情報共有
バルトとエミリーとグレン、 そしてサイはハウとゴハンと
公園の片隅で合流したのだった。
そして情報共有を行った。
「ふむ・・・つまりそのダースシ・セキユーって奴が上流階級にも闇寿司を広めている、 と?」
「そうなりますね、 実際かなり美味しかったです」
「味は問題じゃねぇ・・・セキユーとやらと妥当せねば不味い事になるだろうな」
「そうなりますね、 しかし僕から見ても・・・強い」
エミリーとの戦いを想起するバルド、 飛び跳ね、 圧倒的なスピードを誇るスシブレード。
「勝ちの目は有るのか?」
「厳しいな、 数で押すのも・・・」
「くっ・・・どうすれば・・・」
「仲間にする、 と言う方法は取れないんですか?」
サイが口にする。
「それは無理だ、 奴は上流階級にも闇寿司を広めている」
「だけど彼の寿司は美味しいですよ?」
「・・・おい、 バルドこの娘洗脳されてるんじゃないのか?」
「いえ!! ただ単に私はセキユーさんの寿司が美味しいからとこういう事を言っている訳じゃないです
彼の寿司に対する真摯な態度を見ているんです」
「真摯な態度ぉ?」
ゴハンが怪訝そうに見る。
「彼は屋台で寿司を握る前に店でも寿司を握ります
そしてその準備の為に朝早くから起きて準備しているんです
何と言うか職人の魂を感じました」
「朝早く起きて仕事するのは結構良く有る事じゃない」
「そうだな・・・朝早く起きて稽古とかするだろう?」
「・・・・・待った二人共」
エミリーとグレンの言葉を遮るハウ。
「如何したの?」
「変だ、 闇寿司の思想と異なっている」
「どういう事ですか?」
「インフレーションの演説の中にこういう一節が有った」
インフレーションの演説は以前載せた物が全てでは無い。
インフレーションの演説の一節にはこういう物が有った。
「闇寿司は使い手を選ばない、 楽をして強くなれる手段だ、 と」
「それが?」
「楽をしてないじゃないか、 セキユーとやらは」
「確かに・・・闇寿司としては異端・・・なのでしょうか?」
「そもそもザクロ寿司とは一体何なんだ? バルドお前の寿司知識に無いのか?」
「分からない、 既存のネタでは無い事は確かだ」
「お手上げだな・・・」
「じゃあザクロ寿司が何なのか聞いてみるのは如何?」
サイが提案する。
「自分の手の内を明かすか疑問だが・・・」
「聞くだけ聞いて見るのもアリじゃないのか?」
がさり、 と音が聞こえた。
一斉に振り返る六人。
そこには誰も居なかった。
「気のせい?」
「六人全員が気のせいな訳有るか、 移動しよう」




