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衝撃の告白!!さらば父よ!!

倒れているハルトに駆け寄るバルト。


「ハルト様!! 大丈夫ですか!?」

「ふっ・・・無理だろうな」

「そんな!! 今手当てを!!」

「無駄だ・・げほっ」


血を吐くハルト。


「そんな・・・」

「バルト、 最期に一つ、 いや二つだけ言っておく事が有る」

「・・・何でしょうか」

「まず、 私が禁じられた山から賜った知識についてだ・・・げほっ」

「あぁ!!」

「私には・・・若い頃、 身分違いだったが愛し合っていた相手が居た・・・」

「え?」


そんな話は初めて聞いた、 長い間執事をやっていたバルトも聞いた事は無かった。


「家の事を考えて・・・その娘とは別れる事になった・・・

しかしその娘は私の知らぬ所で私の息子を遺し・・・

流行り病で死んでしまった・・・」

「何を・・・何を言っているのですか?」

「その息子は・・・孤児院に入れられた・・・そして・・・レーア様の執事となった」

「!!」

「そう・・・お前は私の息子だったのだ」

「・・・・・ハルト様・・・」


涙を流すバルト。


「父親として何もしてやれなくて・・・すまない」

「いいえ!! 今まで言いませんでしたが私は貴方を父親の様に思っていました!!

貴方の心遣いに触れて私は幸せでした!!」

「そうか・・・ぐふっ」


血を吐くハルト。


「あぁ!!」

「最後に一つ・・・レーア様とこの世界を・・・たの・・・む・・・」


ハルトはそこで弛緩したのだった。


「ハルト様!! ハルト様!! お、 お父さんんんんんんん!!」


絶叫するバルト。


「・・・・・」


ハウは俯いた。


「・・・バルト、 悪いが・・・泣いている暇はねぇぞ

ここを離れて何とかしないといけねぇ、 お前のスシブレーダーとしての知識を広めるんだ

そして闇のスシブレーダーと戦わなきゃならねぇ・・・」


泣きながらゴハンは言った。


「・・・はい・・・」


バルトは立ち上がってエッグヴィーナスを拾った。


ここからバルト達の戦いの火蓋が切って落とされたのだった!!


―――――――――――――――――――――――――――――


スシブレード名鑑

エッグヴィーナス

卵の海苔巻きのスシブレード

卵をチョイスした理由はバルトの得意料理が卵料理だから

因みにバルトのオムレツはレーア伯爵令嬢の好物でもある。

やや硬めに巻かれているのは知識のあるだけの素人が作った物なのでご愛敬である

しかし卵は焼き慣れておりふんわりとしている為

VH装甲板の様に防御力を高める事に成功している。

守備重視のスシブレードだが、 使い手のバルトまだまだ発展途上なので

秘められたポテンシャルが有るのかもしれない

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