表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
946/955

2月10日(火) 五女・巴 「自己封印・安眠寝殿(スリーパー・オフトーン)」

 むにゃむにゃ……なに、パパ……巴ちゃんのために……惑星一個を……買ってくれるって……?

 違う?


 朝だから起きなさいって?

 夢だったか……。


 でも……いくらパパのお願いといえども……今日ばかりは……それは聞けないのよ……。

 なぜなら……今朝は冷え込んでいるから……。

 学校があるからといって……こんな朝にわざわざ……ベッドを出るなんて……あまりにも非合理的だわ……。




 寒いのは……昨日もその前もいっしょ??

 だからこそよ……。


 どれだけ寒くても……毎朝がんばって……起きているでしょう……。

 今日という今日は……何が何でも……ベッドから出ない……!


 いつまでも……ぬくぬくさせてもらうわ……♪

 「ふとんの日」なんだもの……。




 どうしても起きてほしい?

 よかろう……。


 では、まず……交渉のテーブルに……つきなされ。

 つまりは……パパもベッドへどうぞ……♪


 どう、あたたかいでしょう……♪

 巴が一晩……あたためておいたもの……すやぁ……。


 むっ……寝落ちをほっぺつまみで……起こすとは、無粋なパパ……。

 でも、ほっぺをつままれるのは……好きだから、許してあげる……♡




 それで、私を起こす……方法だけれど。

 これが相当に……難しいの……。


 私はただ……わがままで寝ている……わけではなくて。

 封印がかかっているのよ……。


 このおふとんと私は……霊的・魔術的……超自然的・科学的……物理的・精神的・合法的に――

 結びついていて……特殊な手順を……踏まなければ……切り離せないわ……。




 どうして……そんなことになったのか……?

 いい質問ね……。


 昨夜、寝る前に……私が設定したのよ……。

 願掛けのための……自己封印。

 明日、一日中……ベッドから出なければ……願いが叶うって……。


 ほら、枕元に……封印儀式の……参考書を……積んでいるでしょう……。

 ペーヌ語、ミピョン語……古代ヴァンドロモゾ語などで……書かれた、稀覯本の数々……♪




 それで、私をベッドから……切り離す手順は何かって……?

 そうね……順を追って説明するから……言うとおりにして……。


 まず、パパの体で……包みこむように……私を抱きしめて……♡

 パパの体温を移して……巡らせるように……♡

 よしよし……♡


 お次が手足……。

 パパの手と足の指を……それぞれ私の指に絡めて……。


 ……全部同時は無理?

 体格差が……ありすぎるか……。

 この時間軸……あるいは世界線の……巴ちゃんは……平均より小柄だものね……。


 ではまず……両手だけでいいわ……。

 仲良しの握手……♡

 これでもっと……ぬくもりが伝わる……♡




 それから、ほっぺね……。

 たくさんすりすりして……♡


 私のほっぺが……あんまりにも……やわらかすぎる??

 そうでしょう……ママもこのほっぺの……とりこだもの……♡

 毎日もみしだいているわ……♡


 パパもすりすりだけじゃ……我慢できなくなった……?

 いいのよ……はむはむしても……♡


 うふふ……夢中でほっぺに……むしゃぶりつくパパ……♡

 いいこ、いいこ……♡




 封印を解くまで……あとどれくらいかって?

 そうね、そろそろ仕上げ……。

 私の目を見て……いつも思っていることを言って……♡


 ――――。

 ………巴ちゃんは、大満足♡


 パパがしっかりだっこしていれば……ベッドから出しても……平気なはずよ。

 やっぱり……願掛けは大成功……♪


 パパ、私も。

 ……愛してる♡

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ