いつになったら旅立つの!!!
通告人「…私は……っ」
…彼女は何者なんだろうか。
こんな…複雑に絡み合う感情が人間以外に生まれるのだろうか…
俺には想像もできない想いが絡み合った悲しそうな表情
彼女の深く吸い込まれそうな海色の瞳
木々の間から漏れる光で輝く綺麗な長い白髪
…彼女を美しいと想う俺がいる……
俺 「…まぁ…おまえがすごいのは分かったよ…
お前がすべての役割に代われるとしても人数は大事だ…
だからまずはここから一番近い迷宮にむかいながら
仲間を見つけていこう。いいか?」
通告人「はい。ここから一番近い迷宮は…ええと…」
俺 「隣国…エルクサルドの魔法都市ユルドだな…」
通告人「…そうですね。
早速出発しますか?」
俺 「ん?ぁあ…えと…いま何時だ?」
通告人「9時過ぎです。」
俺 「…やべぇ。取りあえず村のみんなに挨拶してくる!!」
通告人「あっ…!……いってっしゃい。」
俺 「あぁ…いってくる。
出発はもうちょい後になると思うから。
お前も…なんかほしいもんとかあったら村でかってけ。
カルロスの通告人って言えばよそ者扱いじゃなくなるから安心していい ぞ!」
通告人「はい。じゃぁ少し出かけます。
バカも気をつけて…」
ふぅ…どうすっかな。魔王になったなんて…まぁ世界征服はしねぇっていえば大丈夫か!
みんなどんな反応するのかな?
ヤコウ…あいつもまぁ…大丈夫か…
……挨拶だけだし…あいつも一緒に連れてくれば良かったか…まぁ…いいや
うし!いくぞ!これから冒険が始まるんだ!!!