2月10日(火) 五女・巴 「自己封印・安眠寝殿(スリーパー・オフトーン)」
むにゃむにゃ……なに、パパ……巴ちゃんのために……惑星一個を……買ってくれるって……?
違う?
朝だから起きなさいって?
夢だったか……。
でも……いくらパパのお願いといえども……今日ばかりは……それは聞けないのよ……。
なぜなら……今朝は冷え込んでいるから……。
学校があるからといって……こんな朝にわざわざ……ベッドを出るなんて……あまりにも非合理的だわ……。
寒いのは……昨日もその前もいっしょ??
だからこそよ……。
どれだけ寒くても……毎朝がんばって……起きているでしょう……。
今日という今日は……何が何でも……ベッドから出ない……!
いつまでも……ぬくぬくさせてもらうわ……♪
「ふとんの日」なんだもの……。
どうしても起きてほしい?
よかろう……。
では、まず……交渉のテーブルに……つきなされ。
つまりは……パパもベッドへどうぞ……♪
どう、あたたかいでしょう……♪
巴が一晩……あたためておいたもの……すやぁ……。
むっ……寝落ちをほっぺつまみで……起こすとは、無粋なパパ……。
でも、ほっぺをつままれるのは……好きだから、許してあげる……♡
それで、私を起こす……方法だけれど。
これが相当に……難しいの……。
私はただ……わがままで寝ている……わけではなくて。
封印がかかっているのよ……。
このおふとんと私は……霊的・魔術的……超自然的・科学的……物理的・精神的・合法的に――
結びついていて……特殊な手順を……踏まなければ……切り離せないわ……。
どうして……そんなことになったのか……?
いい質問ね……。
昨夜、寝る前に……私が設定したのよ……。
願掛けのための……自己封印。
明日、一日中……ベッドから出なければ……願いが叶うって……。
ほら、枕元に……封印儀式の……参考書を……積んでいるでしょう……。
ペーヌ語、ミピョン語……古代ヴァンドロモゾ語などで……書かれた、稀覯本の数々……♪
それで、私をベッドから……切り離す手順は何かって……?
そうね……順を追って説明するから……言うとおりにして……。
まず、パパの体で……包みこむように……私を抱きしめて……♡
パパの体温を移して……巡らせるように……♡
よしよし……♡
お次が手足……。
パパの手と足の指を……それぞれ私の指に絡めて……。
……全部同時は無理?
体格差が……ありすぎるか……。
この時間軸……あるいは世界線の……巴ちゃんは……平均より小柄だものね……。
ではまず……両手だけでいいわ……。
仲良しの握手……♡
これでもっと……ぬくもりが伝わる……♡
それから、ほっぺね……。
たくさんすりすりして……♡
私のほっぺが……あんまりにも……やわらかすぎる??
そうでしょう……ママもこのほっぺの……とりこだもの……♡
毎日もみしだいているわ……♡
パパもすりすりだけじゃ……我慢できなくなった……?
いいのよ……はむはむしても……♡
うふふ……夢中でほっぺに……むしゃぶりつくパパ……♡
いいこ、いいこ……♡
封印を解くまで……あとどれくらいかって?
そうね、そろそろ仕上げ……。
私の目を見て……いつも思っていることを言って……♡
――――。
………巴ちゃんは、大満足♡
パパがしっかりだっこしていれば……ベッドから出しても……平気なはずよ。
やっぱり……願掛けは大成功……♪
パパ、私も。
……愛してる♡




