表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/938

3月15日(日) ママ 「日記開始!」

 さて。

 日記が始まりました。

 これから娘たちが、あなたへのメッセージを、この日記帳に書いていくわ。


 あなた、びっくりしたかしら。

 急に、こういうものが始まって。


 これは、私が提案したことなの。

 みんな、パパと一緒にいられる時間が少なくて、寂しいみたいだったから。


 日記を通して、パパへ気持ちを届けることで――

 少しでもお互いを近くに感じ合えたら、素敵かなって、思ったの。




 もちろん、あの子たちに寂しい思いをさせないよう、あなたがすごく頑張ってくれていることは、よくわかっているわ。

 お仕事が大変なのに、毎日できるだけ、早く帰ってきてくれていることも。

 お休みの日だって、あの子たちや私のために、全部の時間を使ってくれていることも。

 みんなみんな、よくわかってる。


 それでも、あの子たちは、パパと過ごす時間が、もっともっと欲しいみたい。

 もっとも。

 いくらあっても、足りないと思うのかもしれないけれど♪


 だって、大好きな人と過ごす時間って、そういうものでしょう?

 私だって、その気持ちはわかるもの。




 さておき。

 明日から娘たちが、順番に日記を書いていきます。

 みんな、書きたいことはいっぱいあるはずよ。

 毎日顔を合わせていても、伝えきれない気持ちはあるものだし。


 だから、あなた。

 ぜひ、あの子たちからのメッセージを読んで、気持ちを受け止めてあげて。

 私からのお願いよ♡

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ