表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
901/942

6月16日(日) 【1】 長女・理沙 「おやすみリゾート」

 ちゅん、ちゅん――。

 小鳥さんたちが、おはようの歌を歌っていますね♪

 おはようございます、お父さん♡


 気持ちよさそうに、ねむっていましたね。

 ぐっすりと♡




 ここがどこだか、覚えていますか?


 優結ちゃんが商店街の福引きで当ててくれた、南国リゾート旅行の行き先――

 無人島のホテル、そのベッドの中ですよ♪


 正確には、南国リゾート旅行というより――

 南国リゾート予定地旅行だったんです。


 今年オープン予定のこのホテルも、一部はまだ建設中。

 そのおかげで、私たちの貸し切りなんです♪

 ホテルだけじゃなくて、この島にいるのは、私たち家族だけ――♡


 だから、お食事も全て自分たちで用意しないといけないけれど――

 おいしそうな食材が山ほどあって、最高です♪




 カーテンから差し込む朝陽もさわやか♪

 でも、ベッドをぬけ出すのは、まだ先のお話――♡


 私たち、決めていたんです。

 今日は、このリゾートで、お父さんとたくさん――

 おやすみするって♡


 昨日は、とう着してすぐ、海やプールで泳いだり、島中を探検したり――

 たくさん遊びました。

 その分、今日は、ゆっくり過ごしましょう♪


 凛ちゃんが言っていたの。

 この旅では、お父さんにいやされてほしいって。

 私もそう思います♪


 それに、景色のきれいな無人島で、のんびり、ごろごろ、過ごすって――

 とってもぜいたくだと思いませんか♪




 それでは、お父さん。

 あらためて――

 おやすみしましょう♪


 あれ、何だかあんまり――

 リラックスできていないみたいですね。


 ねむっているときは、あんなに強く――

 私をクッションみたいに、だきしめていたのに。

 この胸をまくらみたいに、していたのに。




 ……本当ですよ?

 では、私が、お父さんと逆転して――

 お父さんがどのようにねていたか、見せてあげます♡


 こうして、うでをこしに回して、胸に顔をうずめて――

 うふふ、どうだったか、わからなくなっちゃいました♡


 だから、ここからは――

 私の好きにしますね……♡


 んっ……♡

 だから、お父さんも――♡




 うふふっ、リラックスできてきたみたいで、よかったです♡

 もう、シーツはくしゃくしゃで――

 まくらなんて、どこかへ行っちゃいましたね。

 いつの間にか、シャツだって♡


 でも、まだまだ――

 もっといやしたい、いやされたい――

 って、思っています♪


 このまま、ずっと――

 ひゃんっ!


 おしりの周りで、もぞもぞしているのは――

 優結ちゃん!?


 お父さんの側には――

 愛ちゃん!


 朝ごはんの時間ですものね。

 おなかが空いて、起きちゃったみたい♪


 それでは、続きはまた後で♡


 カーテンを開けましょう!

 ほら、どこまでも広がる青空と海――

 絶景です♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ