わたしだって、感想に返信したい。
でも、できない……
多分これは、わたしの精神的な弱さが原因だけど。
最近、エッセイを書いていると感想をいただくことが多いです。
とてもありがたいことだと思っています。
ありがとうございます。
さて
多分世の中の常識では
「感想を書いてくれたなら、返信を書いて然るべき」
なのでしょう。
その理屈はよくわかります。
わたしだって、感想に反応があったら、それだけでうれしい。
という気持ちはよくわかります。
でもあえて、言わせてください。
「感想に返信するのが苦手な人も、いるんです」
わたしのような。
わたしは、そもそも感想を書くのが苦手です。
いえ、違いますね。
感想自体は、書くことができるタイプの人間です。
でも『みももも』として感想を書こうとしたとき、
どうしても最後に『送信』のボタンを押すことができない。
否定的なコメントを書こうとしたことはありません。
だから、相手からの反撃が怖いということではあり得ません。
むしろ、絶賛したい。この感動を、作者様に伝えたい。
そんな気持ちをこめた感想を、どうしても投稿できない。
自分の作品であれば、多少質が低くても「えいや」と投稿できるのに……
この差は一体何なのか。
それはわたし自身にもよくわからないのですが。
そして、それと同じような感じで、感想への返信もできない。
いえ、例えば
「面白かったです!」
ぐらいの感想になら
「ありがとうございます!」
ぐらいの気軽な感想を返せる。
だけど、その感想の内容が濃くなるほどに、感想への返信が難しくなる。
返信を返すのが当たり前になってしまうと、返信を返せなかったときに相手に不快感を与えてしまう。
ならばいっそ、返信を返さないのが当たり前。そんな風にしておきたいと言いますか……
こやつ、見苦しい性格の人間ですね。
損失回避バイアスというのも関わってるのだと思う。
作品投稿の時点では、もはや失うものはない。
だから気軽に投稿ボタンを押せる。
でも、作品に感想がついて、そしてそれが肯定的な意見であったとき……
それに返信する行為は「読者を失うリスク」に直結する。
なにも返さないのが失礼に当たるということは、知識としては持っている。
だけど、何かをして怒りを買うぐらいなら、心の扉を閉ざしてしまった方が良い。
他の人の作品に、気軽にコメントを残せないのも同じような理由。
コメントを書くと、書いた人のマイページに飛ぶことができてしまう。
昔から、友達の輪に飛び込んでいくのが苦手なわたしは、そうやって自己主張をするのがどうにも怖い……
我がことながら、面倒くさい性格です……
ということで、最後に一つだけ言い訳がましいことを言わせてください。
まず、わたしの作品に感想を書いてくださる方々へ
いつもありがとうございます。
賛否どちらの意見でも、とてもありがたく思っています。
返信をしないのは、わたしが不快に思ったからというわけでは、決してありません。
(むしろ不快に思ったものに対してだけ返信している節はあります)
なので、普段感想を書かない側のわたしに言う資格はないことなのかもしれませんが……
これからも気軽に感想を書いてください!