10月30日(火) 五女・巴 「オーバードーズ」
パパ……今日は何の日……?
魔が集う……ハロウィンの前日……?
『たまごかけごはんの日』……?
それとも――
私の誕生日……?
ふふふ……全部、正解……♡
ということは――
今日のパパは……私のお願いを……聞かなきゃいけないわね……。
誕生日の……プレゼントがパパとは……何と贅沢……♪
さあ、まずは……私のお部屋へ……どうぞ……♪
当然、今夜は……いっしょに寝るわよ……。
パパと寝れるように……広げていた星図や……年表を……片付けたのだから……。
ほら、もっと……密着しておかなければ……危ないわ……。
ハロウィンはもう……始まっている……。
私から離れると……パパの身に……何が起こるか……。
そう、いい子ね……。
こうして……私を抱いていれば……魔除けになる……。
まさに、一石二鳥……♪
しかし、これは――
想定以上の……リアリティ……。
近い――
パパが、近い……♡
これほど近くで……一晩過ごせば……流石の私も――
酔いそう……♪
パパの過剰摂取は……著しい……精神的高揚や……多幸感をもたらす……♡
おお……!
胸板の厚みや……鎖骨の形まで……よくわかる……♪
全身で感じる……パパの感触……極楽……♡
パパもわかる……?
一歳分……成長した……私の体……。
いや、わからないか……。
今日、突然、一歳分……大きくなるわけでは……ないものね……。
むしろ、体は……毎日、少しずつ……成長していくもの……。
つまり、この肌も……パパが触れている……その下で――
今まさに……成長しているはず……♡
どう……わかる……?
むぅ……。
それもわからないか……。
まあいい……。
私の成長を……示すものは……体だけではないわ……。
今夜は、私の……七年間の……集大成……♪
一晩かけて……巴ちゃんのことを――
全てパパに……教えてあげる……♡