6月16日(日) 【2】 八女・優結 「もりのおくへのおさそい」
朝ごはん、おいしかった♡
おさかなに、すーぷに、じゃがいもよ♪
りさちゃんとママのおりょうり、ゆい、だいすき♡
パパ――
ほかにも、おいしいものあるとこ、しってるの。
ふくをぬいで、みずぎになったら、ついてきて!
みずぎでいくのは――
うみじゃなくて、ほてるのそばの、もりのなか。
あついし、ほんとは、はだかのほうがいいのよ。
まわりをみると――
ほら、くだものいっぱい!
どれでも、おたべ♪
かってにとって、いいかって?
それは、ごあんしん!
ママいってたの。
「もりのくだものは、ごじゆうに」って、かいてるって!
やまもり、もいだら――
ちょいまち!
たべるのは、ここより、いいとこがあるの。
もりのおく――
だれにもみつからない、どうくつ!
ね、かくれてるでしょ♪
でも――
ふんふん。
ゆいのおはなは、わかったの。
いいにおい、してるって!
どうくつを、ずんずんすすむと――
ひろ~いおへや!
つくえに、いすに――
おさらまで!
ここに、くだもののせて、たべれるのよ♪
パパ、よういはいい?
せーので――
がぶり!
あま~い♡
たべたら、こっち!
ここにあるのは、なんと――
べっどよ♡
しかも、いいにおい♪
パパ、なんでいいにおいするか、わかったの?
へ~、あろま、っていうのね!
さ、ここで、ねましょ♡
これは、おやすみのたびだもの♪
くぅ~。
ね、ゆいのおなかのおと、きこえた?
おなかすいてるのって?
そうよ!
あんなにたべたのにって?
ちがうわ!
これは、たべものじゃない、おなかのおと。
パパのおとよ。
ゆい、たらふくくったあとは――
もっと、おなかがすくの。
ごはんは、もういいけど――
こんどは、パパがほしいって。
ゆい、あさからずっと、パパがほしかったわ。
でも、りさちゃんも――
パパをほしがってたから。
べっどのなかで、じっとしてたの。
ふたりが、たべあってるとこ、みながら♪
そしたら、どんどんほしくなって――
おきちゃった♡
だから、いまから――
ゆいがパパをたべるばん♡
もちろん、パパもゆいをたべなきゃだめよ!
こんなに、いいおいがしてる、べっどのうえだもの。
いつもより、もっとおいしいはずよ♡
うーん、パパ……♡
きもちいいわ♡
パパがゆいをさわったらね、ゆいのおはだ、ぷにぷにって、わかるの。
じぶんでぷにぷにするより、もっと♡
ゆい、およぐのも、はしるのも、すきだけど――
パパとべっどにいるのも、だいすきよ♡
およいだり、はしったりするくらい、たのしいし、あせかくもの♪
ねえ、パパ――
いまのゆいとしてること。
さっきの、りさちゃんとおんなじ?
いつものママと、おんなじ?
そのおかおは――
ちがうわね!
みーんな、ちがうんだわ。
ゆいも、そうよ♡
パパとママじゃあ、ちがうもの。
ぶたさんと、うしさんも、ちがうもの♪
それに――
きょうのゆいと、あしたのゆいも、ちがうのよ♡




