖霊騎装の一つで、あらゆる属性の聖霊と組み合わせる事で様々な特性を持たせる事が可能。
だが携帯型聖霊騎装の中では、光の聖霊の意思単体を利用するこの刃力弓が最も癖が無く使いやすい為、最も多くの騎士が愛用する基本武装。
本編では光の矢と言ってるが、あくまでそれは比喩で、矢の形状をしている訳ではなく、鋭い光線というかビーム状のものが射出されている。所謂ビー〇ライフルみたいなもの。
[炎装式刃力弓]
光の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、爆裂の特性を持つ炎の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
所謂グレネードランチャー的な用途で使う破壊力重視の携帯型聖霊騎装で、着弾すると爆裂する光矢を放つ為、破壊力の面では通常の刃力弓を大きく上回るものの、弾速と射程が大きく劣る為、近距離から中距離で運用する。また、牽制や弾幕を張る目的にはあまり適さない。
[凍結式刃力弓]
光の特性を模倣させた闇の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、凍結の特性を持つ水の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
着弾すると着弾した部分を凍結させる効果のある光矢を放つ。破壊力という面ではほぼ無いに等しいものの、着弾部分や着弾数によっては相手の動きを完全に封じる事が出来る為、耐久力の高いソードに対して効果がある。通常の刃力弓に比べて射程と弾速はやや劣る。支援として運用される事が多い携帯型聖霊騎装。
[狙撃式刃力弓]
光の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、貫通の特性を持つ雷の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
所謂スナイパーライフル的な用途で使う。弾速と射程が強化されている為、主に狙撃騎士が操刃するソードに愛用される。半面純粋な威力に関しては通常の刃力弓に劣る。遠距離戦における狙撃でこそ真価を発揮する。
[散開式刃力弓]
光の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、分裂の特性を持つ土の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
散弾光矢……所謂ショットガン的な攻撃を放つ事が出来る。散弾なので命中率は高く、思念操作式飛翔刃を撃ち落とす等、小さな目標に攻撃を当てる時や牽制において効果的である反面、射程距離は短く、距離が離れれば離れる程威力は下がる。
[連射式刃力弓]
光の特性を模倣させた闇の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、連射の特性を持つ風の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
所謂マシンガン的な用途で使う連射力重視の携帯型聖霊騎装。純粋な破壊力という面ではあまり高く無いものの、その連射力により命中率は高く、また弾幕を張るのにも適している。
[思念誘導式刃力弓]
光の特性を模倣させた闇の聖霊の意思を利用し、光の矢を放つ刃力弓に、思念操作の特性を持つ雲の聖霊の意思を組み合わせた携帯型聖霊騎装。
一度放った光矢を思念誘導により一度だけ軌道を変える事が出来る。そのトリッキーな軌道により、相手の死角からの攻撃や、意識の外からの攻撃を可能にする。ただし、高い射撃能力と共に高い空間把握能力が必要な為、使い手は少ない玄人向けの携帯型聖霊騎装。通常の刃力弓に比べて射程と弾速はほぼ同じだが攻撃力は大きく劣るというデメリットがある。
※※※③【肩部聖霊騎装】※※※
[追尾式炸裂弾]
追尾の特性を持つ雷の聖霊の意思により、捕捉した敵騎への追尾誘導を行い、爆裂の特性を持つ炎の聖霊の意思を利用して推進と着弾時の炸裂を行う肩部聖霊騎装。肩部聖霊騎装の中では最も選択される率の高い汎用性の高い武装。追尾性能はそこまで高くは無く、軸を大きくずらしたり、着弾させずに通過さえしてしまえば回避可能であり、また自器に着弾する前に弾頭部分へと衝撃を与える事により破壊可能。ぶっちゃけミサイル。
[思念操作式飛翔刃]
思念操作の特性を持つ雲の聖霊の意思と、切断の特性を持つ風の聖霊の意思を組みわせた肩部聖霊騎装。羽根のような形状の刃を思念操作で操り、敵を全方位から攻撃する事が出来る。片方の肩部に最大で6基ずつ、最大で12基装備可能。
特殊な空間認識能力、自器と複数の物体を同時に操る並列思考能力、敵の予測を超える動きを引き出す為の想像力等、極めて高度な能力を要することから扱える騎士は少ないが、扱いを極めれば敵を全方位から一方的に攻撃できる非常に強力な武器となる。
一般的な騎士でおよそ六~八基の同時操作が可能で、十基同時に操作となると騎士の中でもトップクラスの思念操作式飛翔刃使いと言え、もし十二基全てを同時操作出来るともなれば間違いなく騎士師団長クラスの指折りの思念操作式飛翔刃使いと言える。
[思念操作式飛翔氷刃]
思念操作の特性を持つ雲の聖霊の意思と、凍結の特性を持つ水の聖霊の意思を組みわせた肩部聖霊騎装。羽根のような形状の刃を思念操作で操り、敵を全方位から攻撃する事が出来る。片方の肩部に最大で6基ずつ、最大で12基装備可能。
特性や扱う為に必要な能力はほぼ思念操作式飛翔刃と同じであるが、斬撃により斬り払うと腕部が凍結させられる為、射術で撃ち落とさなくてはならないという特長がある。その分、思念操作式飛翔刃よりも動きは遅く、射術で撃ち落とされやすいというデメリットもある。
目を凝らすと氷のような尾を引いている為、目視による思念操作式飛翔刃との判別はある程度可能である。
[思念操作式飛翔破刃]
思念操作の特性を持つ雲の聖霊の意思と、爆裂の特性を持つ炎を模倣させた闇の聖霊の意思を組みわせた肩部聖霊騎装。羽根のような形状の刃を思念操作で操り、敵を全方位から攻撃する事が出来る。片方の肩部に最大で6基ずつ、最大で12基装備可能。
特性や扱う為に必要な能力はほぼ思念操作式飛翔刃と同じであるが、斬撃により斬り払うと爆裂するため、その衝撃により騎体を損傷させたり隙を生じさせる事が出来る。また装甲の薄い部分などに突き刺し、炸裂させることにより、装甲が厚く耐久値が高いソードであっても内部から破壊することが出来る。その分、思念操作式飛翔氷刃と同様に、思念操作式飛翔刃よりも動きは遅く、射術で撃ち落とされやすいというデメリットもある。
目を凝らと陽炎のような揺らめきが確認できることから、目視による思念操作式飛翔刃との判別はある程度可能である。
[刃力増幅式浮遊門]
刃力増幅の特性を持つ水と、思念操作の特性を持つ雲の聖霊の意思を利用した支援専用の肩部聖霊騎装。両肩に同時装備させる必要がある。湾曲した棒状のそれを射出し、空中で思念操作して接続させて空中に円状の門を浮遊させる。
そして空中に浮遊する輪を通過した攻撃の威力を強化させる。刃力核直結式聖霊騎であれば刃力共鳴式聖霊術砲と同等の威力になる。ただし刃力共鳴式聖霊術砲は既に威力が限界値までに増幅されているので、本聖霊騎装で更に威力を上げる事は出来ない。
[散布式色覚封印霧]
散布の特性を持つ水と、状態異常の特性を持つ闇の聖霊の意思を組み合わせた肩部聖霊騎装。一定の範囲内に居る者の色覚を封じる効力がある。
本聖霊騎装装備時は耐性が生まれる為、使用側の色覚が封じられる事は無い。これにより自分達の属性を特定されなくなり、こちらから一方的に相手の弱点属性を突ける優位が生まれる。
ただし複数の騎体が同時に使用しなければ散布範囲が狭くあまり効力が無く、連携戦において初めて本領を発揮する。
[自律浮遊式刃力跳弾鏡]
反射の特性を持つ光を模倣させた闇の聖霊の意思と、自律の特性を持つ雲の聖霊の意思を組み合わせた肩部聖霊騎装。
最大で八基の同時射出が可能で、射出された八角系状の刃のような物体が、更に八角系状の光の膜を形成させながら空間を自動で飛び交う。そしてその光の膜に着弾した刃力を反射させる事により、刃力弓などの光矢を跳弾させ、敵の死角や意識の外からの、所謂全方位攻撃を実現させる。
また、その動きには法則性がある為、そのパターンを事前に訓練などで叩き込む事により、蒼衣騎士であっても全方位攻撃が可能となる。反射の回数は多ければ多い程敵の反射能力や先読み能力を越えて着弾させられる。
ただし、刃力剣による斬撃や、砲撃などの高威力のものは反射させられず、光・雷・土・炎属性のソードは本聖霊騎装との相性が最悪であるため、威力はかなり低く直撃したとしても撃墜までには至らない。ある意味初見殺しかつ牽制用の聖霊騎装であるとも言える。
[浮遊式雷撃球]
放電の特性を持つ雷を模倣させた闇の聖霊の意思と、浮遊の特性を持つ雲の聖霊の意思を組み合わせた肩部聖霊騎装。
触れる事により強力な電撃のダメージを与える雷球を空中に浮遊させる事が出来る。その数は最大で三十程。敵の退路を塞いだり、自身の前方に浮遊させて敵の接近を阻むなどの用途で使用される。
※※※④【刃力核直結式聖霊騎装】※※※
[殲滅式刃力砲]
腰部に接続され、背部へと収納された砲身にて、波動の特性を持つ光の聖霊の意思を単体で利用し、光の奔流を放つ砲撃専用の刃力核直結式聖霊騎装。その威力と攻撃範囲は、同じく光の聖霊の意思を利用した刃力弓とは比べるべくもない。
ただし、その分消費刃力は大きく、発射までに溜めがあるため隙が出来やすい。専ら切り札として使われる事が多い。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴殲滅式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになる。
[炎装式刃力砲]
腰部に接続され、背部へと収納された砲身にて、波動の特性を持つ光の聖霊の意思と、燃焼の特性を持つ炎の聖霊の意思を利用し、炎熱を纏わせた光の奔流を放つ砲撃専用の刃力核直結式聖霊騎装。
その炎による熱はあらゆる装甲を融解させ、直撃した物を灰と化す。威力と攻撃範囲は、光の聖霊の意思を単体利用した殲滅式刃力砲に比べ勝るが、その分射程は短く、砲撃といっても中距離での使用が推奨される。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴炎装式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになる。
[凍結式刃力砲]
腰部に接続され、背部へと収納された砲身にて、波動の特性を持つ光の聖霊を模倣させた闇の聖霊の意思と、凍結の特性を持つ水の聖霊の意思を利用し、凍気を纏わせた光の奔流を放つ砲撃専用の刃力核直結式聖霊騎装。
その威力と射程及び攻撃範囲は、光の聖霊の意思を単体利用した殲滅式刃力砲に比べ劣るものの、掠らせただけでもその凍気により対象を凍結させる事が出来る。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴凍結式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになる。
[散開式刃力砲]
波動の特性を持つ光と、分裂の特性を持つ土の聖霊の意思を組み合わせた刃力核直結式聖霊騎装。腰部に接続され背部に収納された砲身にて攻撃する。複数の標的に対して同時照準固定する事により、一度の砲撃で複数の標的を狙い撃つ事が出来る。
砲身に集束させた刃力による光の球が、分裂して光矢となり一斉に目標に襲い掛かる。本聖霊騎装による同時攻撃可能最大数は15。一対多、もしくは多体多等、一度に多くの敵を殲滅する際に真価を発揮する。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴散開式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになる。
[狙撃式刃力砲]
波動の特性を持つ光と、貫通の特性を持つ雷の聖霊の意思を組み合わせた刃力核直結式聖霊騎装。腰部に接続され背部に収納された砲身にて攻撃する。攻撃範囲は狙撃式刃力弓と大差無いが、射程と貫通力は遥かに上を行く。
稲妻を纏った巨大な光矢にて敵を穿つ。光属性単体の刃力核直結式聖霊騎装である殲滅式刃力砲に比べると攻撃範囲と近〜中距離での威力は劣るものの、射程及び遠距離での威力は他の聖霊騎装とは一線を隔する。主に狙撃騎士が愛用する刃力核直結式聖霊騎装である。
また、本聖霊騎装を左右の腰部に装備し、同時に起動する事で刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴狙撃式刃力砲という攻撃方法が出来る。これを使用すれば、狙撃式刃力砲よりも更に射程が長く、貫通力の高い極大の稲妻そのものを放つ事が出来る。
[連射式刃力砲]
腰部に接続され、背部へと収納された砲身にて、波動の特性を持つ光を模倣させた闇の聖霊の意思と、連射の特性を持つ風の聖霊の意思を利用し、連射式刃力弓よりも強力な連射弾を発射する刃力核直結式聖霊騎装。
ガトリング砲のような攻撃が可能で、単器で凄まじい弾幕を張る事が可能。正面から放たれれば全弾回避する事は至難の業である。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴連射式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになり、その弾幕は正に嵐と形容するに相応しい。
[思念誘導式刃力砲]
腰部に接続され、背部へと収納された砲身にて、波動の特性を持つ光の聖霊を模倣させた闇の聖霊の意思を利用して放った光の奔流を、思念誘導の特性を持つ雲の聖霊の意思を利用して軌道変更して攻撃する砲撃専用の刃力核直結式聖霊騎装。
威力は、光の聖霊の意思を単体利用した殲滅式刃力砲に比べ大きく劣るものの、思念誘導式刃力弓と同じく敵の死角や意識の外からの攻撃を可能にする。
左右の腰部に本聖霊騎装をそれぞれ装備し、同時に起動する事により刃力共鳴式聖霊術砲である共鳴思念誘導式刃力砲という更に絶大な一撃を放つ事が出来るようになる。
[雷電加速式投射砲]
土の聖霊の意思で硬化させた砲弾を、雷の聖霊の意思を利用した電磁加速により砲身内部で超加速させて放つ実弾型の刃力核直結式聖霊騎装。砲身は腰部に接続され背面に収納されている。
耐実体結界無しで直撃すれば大抵の騎体は一撃で大破する。更にはその速度から覚醒騎士であっても反応が容易では無い。
また、攻撃に実弾を使用している事から消費刃力が少ないというメリットもある。ただし装弾数は三発しか無い為、使い所が限られる聖霊騎装でもある。
[雷電螺旋加速式投射砲]
土の聖霊の意思で硬化させた砲弾を、雷の聖霊の意思を利用した電磁加速により砲身内部で超加速させた実弾を放つ雷電加速式投射砲の強化版。翅音によって考案された刃力核直結式聖霊騎装。砲身は腰部に接続され背面に収納されている。
雷電加速式投射砲レールカノンの砲身に螺旋状の刻みを入れて砲弾を高速回転させ、更には砲弾にもドリルのような螺旋状の特殊追加加工を施す事で凄まじい穿通力を持たせてある。
例え敵が耐実体結界を展開していても一撃で結界を削り壊し、更に本体にも致命打を与えるほどの威力がある。ただし消耗品である特殊砲弾に特殊加工を施すのは、かなりの手間とコストがかかってしまうというデメリットが存在するため、易々と無駄撃ちは出来ない。
[分裂降射式爆炎砲]
爆裂の特性を持つ炎と、分裂の特性を持つ土の聖霊の意思を組み合わせた刃力核直結式聖霊騎装。腰部に接続され背部に収納された砲身にて、集束された巨大な爆炎の玉を上空に放ち、空中で分裂させ炎弾の雨を降り注がせる攻撃を放つ。
放ってから着弾までの時間が長いという欠点はあるが、一度発射されれば完全に回避するのは難しく、特に集団戦においては凄まじい殲滅力を誇る。
[接続式刃力補給杖]
刃力増幅の特性のある水の聖霊の意思を単体で利用した刃力核直結式聖霊騎装。支援騎士専用の聖霊騎装で、杖の形状をしている。杖の末端から腰部にコードが接続されており、先端は対象のソードの背部へと接続出来るようになっている。
ソードの動力から直結する形で、対象のソードへと自身の刃力を増幅させた状態で補給する事が出来る。ただし、補給されるのはあくまでソードの動力としての刃力であり、操刃者の刃力を回復させる事は出来ない。
※※※⑤【盾付属型聖霊騎装】※※※
[砕結界式穿開盾]
土の聖霊の意思の特性で硬化させた盾自体の先端部分を開閉させられるようにし、貫通の特性を持つ雷の聖霊の意思を利用して結界を貫き、先端を開放させる事により結界を破壊する効果を持つ。抗刃力結界と耐実体結界の両方を破壊する事が出来る。
雷と土属性と相性の良い、光・雷・土・炎属性のソードに装備させる結界破壊用の盾付属型聖霊騎装である。
[砕結界式斬廻盾]
土の聖霊の特性である硬化を模倣させた闇の聖霊の意思を利用し、硬化させた盾の全周に細かい刃を取り付けて高速で回転させる。そして切断の特性を持つ風の聖霊の意思を利用して結界を削り壊す効果を持つ。抗刃力結界と耐実体結界の両方を破壊する事が出来る。
風と闇属性と相性の良い、雲・風・水属性のソードに装備させる結界破壊用の盾付属型聖霊騎装である。
[炸裂式穿撃槍]
爆裂の特性を持つ炎と、貫通の特性を持つ雷の聖霊の意思を利用した超至近距離用の盾付属型聖霊騎装。盾の上に砲身のような形状のこの武装を取り付け、砲身内部に仕込まれた杭状の槍を、雷の聖霊の意思で貫通力を上昇させた状態で、炎の聖霊の意思により炸裂させて高速で打ち出す。
盾の上に取り付ける武器なので、盾による防御をしようとすると壊れる上、重量もそれなりにある為騎体の運動性を損なう、更に密着させた状態でないと当たらないという非常に扱いにくい聖霊騎装。しかし当たればどんな装甲のソードに対しても大ダメージを与える事が出来る浪漫武器。まあ、早い話がパイル〇ンカーとか、とっつきみたいなもの。
[氷縛式射出鞭]
凍結の特性を持つ水と、敏捷の特性を持つ風の聖霊の意思を組み合わせた盾付属型聖霊騎装。盾の内側に巻き取られる形で収納されている蛇腹状の鞭を高速で射出させ、相手に巻き付かせて捕縛する。そして捕縛したソードの関節を凍り付かせる事で動きを封じることが出来る。
[思念操作式分割盾]
土の聖霊の特性である硬化を模倣させた闇の聖霊の意思を利用し、硬化させた盾を、雲の聖霊の意思による思念操作で操り、敵の攻撃を防ぐ。また盾を最大六つに分割させて操る事で、複数かつ多角的な攻撃に対応する事が出来る防御特化の盾付属型聖霊騎装。
[捕縛式圧殺牙]
炎の聖霊の意思による剛力と土の聖霊の意思による硬化を組み合わせ、捕縛した対象の身動きを封じ圧殺する、近接用の盾付属型聖霊騎装。捕縛してしまいさえすれば、装甲の厚い騎体が相手でも難なく装甲を破壊出来る攻撃力があるが、相手を捕らえるにはかなりの技量を要すため、専ら牽制や不意打ちでの使用が多くなる。
この聖霊騎装の性質上、残虐性を秘めた者が装備している事が多い。
※※※⑥【結界】※※※
[抗刃力結界]
全部で三種ある結界系の聖霊騎装の内の一つ。光の聖霊の意思を利用し、主に刃力による攻撃を防ぐ効果を持つ結界を張る。実体攻撃を防ぐ事は出来ない。色は白く半透明で、形状は球体である。当然、耐久限界を越えれば破壊され、破壊された後は暫く結界は展開出来なくなる。結界の耐久値は、ソード本体の耐久値に比例する。砕結界式穿開盾と砕結界式斬廻盾等の結界破壊用の盾付属型聖霊騎装でも破壊する事が出来る。
[耐実体結界]
全部で三種ある結界系の聖霊騎装の内の一つ。土の聖霊の意思を利用し、主に実体による攻撃(刃力剣による攻撃も含む)を防ぐ効果を持つ結界を張る。刃力攻撃を防ぐ事は出来ない。色は黄色で半透明、形状は球体である。当然、耐久限界を越えれば破壊され、破壊された後は暫く結界は展開出来なくなる。結界の耐久値は、ソード本体の耐久値に比例する。砕結界式穿開盾と砕結界式斬廻盾等の結界破壊用の盾付属型聖霊騎装でも破壊する事が出来る。
[抗探知結界]
全部で三種ある結界系の聖霊騎装の内の一つ。この結界を装備する事により探知器に捉えられることを阻害する効果がある。
隠密行動をする上では非常に有効ではあるものの、この結界を装備すれば他の二種類の防御系結界を装備出来なくなる為、防御力という点において著しく低下を招いてしまう点、装備しただけで操刃者の総刃力量を半分に低下させてしまう点、結界発動中は刃力を大量に消費してしまい活動可能時間を大幅に低下させてしまう点。
以上の理由から、探知器に映らなくなるという大きなメリットがありながらも他の二種類の結界に比べて実戦での使用頻度は低い。