家族惑星ドーターブレイド【エイプリルフール特別予告プログラム】
「ここは地球ではない……? 呼吸はできるようだが……」
謎の惑星で目覚めた一人の男。
「この機械、動くのか!」
《おはようございます、お父さん》
凶暴な生物がひしめく危険な惑星。
男が出会ったのは、自身を“父”と呼ぶ自律式巨大人型戦闘機械。
通称、“愛娘”。
惑星に散らばった八機の“愛娘”全てを目覚めさせ、極限状態を生き残れ。
《料理は得意ですよ。機械もおなかは空きますから》
巨大エネルギータンクを備え、他機への補給が可能な“愛娘”リサは、防衛力・支援力も高い。
《走りに行こうよ、とーちゃん! それとも、飛びに行くほうがいい?》
高い敏捷性と持久力を兼ね備え、車両形態・飛行形態への変形も可能な“愛娘”ショウコ。
《気安く触らないで。……オーバーヒートしちゃうから》
“愛娘”リンの鉄断刀は姉妹機への危険を全て弾く。しかし、運用には繊細さが必要だ。
《ライブを始めるよー! みんな、盛り上がってるー?》
“愛娘”ミキは魅惑的な動きで敵を翻弄し、味方を強化する特殊フィールドも展開。
《周囲に敵影なし。……いや、あっちに珍しい地層が》
“愛娘”トモエは索敵能力に優れ、惑星に点在する遺跡の言語も解読可能。敵を弱体化させるフィールドも展開できる。しかし、敏捷性と持久力は低い。
《華弥が守ってあげますね……。お父さまには、触手一本触れさせません!》
“愛娘”カヤは無数の小型戦闘端末を遠隔操作し、オールレンジ攻撃が可能。本体の装甲は薄いので注意が必要だ。
《愛の魔法で、みんなを幸せにするわ!》
“愛娘”アイの魔法は攻守に優れた多彩な効果を発揮。しかし、地水火風などの自然の力を取り込むその性能は、周辺環境に左右される。
《うーん、おいしい♪ みんなもたべる?》
“愛娘”ユイは摂取した物質をエネルギーに変換、さらには人類用の食糧にも加工できる特殊な機能を持つ。動物と対話ができ、惑星に生息する危険生物すら手なずける。
――数多の危険を乗り越え、やがて“家族”となっていく一人と八機。
《イビツナル、ムスビツキ、タツベシ。セカイハ、タダシク、アラネバナラヌ!》
襲い来る正体不明の刺客たち――命なき冷たき鋼、“モラリス”。
「俺が“パパ”だとしたら……“ママ”は誰なんだ? 誰が、何のために、どうやって、この子たちを作った……?」
そして、大きな謎。
《よくぞ辿り着きました。……この時空でも家族になったのね。何と強い絆かしら》
広大な惑星を巡る長い旅路の果て。
“家族”が迎える結末は。
「――帰ろう。愛しい我が家へ」
※これはエイプリルフール特別企画として作成された予告プログラムです。




