2章 新たな旅立ち
2章を読んでいただく方々へ
ありがとう御座います。
2章では、物語の序章という感じで、構成させていただいております。
みなさんが、暇つぶしでもいい。この小説を読みたくなるよう、これからも精進します。
では、ゆっくり楽しんでいってください!
「久しぶり♩」
前言撤回 やっちまった 悪い気しかしない
2章 新たな旅立ち
俺は今、とある場所に連れてこられている。エイラザーノ学園の地下室だ。何故こんなところに連れてこられているかというと、先ほどあった女、実はあの女の人は俺の中学生のときの担任で、名前は確か、アカネ?というはずだ。よりによって担任に見つかるとは、、不覚
「隠れて正義の魔法使いでもやってたのかなー?」
「するわけ無いじゃ無いですか!?」
「じゃーあー、僕は中学のときの学年トップだから高校なんて行く必要ありません!とかいうやつ!?」
「違いますよ!高校に行かないのは、その、ある事件というか、いろいろあって」
「ふーん。まっ、私は待ってるよ?」
そんなことを言われても困る。本当にモンスターが無理になってしまった以上、戻れない。
「ところで何故街にモンスターが?」
アカネさんは顔を苦くして言った。
「最近、エイラザーノ学園の卒業生の一部がテロリストとなって、テロを起こしているのよ。エイラザーノ学園の学園長に批判してね。」
「なっ!?それは本当ですか?」
信じられなかった。エイラザーノ学園の学生はみんな真面目だと思っていたからだ。
「しかも、どんどんエスカレートしてる。」
「どうするんですか?」
「ふっふっふ、そこで私達はあるグループを作ることになったわ。対テロリストって感じね!もちろん!エイラザーノ学園の卒業生も交えてね!」
正直、それは心強い。エイラザーノの教師に加えて、卒業生まで入るとなると、ほぼ無敵だ。
だが、アカネさんはまた顔を苦くして言った
「でも、今、困っているの。テロリスト達には沢山の機械や兵器があって、それが全て対魔法用で、私達の魔法の威力がかなり落ちるのよ。」
「なっ!?なんだって!?」
対魔法用はかなり有効的だ、この時代、魔法が効かないのは無敵を意味する。
「だから、君にもグループに入って欲しいの」
え?
辺りはすっかり暗くなり、月が綺麗な空が広がる。
夜道の中、買い物を終えたヒロトは一人、アカネとの会話を思い出していた。
「何故僕なんですか!?」
「だって、ヒロトくんは優秀だし!戦況にも詳しい〜!それに固有魔法だってすごく魅力的な魔法だし!」
固有魔法、個人に不定期で現れる、その人だけの魔法
固有魔法には、魔力を使わない代わりに、攻撃魔法など、実戦で使うような魔法は出てこない。が、稀に実戦向けの固有魔法を使う人もいる。俺もその一人だ。だけど、俺は3年間も何もしていなかった。足を引っ張るだけだ。だから、正直に言った。
「すいません。僕には無理です。」
「そっか。」
ジリリリリリリリリリリリリリ
「うるせぇー、」
俺は、耳元でなるうるさい機械を手で制御し、朝を迎えた。ところで、目覚ましの音で起きるのって一番目覚め悪いと思わない!?
俺は朝ごはんを作り、朝食をとった。
そして、これは本当になんとなくだった。テレビをつけたのだ。そーすると、昨日のゴリラが映っていた。なんとなく画面を見ていると、俺はふと気づいた。明らかにおかしい。
「なんだ、、この影!?」
外出せずにはいられなかった。テレビでみたあの影、鳥の影にしては形がおかしい。つまり、怪鳥だ。確信は無いが、その可能性を俺は100%信じた。
そして案の定、それらしい鳴き声が後ろで聞こえた。
怪鳥は突然襲ってきた。住民たちに、何故かというと、果物が欲しかったのか、住民たちが逃げた屋台を漁っている。そこに、子どもがきた。そして、その子どもは怪鳥に向かって石を投げたのだ。
「僕の店から離れろー!この化け物!」
怪鳥は信じられない速さで子どもを襲った。
俺は信じられない、信じたく無い光景を目にした。
それから、何時間経っただろう。正確には30分もたっていないかもしれない。だが、何時間ものように感じた時間。今も感じている。怪鳥との攻防戦。あの速さでは奥義魔法を使えない。なので地道に、
「我は水神の精霊なり・水神の練力もって・切り倒せ」
*グルァァァァ
(まずい、魔力が、切れる!)
その瞬間、
「大地の風よ・新緑の全労きって・つか抜き刺せ」
南南西の方から魔法が飛んできた。アカネだ。
「大丈夫か?あとは任せろ♩」
あっという間に事態は収まった。
「くそっ!!救えなかった。子どもを、、」
「ヒロトくん、、」
俺は決意した。
「アカネさん、俺をグループに入れてください!」
「えっ!?いいの?」
「俺は強さが欲しい、皆んなを守れる強さが!」
「だけど、辛い道を歩む事になるかもしれないのよ?」
「覚悟なら出来てる。俺は、何もしないクズにはなりたくない。」
「わかったわ。じゃあ、みんなでやってやりましょう!とりあえず、明日学校でまた詳細は話すわ。」
「えっ?いや、メールとかでといいですよ。」
この人すらっと学校でとか言ってるけど、絶対学校には行きたくない。
「だーめ。直接会わないと色々と問題点が起きた時に大変な事になるでしょう?」
「じゃ、じゃあ学校以外でお願いしますよ!」
「学校に来ないなら、今から強制連行しますよ?」
「そんな事笑顔で言われても..........」
「そんなわけで、学校に来るのよ?」
「ぐっ!それだけは勘弁を〜!」
アカネさんはただただ笑顔を見せるだけだった。
2章 完
2章を読んでくださった方々へ
ありがとう御座いました!
どうでしたでしょうか?
意見などあれば気軽に教えていただくと幸いです。
少しトラブルがあったのですが、解決し、これからまた3章、4章と読みたくなる小説を目指して頑張ります。
では、この辺で
3章でまた、会いましょう!