11月29日(日) 五女・巴 「千重の策」
今日の……お誕生日会の……主役……美貴姉さんチョイスの……ミルクレープケーキ――
パパも召し上がれ……♡
私が取り分けると……もれなく横倒しに……なるけれど――
それでもよければ……お皿を貸して……。
無数に重なり合った……このクレープ――
新作衣装の……ヒントになるかしら……。
商店街の……小さなステージとはいえ……初めてイベントで……ライブをした美貴姉さん……。
幸せそう……♪
デビューライブのステージで……恋人がいることを……宣言したのは……なかなか型破りだと……思うけれど――
美貴姉さんらしい……。
美貴姉さんは……私の同志……。
実働と立案の……いいコンビ……♪
日々……情報交換と……打ち合わせを重ね……幸せな将来を……より確実なものに……していっているわ……♡
たとえば、昨日……ミニスカートに……ニーソックスの……美貴姉さんが……脚を組み替えるたび――
パパの視線が……動いていたこととか。
私がお膝に乗ると……パパは大体、片腕を……私のおなかに回して……もう一方の掌で……私の膝こぞうを……包み込むこととか。
有益な情報が……たくさん飛び交う……♪
大したことない話……ばかりと思っている……?
それでもいいわ……。
むしろ好都合……♪
こうしたことは……油断されているうちに……進めたほうが……うまくいくもの……♪
美貴姉さんの観察は……凄いんだから……♪
パパの鼻の下が……いつどれくらい……伸びているか――
全部見えているの……。
今、何を……考えているかも……きっとお見通しよ……♡
ただ、そんな美貴姉さんにも……困ったところがあって――
私にまで……色々な格好を……させないでほしいわね……。
バニーとかフリルとか……私はそういう……役割ではなく――
せいぜい……古代生物の……着ぐるみくらいで……いいのよ……。
でも、パパが望むなら……用意された衣装を……着てみてもいいかも……。
パパはどう……?
そうやって……言わせることも……作戦かって……?
さあ、どうかしらね……。
どちらにしたって……パパにデメリットはないわ……♡




