0F 日常の終わりは唐突に
初投稿です。文章が稚拙なところもあると思いますがよろしくお願いいたします。
「はい、今日はここまでー。宿題ちゃんとやっておけよー」
そう言ってさっきまで授業をしていた教師が教室を出て行く。
それを合図に居眠りしていたクラスメイトも次々と覚醒していく。
「ぐあぁぁぁ!やっどおわっだどぉぉぉぉぉ!」
「先生が来たと思ったら授業が終わっていた……。な……何を言ってるのかわからねーと思うが以下略」
「お前、よく最初から最後まで寝れるな」
休み時間になり生徒たちは雑談したり、次の授業の準備をしたり、また夢の世界へ旅立ったりと、みな思い思いの方法で過ごしている。
そんな中1人の男子生徒、豊里和久が話しかけてきた。
「坂田の授業マジ眠くなるわー。ヒロト、なんでお前寝てないんだよ!」
「カズ、お前な……。授業中、普通起きておくモンだろ……」
「かーッ!優等生ぶりやがって!二次元を愛する同士だろ〜、居眠りしようぜ?」
「オタクだったらなんで居眠りしなきゃなんなんいんだよ!」
馬鹿な話で盛り上がっているとさらにもう1人の男子生徒、林信宏が話しかけてきた。
「カズヒサがアホでバカなのは今に始まった事ではないだろ。そんなのほっといて昨日の魔法少女ツエイ見たか?昨日の回は最高だったぞう〜?」
「魔法少女ツエイって午前3時半放送じゃねぇか!リアルタイムで見れるわけないだろ!録画はしてあるから帰ったら見るけどさ」
「アホでバカのところは否定しないのか……」
それからあのアニメは面白いだの、このキャラが可愛いだのととりとめのない話をしていた時にそれは起きた。
「なっ?!お、おい……お前らの足元……なんか光ってるぞ?!」
最初に異変に気づいたのはカズヒサだった。
「カズヒサ、なに言って……なん…だと……!?」
「これはっ!?なんで教室の床が光ってるんだよ!」
ヒロト、ノブヒロの2人も床が突然光り輝くという事態に動揺が隠せない。
そして教室にいた他のクラスメイト、さらには隣の教室からも悲鳴や叫び声が聞こえ、学年中がパニックになっていることにヒロト達は気づく。
「一体なにが起こってるんだ……?ノブ、お前わかるか?」
「理解できない事態が起きていることは理解した」
「それってつまりわからないってことだろ!」
「お前ら余裕だな!」
カズヒサとノブヒロが漫才をしている間にも光はどんどん強くなり、目を開けていられないほどになっている。
そして床の光が一際強く輝いた途端、ヒロトは空中に突然投げ出されたと思えるほどの浮遊感を感じ、意識を手放すのだった。
こうしてヒロト達が通う高校のヒロト達含む一年生、たまたま居合わせた他学年生、合計231人が世界から消えた。
龍ヶ崎浩人
通称 ヒロト
本作の主人公。
オタク趣味を持ち、異種姦モノが好きな変態
豊里和久
通称 カズ
アホでバカなやつ。
主人公と同じくオタク趣味を持ち、屍姦モノが好きな変態
林信宏
通称 ノブ
深夜アニメをリアルタイムで見ているので授業中はだいたい寝ている。
主人公と同じくオタク趣味を持ち、触手モノが好きな変態
坂田
国語科教師。
居眠りする生徒が多くて悩んでいる。
女教師モノが好きな変態