表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集  作者: 水島素良
4/20

愛はマボロシ☆


*愛は消えていった!

夢は育たなかった!

いつの頃か僕たちみんなダンマリ決め込んでいるんだ

みんな過ぎて行った

誰も気づかなかった

そして僕らみんな空見上げて他人(ヒト)のことは

見えない 聞けない そう「うちとけない」


夜の 街が 雲に慣れたら

僕らのユウウツも様になるさ

夢も 今も 知らぬ未来も

春一番ですべて消えていく


後に残るは僕らのヌケガラ


君の 声が 夜に溶けたら

つらい浮世も綺麗になるのさ

そうさ 今日は 奴らの星を

二人笑って叩き壊すのさ


叫びだしても 逃げ惑っても

かけらは突き刺さる


*愛は消えていった!

 夢は育たなかった!

 いつのころか僕たちみんなダンマリ決め込んでいるんだ

 みんな去って行った

 だれもかまわなかった

 そしてぼくらみんなひきこもって世の中など

 知らない いらない そう「受け付けない」




昼の 他人(ヒト)は 僕らに言うさ

「若い人には未来があるよ」と

「努力すれば どんなことでも

 かなうものだよ 頑張りなさいね」


バカにしないで そんなのウソだろ?


だって 僕ら これでもかなり

ただ生きることに努力してんだ

だけど 他人(ヒト)は いつもあきれて

「ろくに敬語もしゃべれない」という


ふざけないでよ! そっちはろくに

人を見てやしない


*愛は消えていった!

 夢は育たなかった!

 いつの頃か僕たちみんなダンマリ決め込んでいるんだ

 みんな過ぎて行った

 誰も気づかなかった

 そして僕らここに存在することすら許されなかった……


*みんな去って行った もう居場所はなかった

 いつの頃か僕たちみんな何も信じなくなったんだ

 みんな消えていった 誰も救えなかった

 そうさ僕ら気取った鍵をかけるあいつらに

 教えてやるのさ 愛はマボロシ☆


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ