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生き神様  作者: にゃごにゃー
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壊し合い

 獣の住処が落ちた守護族に従う者が東で都を築いた人々は東が好きなのか獣を慕う者も住処と共に消えたこれで良い筈だ筈だが、分からなくなっていた守護族は何のために居るのか人神を守るため人々を守るためそのはずが今は何を目指すのか、


人神ですら何のために居るのか、人々が人々を統べるようになってから居場所が分からなくなったその頃からか守護族が影となったのは静かに人神も人々も守るようになった統べる者達に金がないなら金を与え奇跡を望むなら奇跡を与え人神の血を守護族の血を望むなら与えた、


与えすぎた統べる者達は腐り始めた南の方や西の方、北まで騒がしくなってきた餓死する人々が出てきた族長は最近空を見ながら笑うようになった、カラスも騒ぎ始めている守護族は姿を隠した、


それから時が経ち他の国黒い大きな船がやってきた交易のためと言うが上陸した者達の態度が悪い見下すように統べる者達は交渉し譲歩させ交易を始めたこの頃から人々が好戦的になった他の国を追い出せだの人神こそ、この世を統べるべきだの、カラスは統べる者達を唆し始め人々を武力で捩じ伏せるようになった、




その頃守護族は西側にいた西の騒ぐ者たちを抑えるためかそれとも望みを叶えるためか、


ある時守護族は集まり族長が言った


「始めようか」


それから年が過ぎ東で雪降る日統べる者達の一人が囲まれ殺された、統べる者達は守護族に助けを求めたけれど動かない動く筈がない彼等がやったのだからカラスは人神の住まう地で守護族に加担するものを消すよう統べる者達に命じたしかしそれは守護族だけが望んだものでなかったそれ故に人神を巻き込む大きな戦いとなった、


人神が消えた老いる者故にカラスは代わりの者を据えたがその人神はカラスに従おうとしなかった守護族に従うこともしない勝手気儘に動くかつての人神のように、


だが守護族に人神思われてはいない、人神でないからか。


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