第1話 京のプロローグ
何ていうか、行き詰ったりしちゃってます。定期試験も近いのに。
次回から、ここでキャラクター紹介とかしちゃいますね。
ということでよろしくです!
俺の家族について話をしよう。
両親が海外で仕事をしているから、今は2人の姉と2人の妹と一緒に暮らしている。
姉その1。長女の鳴宮夏乃。一応大学生でかなり頭がいい。まぁ、酒飲みで暴力的な。
「ウワバミゴリラだけどな」
「誰がゴリラですって?」
「しまった!口に出てた!」
「京、ちょっとこっちに来なさい」
「夏姉ちゃん、指はそっちに曲がらないたたたた!」
……ゴホン。さてと。紹介に戻るとするか。
姉その2。次女の鳴宮瑞穂。一言で表すならば、そうだな。瑞穂姉は。
「女神だ!」
「……京、少し恥ずかしい」
「また口に出てたのか、俺は!」
「ん。……京もかっこいいよ?」
あ、やべ。鼻血が……。
すまない。ちょっと興奮した。
今度は妹その1。三女の鳴宮咲。運動神経の塊みたいなやつで、たいていのスポーツならすぐに上達する。栄養が必要なところにいってなくて、残念な部分が。
「……(ちらっ)」
「兄貴、今どこを見てたのかしら?」
「俺は何も言ってない!」
見てはいたけども。残念な部分を。
「覚悟してよね、兄貴」
「咲、待て!そのこぶしをどうすいたたたた!」
……ふぅ。年頃の女の子は大変だな。
妹その2。四女の鳴宮愛菜。こいつは……。
「お兄ちゃん!」
「おっと」
この、飛びつきながら抱きついてきたのが愛菜だ。
鳴宮家の末っ子で、結構甘えん坊だ。
「お兄ちゃん、愛菜の頭をナデナデしてください!」
「よし、任せろ」
愛菜の頭を撫でてやる。
愛菜は特に俺に懐いている。可愛いやつめ。
あ、そうだ。俺は長男の鳴宮京。唯一の男だ。
まぁ、特にこれといったものはないかな。あ、瑞穂姉に対する愛ならだれにも負けないけど。
こんな5人で暮らしているわけで、これがゲームだったらイベントものなんだろうけど、幸か不幸か俺の人生は普通に流れている。
まぁ、血がつながってるしね。むしろ、夏姉ちゃんと咲が瑞穂姉と血がつながってないんじゃないか?すぐに手を出すし。
案外俺だったりして。
けど、それだったら瑞穂姉と結婚も!?なんて先走ったり。
あ、想像したら鼻血が……。