表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
402/943

2月28日(火) 長女・理沙 「完成ひろう試写会♪」

 日曜日にしたマホウごっこの動画編集が、済んだということで――

 巴ちゃんに、完成版を少しだけ見せてもらいました。


 ふだんは、遊んでいる様子を録画するなんてこと、ほとんどないですが――

 巴ちゃんが、動画編集の練習をしたかったんですって。


「これを使いこなせれば……愛たちのごっこ遊びのクオリティははね上がる……。さらに応用すれば……もっとすごいことも……♡」

 ――って、うれしそうに言っていましたよ♪


 それにマホウごっこは、いつもは愛ちゃんと優結ちゃんが中心で、そこにときどき、何人か入ってあげているだけだけれど――

 昨日は全員参加で、何より、お父さんがずーっといっしょに遊んでくれている、ごうか版♪

 しっかり記録に残しておきたくなるのも、わかりますね♪




 劇場版ということになった、日曜日のマホウごっこ。

 見返してみても、楽しいけれど――

 自分が出ているところは、すごく……はずかしいです……。


 だって私は、ワルモノ役のお父さんにさらわれて、こわがっているはずなのに――

 全然、そう見えないんですもの……。


 でもそれも、仕方がなかったと思うんです。

 ワルモノのお父さんも――

 とても素敵だったから……♡


 お父さんのところで、いっしょにつかまっていた、華弥ちゃんとも、お話ししていたんです。

「お父さんになら、このままずっと、つかまっていてもいいね♪」

 ――って……♡




 ……すみません。

 こんなこと言われても、困りますよね……。


 けれど、やっぱり――

 お父さんに、強くかたをつかまれて――

 手を引かれて――

 悪のアジト……ということになっている、お父さんたちのお部屋へ、連れて行かれたとき。

 すっごく、ドキドキしたんです……!


 だから、そのシーンで、お父さんを見つめている私の顔は――

 巴ちゃんの編集で、かくしてもらいたいと思います……。




 巴ちゃんの使う特しゅ効果って、すごいんですよ!

 愛ちゃんのステッキや、翔子ちゃんの手や――

 お父さんの目が光って。

 本物の映画みたい♪


 戦うお父さんも素敵だけれど、マホウ使いの愛ちゃんたちも、やっぱり可愛くって――

 どっちを応えんしたらいいか、わからなくなっちゃいます!


 でも、愛ちゃんと優結ちゃんは、お父さんと戦っている間――

 とっても楽しそうで、ずっと笑っていましたね♪


「うわりゃ~! こうげき~♪」

 なんて言いながら、お父さんにだきついたり――

 こっそり、チューしていたり♡


 敵同士でも、仲よしなのは――

 いいことだと思います♡




 衣装も、美貴ちゃんのアレンジが入って、よく出来ています♪


 衣装なんて、すぐに用意できないと思っていたけれど。

「少しのくふうで、オンナはかわるから♪ 大じょうぶ、美貴にまかせて!」

 ――という言葉通り。

 美貴ちゃんが大活やくしてくれました♪


 みんなの服に、リボンを一つ付けるとか、余っている布を巻きつけるとか。

 小さなことばかりなのに、それだけで印象が変わって――

 すごいです!




 クライマックスで登場する、ママも――

 キラキラしていて、きれいでした……♡


 ママは、翔子ちゃんたちから――

「最強の敵の役をやって!」

 ――と、言われていましたが、断ったんですよね。


「ママまで大暴れしちゃうと、いつまでもお話が終わらないし……後々録画を見た人に、誤解されそうだもの……」

 ――ということだそうです。


 結局ママは――

 最後に登場して、愛ちゃんと優結ちゃんに、新しいマホウを与える役になりました♪


 そのマホウの力で、二人はお父さんをやっつけて。

 みんなでいっしょに暮らすことになった――

 という結末でしたね♪




 それから、もう一人――

 大事な役をしてくれた人がいます。


 お父さんの手下の、小さなアクマを演じてくれた――

 凛ちゃんです♪


「なんで私が、あいつの手下なのよ!」

 ――と言っていた凛ちゃんでしたが。

 すっごく似合っていました♪


 つかまっている、華弥ちゃんと私に、意地悪をするのですが――

 凛ちゃんったら、そんな役が上手なんです!


 少し意外だったけれど――

 意地悪なはずが、何だか優しくて。

 ときどき助けてくれたりして。

 やっぱり、凛ちゃんだな……って、思いました♡




 そんなみんなの活やくがつまった、マホウごっこの映画。

 お父さんが帰ったら、上映会をすることになっています♪


 はずかしいところだけは――

 そっと目を閉じて。


 みんなでいっしょに、楽しみましょう――♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ