2月14日(水) 【1】 ママ先生 「八つの出会い、八つの運命」
こんにちは、来てくれてありがとう。
突然、職員室へ――
それも個室へ呼び出されて、緊張しているかしら?
怖がらなくていいのよ。
あなたは、素敵な生徒だもの♪
それとも――
何か、呼び出されるような心当たりがあるのかしら。
うふふ♡
冗談はさておき。
あなたに秘密のお願いがあるの。
先生とふたりだけの秘密よ?
あなたには、この学園にいるたくさんの生徒――
その中にいる八人の女の子とお知り合いになってほしいの。
理由は――
その子たちと会えばわかるわ。
人生を変えるような、素晴らしい出会いになるはずよ。
あなたにとっても、その子たちにとってもね♪
名前は――
ないしょ。
それも、会えばこの子だって、わかるはずだから。
ヒントを出すなら――
あなたと同じ二年生に三人、一年生に五人いるということね。
あるいは、何人かとは、もうとっくに――
出会っているかもしれないわね。
今、頭に浮かんだ人はいる?
もしかしたら、その人がそうかもね。
八人の中に先生は入っていないのかって?
おもしろいことを言う子ね。
残念ながら入っていないわ。
でも、あなたが望むなら――
考えてもいいわよ♪
八人の女の子に会った後、バレンタインデーになったら――
また会いに来てちょうだい♡




