5月14日(木) 凛 「チビたちのお相手」
凛よ。
最近、暑くなったわね。
これからもっと暑くなるから、あんたも気を付けなさいよ?
クールビズとかいうので、少しはマシかもしれないけれど――
夕方は意外と冷えたりするから、風邪を引かないように、ね。
ま、チビたちに乗られながら、ヘラヘラしてる様子を見ていると、心配するだけソン、って気もしてくるわね。
それで、その“おウマさん”の件なのだけれど――
チビたちが巴にヘンなことを吹き込まれたらしくて、私にしてって、言ってきたのよ。
……。
ええ。
やったわよ!
愛と優結を乗せて、“おウマさん”をね!
どうして私が!? って思ったけれど、2人はなぜだか、私が断らないものだと思い込んでいるようで……
断ったら暴れ出しそうな勢いだったから、仕方なく、ね。
あんたが帰ってくるまで、まだまだ時間もあったし。
でも少しの間、1人ずつを支えるのが精いっぱいで、ほとんど進めなかったわ。
だってあの2人、すっごく重いのよ!
食べすぎじゃないかしら。
特に愛なんて、私より重いんじゃない? っていうくらい。
……さすがに、それはないでしょうけれど、本当に発育がいいわ。
それに優結は、髪を引っ張ってくるし、愛には――お尻を叩かれたわ!
しかも、愛ったら力が強くて、結構痛いの。
少し赤くなっているかもしれないわ……。
まったく、いつもあんたにしていること、全部してくれなくてもいいのに。
でも――ふふん♪
2人は喜んでくれたわよ。
これで証明されたわね!
あんたがいなくても――私でも、チビたちのお相手は、ちゃんと務まるんだから♪
あんたに出来て、私に出来ないことなんて、ないのよ♪
だから今日は、あんたの出番なんてないわ。
帰ってきたら、とっとと部屋で、寝ちゃいなさい♡




