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詩集  作者: 水島素良
6/19

どうか時を

1君は遠く 旅立つ日が

近いことを告げた

胸の中で 吐く息は

弱弱しい


まだ希望があるって

信じていたいけど

君の横顔はもう

先を見てる


抱きしめたい そばにいたい

歩き出せば 肩を寄せて

満たされたい 眠らせたい

こんな切なさなら


A:どうか時を止めて

   帰りも行きもしないで

   もう会えないのならば

   今そばにいさせて 

   二人離れた後も

   君の行く先には

   光が満ちていると

   信じてはいるけど



2君の肩 その指先

 祈るような微笑み

 忘れないよ 君の声が

 聞こえなくなったとしても


B:どうか時を止めて

  青い空を見上げて

  「もう居場所はない」と

  つぶやいたりしないで

  冷たく落ちる雨が

  君の頬流れても

  この道がどこかに

  続いていると信じて


 どうか時を止めて……

 帰りも行きもしないで……


B;くりかえし


A:くりかえし 



そしていつも通り

朝焼けに目を覚まし

二人 最後の朝が

通り過ぎる



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