表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
691/937

8月12日(月) 六女・華弥 「ねこじぞうさま」

 きょうから、お父さまとお母さまのごじっかへ!

 おふたりはごきんじょさん♪


 華弥は、おばあさまたちに――

 おてだまじょうずになったところ、みせるの♪




 やってきたのは――

 うみもやまもある、きれいなところ。


 およぎにいくから――

 みずぎをちゃあんと、もってきました♡

 むぎわらぼうしも、ありますよ♪


 むしとりあみと、むしかごは――

 愛たちにまかせます。




 お父さまのおうちで、おにもつおいて。

 ちかくをおさんぽしているとみつけた――

 いしでできた、みじかいかいだん。


 そこに、ちいさなおじぞうさまがいました。

 めをつぶって、にっこりわらった、かわいいおじぞうさま♪

 まわりには、おはなや、おまんじゅうがたくさん――!


 それをみた優結は――。


「おじぞうちゃん、しよっかな」


 ――っていうんです。




 あかいタオルをまいて、おててをあわせて――

 にーっこり♪


 そのままじっと、じっと――。

 せみさんの、じーじーってこえをききながら、すわっていると。


 華弥はちょっぴりねむたくなって。


 優結は、いつまでおじぞうさま、するのかな。

 ほんとうに、このまま、おじぞうさまになったらどうしよう……。

 ――っておもっていたら。


 優結のまわりにあつまったのは、おはなでも、おかしでもなくって――

 ねこさんたち!




 優結じぞうは――

 ねこさんたちの、まもりがみさん?

 みんな、優結のあま~いにおいに、ひかれたのかしら?


 でも、そのねこさんたち――

 おうちにつれてこないでね?

 華弥はひっかかれちゃうかもしれないもの……。




 なきまねしたら――

 華弥もなかまとおもってくれるかしら?


 にゃあっ!

 にゃああああ!

 にゃふぅ~ん♡


 ……やっぱり、やめとこ。

 ほんとに、なかまとおもわれて――

 ねこさんじんじゃに、つれていかれたら、いけないもの。


 つづきは、おうちのなかでしよっと♪

 それなら、あんしんですものね♡




 おふろで、お父さまにあらってもらったら――。

 にゃんっ♡

 にゃああん♡♡

 ねこさんになっちゃう♡


 なかよしの、おやこねこがいるとおもって――

 ねこさんたち、のぞきにくるかしら?


 そしたら、いっしょに――

 おふろにはいってもいいなぁ♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ