表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
672/937

6月3日(月) 六女・華弥 「オレンジのなか」

 お父さま、きのうは――

 ドキドキすることがありましたね!


 お父さまとお母さまに――

 みんなのみずぎをかってもらいました♡


 もう、なつですもの♪




 華弥のみずぎのこと、おぼえていますか?


 華弥のだいじなだいじな――

 ずーっとたいせつにするみずぎ。


 わすれちゃったなら――

 またみます?


 華弥は、なんかいだってみせて――

 せつめいしてあげますよ♪

 いつでもいってくださいね♪




 これはね――

 華弥がえらんだんですよ♪

 ねえさまでも、お母さまでもないんです!


 だって、美貴ねえさまがえらんでくれるみずぎは――

 ちょっとちがうんですもの。


 おなかがまるみえな、ちっちゃなみずぎ。

 華弥には、にあわないとおもうんです……。

 愛や優結なら、げんきだし、いいかもしれないけど。




 華弥のからだって――

 お母さまや理沙ねえさまと、ぜんぜんちがうもの。


 ちっちゃくて、ぺらぺらで――

 お父さまに、ひょいってつかまえられて、すぐにどこかへつれてかれちゃうような、からだよ?

 そんなの、お父さまのこのみじゃないとおもうの。


 それに、凛ねえさまも――

 おそとでは、おはだをみせないほうがいいっていっているわ。


 だから、華弥のみずぎは――

 ひらひらがいっぱいついていて。

 おなかも、あしも、かくれているの♪




 いろは、オレンジ!

 いろだけはね――

 美貴ねえさまが、おしえてくれたの♡


「華弥は、あかるいのがにあいそう」


 ――って♪


 すてきなみずぎ――

 おはだも、あんまりみえなくて、あんしんですね♪




 お父さまは――

 これでいいですか?


 華弥のみずぎ――

 えらんだので、よかったっておもう?


 ……じつは、このひらひら――

 ぺろんって、めくれるんです。

 愛と優結がいたずらしそう!


 ……お父さまも、ひらひらのなか――

 みてみたいって、おもうかしら?


 おそとじゃないなら――

 いいかしら?


 うん、お父さまだけなら、きっといいわ!




 しんぴんみずぎのなか――

 きになるな~っていわれたら。


 ……ぴらり。

 ちょっとだけ、めくってあげるの♡


 なかには、華弥の()()()()()があるだけですもの。

 あんしんですね♪




 いつか、華弥のみずぎを――

 お父さまがえらんでくれるかしら……?


 お父さまは華弥のおへそ――

 みえていてもいいのかな――?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ