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最低兵器  作者: ハガノ・溝野魅苑


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2/2

冒険の始まり

「皆の者、今日はよく来てくれた!」

謁見の間で皇帝、ステラ・ミレイ・ブレイヴェニア17世は言った。

皆の者…シオンは周囲を見回す。自分も含め、5人のドラゴンハンターは、皆、師団の長を務めている。国属のドラゴンハンターは、その長の魔力や戦闘スキルに応じて隊列を組むことができる。集められた師団長は、『斬撃の舞人』の異名を持つ剣術の使い手、フレッド・スクラー、魔弓を操る技術を持つエルフ族の中でも最高峰の腕前を持ち『戦慄の魔弓師』として恐れられているカリナ・フキ、魔族と比べれば魔力は劣るがそれでも人類の中では最大出力で、レフコストネールドラゴンと同じ雷の魔法を使い、そのことから『閃光の魔術師』と呼ばれているリクム・カンナ、人間には大筒の高速連射は不可能だが、獣人である体躯を武器として不可能を可能とした『神速の轟砲』ダイガン・キャリン・ブラスティ、そして『混沌のエトラプス(氷炎)』と呼ばれるシオンである。

「あれ?あんたぁ、どーっかで見たことあると思ったら…。」

そう声をかけてきたのはダイガン・キャリン・ブラスティだ。

空気にピリッと緊張感が走った。面識はなくとも各々その道の頂点に立つものとして名を馳せている歴戦の猛者達だ、我こそは最強のハンターだとの自負もあるだろう。一触即発の事態になったとしてもおかしくはない。

「あーあ!やっぱりそうだ。あれだろ?なんか珍しい武器使うんだよな!噂は聞いてるぜ。若いのにすげえな!」

獣人特有の長身、重い大筒を高速で扱う為の分厚い胸板、隆々とした筋肉質という見た目に反して、人懐っこい笑顔で話しかけてきたダイガン・キャリン・ブラスティにシオンは戸惑った。

「あっ…いやっその…あっ…あっ…ど、どうも…。」

真っ赤な顔で俯くシオンを見て、話しかけてきたダイガン・キャリン・ブラスティだけでなく、フレッド・スクラー、カリナ・フキ、リクム・カンナも表情が和らいだ。

「最強ったってもまだ12歳だもんな。こんなおっさんおばさんに囲まれたら緊張するよな!」

「ちょっと!私まであんたと一緒にしないでよ!私まだ14歳なのよ!」

ダイガンが軽口を叩くとリクムが突っ込んだ。

「大体女性もいるのに年齢の話は失礼よ。」

エルフ族のカリナに言われ、ダイガンはちょっと意地悪な笑顔を浮かべた。

「おっと、これは失礼した。特に長命なエルフ族にはこの話題は禁句だったか。」

その言葉にカリナも不機嫌な表情になる。元々エルフと獣人は種族としては折り合いがあまり良くない。その時、口を開いたのは剣士のフレッドだった。

「おいっ!皇帝閣下の前だぞ。」

その一言で皆居住まいを正した。

「本日集まってもらったのは他でもない!」

ステラ・ミレイ・ブレイヴェニア17世が言った。

「いよいよ機は熟した!私が国を治めるようになってから39年…これまでも、我が国に属するドラゴンハンター師団は代々ハンターの中でも強者のみを募ってきた。

しかし、これだけの手だれが一時期に集まるのは初めてのこと。これは、今こそレフコストネールドラゴンを討つべし!との天の思し召しであろう!皆で力を合わせ、レフコストネールドラゴンを討伐せよ!」

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