6月12日(日) 三女・凛 「まさかヘンタイ?」
あんたも大変ね。
いつもいつも、美貴のアイドルごっこに付き合わされて。
私も巻き込まれたことがあるから、わかるわ。
美貴ったら、ことあるごとに、「歌を聞いて!」とか、「ダンスを見て!」とか、「こんな衣装どーかな?」って、言ってくるし――
ときには「いっしょに考えて!」なんて、言い出すんだもの。
毎回相手にしていたら、キリがないわよね。
昨日は、「さつえい会ごっこ」だったんですって?
色々思いつくものね。
美貴のそういうところは、少しだけ――
すごいと思うわ。
それであんたは、美貴におねだりされるまま――
水着の整理とか、「さつえい会」に付き合っていたんでしょ?
まったく……。
無理することはないのに。
いそがしかったら、きっぱり、ことわったほうがいいわよ?
美貴って、本当に甘えんぼうなんだから。
それとも、まさか――
喜んでるんじゃないでしょうね!?
美貴の部屋で、ふたりきりで――
着替えたり、写真をとったりして――
楽しんでいたりとか!?
もし、そうなら――
あんたって、ヘンタイすぎるわよ?
安心して、いっしょにいられないわ……!
そうよ――
美貴のことだもの。
ただの「さつえい会」で、終わりははずがないわ。
本当はどんなことをしてるのか、チェックをしないといけないわね……!
私は、わが家の風紀委員になろうと思っているんだもの♪
アヤシイことは、しっかり調べる責任があるわ!
もし本当に、フケツなことがあれば――
ママに報告しなきゃ♪
結局昨日は、美貴が遊びすぎたせいで、水着の整理もあまり進んでいないって聞いたわ。
だから、どうせ――
今日もするんでしょ?
美貴の部屋の「さつえい会」。
今日は、私も見学させてもらうわ♪
何にも、やましいことがないなら――
私が見てたって、問題ないわよね?




