とある死神の死亡予定者観察記録
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よく晴れたある秋の日、一人の青年がスマホでゲームをしながら歩いていた。
彼の名前は平戸穂波。現在、18歳の高校3年生だ。受験勉強をせずダラダラと日々を過ごす。
親からの言葉を聞き流し、「今を生きる」と豪語する。
今日も彼はイヤホンで耳を塞ぎ、視線は画面に釘付けだ。
前を見ていない&周りの音が聞こえない彼は赤信号に気付かず迫る車にも気付かない。
そして案の定、轢かれた。それはもう、盛大に、ポッーン、ガリガリガリと。
さて、彼の最後の心の声は何だったのでしょうか?
親への謝罪?不注意への後悔?日々を無為に過ごした反省?
いやいや、残念。不正解です。正解は、
『転生か転移かぁ。俺、転移がいいなぁ』
ドアホがぁ!!さっさと死ねぇぇ!!!
コホンッ
失礼取り乱してしまいました。
さぁ彼の魂を地獄の獄卒に引き渡しに行きましょう。
え、なぜかって?
当然です。親より先に死んだのですから。
皆さん、『歩きスマホ』は危ないので絶対止めましょうね。
え、結論が違うって?