6月10日(月) 五女・巴 「ホットプール」
もうすぐ……プール開きね……。
理沙姉さんは、もう――
私たちの……学校用の水着を……用意してしまった……。
「ぎりぎりであわてると、いけないものね」
……とのこと。
まだ……いいというのに……。
さて――
どうする……?
差し迫った……この問題に……いかにして……対処するべきかしら……。
パパの力で……何とか――
私が……水泳の時間に……出ないですむように……するとか。
こっそり学校へ……ついてきて――
プールの中で……私を支えるとか。
何か……案はないの……?
ふむ……ふむむぅ……。
つまり、パパの意見は――
一度……挑戦してみるべき……ということ……?
どうしても嫌なら……あらためて……相談に乗るけれど――
全然泳げない……わけじゃないから……きっと大丈夫――。
そう言いたいのね……。
……まあ……予想はしていた……。
翔子姉さんも……ほぼ同じことを……言っていたわ……。
そんなわけで、これから――
水泳の特訓を……することになった……。
さすがに……パパもいない学校で……いきなり泳ぐのは……危険すぎる……。
気は進まないけれど……準備は必要……。
パパ、よろしく……♪
これから毎日……おふろで……練習するわよ……。
シャワーでゆっくり……私にお湯をかけたり――
湯船の中で……だっこしたりして――
プールに……耐えられる体に……仕上げてね……♡
私はもちろん――
紺のスクール水着を……着用……♪
ゼッケンに……名前も書いた……。
当然……帽子もある……。
もっと華やかな水着が……お好みだったかしら……?
でも、これは……学校の準備だから……リアリティを優先する……。
それに、一番……機能的……♪
では、私に……ちょろちょろと……シャワーをかけて……。
じんわり水着が……濡れていく感覚……。
むずむずするけれど……ちょっと気持ちいい……♡
これが練習に……なるのかって……?
もちろんなるわ……。
まずは……水に慣れなければ……始まらないもの……。
何……?
水というか……お湯じゃないかと……言いたいの……?
ええ、そうよ……。
確かに……実際のプールとは……環境が少し……違うけれど。
温かいほうが……気持ちいいじゃないの……。
わかったら――
シャワーでお湯を……かけ合ったり――
お湯の中で……マッサージしたりするわよ……♪
プールの特訓って……大変……♡
パパが付き合ってくれなきゃ……きっと乗り越えられないわ……♪