表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
279/943

9月9日(金) 長女・理沙 「静かな秋の声」

 二学期が始まったと思ったら――

 もう、二週目が終わりそうです。


 夏休みが終わるのを残念がっていた、翔子ちゃんや巴ちゃんも――

 楽しく、学校に行っているみたいですよ♪


 久しぶりの学校に、私もようやく慣れてきました。

 ただ私は、あんまり体力がないみたいで――

 夕方になると、少しだけ、つかれてしまいます。


 特に、みんなの前で、発表することになっている日は――

 きんちょうして、いつもの何倍も、つかれてしまう気がします。


 夏休みの間も、お母さんのお手伝いで、朝食やお父さんのお弁当を作っていましたから――

 朝起きるのは、そんなにつらくないんですけれど。




 でも――

 お父さんは、私が学校に行っているよりも長い時間、毎日お仕事をしているんですよね……。


 夏休みだって――

 私たちに比べたら、ずっと短かったですし。


 夏休み中、みんながお家にそろっているときに、お父さんだけいないと――

 何だかさびしいな――

 早く帰ってきてほしいな――

 って、思ってしまうこともありました……。


 ああ――

 いけない。

 これでは、いつかの華弥ちゃんみたいですね。


 華弥ちゃんだって、さびしいのをがまんできるように、なってきているんですから――

 お姉さんの私が、こんなことではダメですよね。




 最近は、セミの鳴き声は、あまり聞こえなくなりましたけれど――

 かわりに、夜になると――

 リィン、リィン……――

 と、静かで、きれいな鳴き声が、聞こえてきますね。

 すずしげで、落ち着く声……。


 夕食のときは、窓を少し開けて――

 虫の声を聞きながら過ごすのも、いいかもしれません。

 きっと、リラックスできると思います♪




 一日、お仕事をがんばった後は――

 お家でゆっくり、くつろいでください♪


 お仕事から帰ったお父さんにとって――

 お家が、落ち着ける場所であってほしいです……♡

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ