第二三話 日常 オトネを班長に
今晩は。
投稿です。
そしてやっと現われる残りの二名。
「みんなごめんっ!遅れた!」
「すまん!せっかくの修学旅行!」
ここで固い川崎緑が一言!
だから緑っ!相手は謝っているんだからっ!
「なんで遅れた?今後のために聞いておきたい」
「……おい、緑」
俺は止めに入ったが緑は止まらない。
緑はいつも止まらない、やり過ぎるのだ。
曲がったことが大嫌いなのだが、意外と本人も結構真っ直ぐ走らなかったりする。
……まぁそこがコイツの面白いところなのだが。
そして遅れてきた本多さんは、もともと緑とは仲が悪い。
勝気な女の子で、文武両道。
書道と柔道は全国クラスなのだ。
「目覚まし時計が止まってサ」
「なんだ?その言訳?起きろよ、それぐらい」
「はぁ?川崎は起きれるの?目覚まし無しで?」
「ああ、余裕だぜ?」
「年寄りか?」
「おい、差別発言はやめろよな!」
「ちゃんと謝ってんだろぉ川崎ぃ!」
同じく遅れてきた陽野くんがキレた。
朝から、しかも初日からこれかぁ……この先どうなるのか。
ん?オトネ?どうした?
「意見はよか、思う存分言い合え」
「なんだと!?オトネェ!」
陽野が食って掛かる!
「喧嘩もよか、心残りないよういせぇ」
「お、おいオトネ!?」
俺は止めにはいったが、オトネは止まらない。
「ばってん、よう聞け!仲直りできん喧嘩はするな!」
オトネの一言に皆が黙る。
それは沈黙の呪文のようだった。
次回 第二四話 日常 なぜか俺が班長 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。




