オリンピック漫才
二人「はい、どうも」
ボ「ボケです」
ツ「ツッコミです」
ボ「ミナミハルヲでございます」
ツ「何でやねん!」(激しいツッコミチョップ)
ボ「もう帰る」(拗ねている)
ツ「何でやねん!」
ボ「だって……」
ツ「だってやあらへん。貰たギャラの分は働けや」
ボ「えーっと、ほれやったら最低賃金が時給で780円やから、5分ぐらい?」
ツ「子供の駄賃かい」
ボ「ガキの遣いやあらへ……」
ツ「てーい!」
ボ「何、急に?」
ツ「全部は言わさへん」
ボ「いや、せやからガキの遣……」
ツ「てーい!」
ボ「てーい!って何?」
ツ「てーい!って言うのは俺が子供の頃、近所のオッサンが……」(いきなり叩かれる)
ボ「他人のギャグをパクるなや!」
ツ「お前が言うな!」
二人「どうも、ありがとうございました」(一礼)
ツ「てーい!」
ボ「てーい!って何?」
ツ「てーい!って言うのは、俺が子供の頃、近所のオッサンが……」
ボ「いや、もうええから」
二人「どうも、ありがとうございました」(一礼)
ツ「だから、待て!」
ボ「もうええやん、帰ろ?」
ツ「あかん、まだ三分以上、残ってる」
ボ「シビアやのぅ」
ツ「今年は本当なら、オリンピックの年でしたね」
ボ「そうですね、延期になって世間は大変ですよ」
ツ「そうそう」
ボ「コロッケウイルス」
ツ「てーい!」
ボ「コロンボウイルス?」
ツ「何でやねん!」
ボ「ウチのカミサンがね、言うんですよ」
ツ「その前にお前、結婚しとらんやろ?」
ボ「いや、嫁ならおるよ?」
ツ「嘘や、見たことないで」
ボ「恥ずかしがり屋やから、画面から出てけーへんねん」
ツ「そうか、そういうことか」
ボ「ところで、オリンピック選手で印象的な人って誰?」
ツ「ほやな、水泳の北島康介選手やな」
ボ「超気持ちいい~の人?」
ツ「そう。北京オリンピックの時、他の選手が『北島選手を手ぶらで帰さない』て頑張ってやな」
ボ「手ブラで?」(両手で胸を押さえる)
ツ「その手ブラちゃうわ!」
ボ「ちょ~気持ちいい~」
ツ「怒られるわ!」
ボ「他には?」
ツ「吉田沙保里選手やな」
ボ「趣味が熊狩りと噂の?」
ツ「何でやねん!」
ボ「人類最強の女子選手と言われとったからな」
ツ「前人未到の記録を達成しとったし、強い方やで」
ボ「他は?」
ツ「ほやな、アテネオリンピックの野球代表やな」
ボ「監督が長嶋茂雄さんやったね」
ツ「監督、代表選手の調子は如何ですか?」
ボ「ん~、どうでしょう」(物真似)
ツ「獲ったメダルの色は?」
ボ「ん~、銅でしょう」(物真似)
ツ「洒落にならん冗談やな」
ボ「気にしたら負けや」
ツ「身も蓋もあらへんな」
ボ「外国人選手は?」
ツ「体操女子で有名選手がおるやないかい」
ボ「はは~ん、ピンと来たで。あの人やな?」
ツ「せや、あの人や。せぇので答えよか」
ボ「ええで、せ~の」
二人「コマネチ!」(例の仕草)
ツ「もうええわ」
二人「どうも、ありがとうございました」(一礼)