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今日から始められる超健康生活! 若いうちからの最強の財産形成へ  作者: 中将


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㉑ 病院にはなるべく行ってはいけない/癌検診の罠

質問者:今回は病院に入ってはいけないというお話のようですが……流石にそれは問題なのではありませんか?



筆者:ええ、これもある“限度“というのがあります。

 例えば持病などがあり、継続的に治療などが必要の場合や薬などを得なければ命を繋ぐことができない方。そう言った方々の医療は必須でありますので、病院に行く必要はあります。


 しかしながら、一定レベルの健康な方であるならば“なるべく病院や健診に行くべきではない”と言うのが僕の考えです。



質問者:えぇ~、健診にも行ってはいけないのですか? 何だか信じられないのですが……。



筆者:基本的に僕がこれまでお話ししたような、食べ物に気を付け、運動習慣を行い、しっかり睡眠をしているのであれば、そんなに大きく健康が損なわれる心配は無いように思えます。

 実際にこれまでの各項目を見ていただければ分かる通り、これらの項目をクリアしている方は非常に病気にかかるリスクと言うのは低下します。



質問者:とはおっしゃりますけど、やっぱり“病院に行かない”や“健診にも行かない”って言うのはかなり抵抗感がありますよ。

 正直な話、その発言を聞いたときには耳を疑いました。



筆者:一般的な感覚からすればそう思われるのも理解できます。

 ここで、“強制的に病院に行けなくなってしまった市“について見ていこうと思います。


 北海道夕張市では、2006年の財政破綻後、171床あった病床は、19床に大幅に減少しました。

更に総合病院は消滅し、市にはいくつかの個人の診療所が存在するのみとなってしまったんです。

 令和3年の7145人の住民の約半分が高齢者で、これほど病院・病床が減少することで多くの患者があぶれ、適切な医療を受けることができなくなると予想されていました。


 実際に病院が減少したので、救急車が病院に到着するまでの時間は以前の約2倍に伸びてしまいました。その上で夕張市の救急出動は約半分になりました。


 ※日本の国家は自分で円を発行できるので破綻しませんが、自分で通貨を発行できない上に地方交付税に限りがあるので地方公共団体は破綻する可能性があります。



質問者:そう言えば、夕張市は大分前に財政破綻していましたね……実際のところは夕張市の医療はどうなったんですか?


 

筆者:実際は予測されたことと、まったく逆の現象が起こったようです。

夕張市立診療所の元所長、森田洋之医師によりますと「日本人の主な死因であるガン、心疾患、肺炎の死亡率について、女性のガンを除きすべて破綻後のほうが低くなっている」と指摘し、「死因として増えたのは、老衰だった」とおっしゃっています。

 更に、2001~2006年に年間81万1000円だった高齢者一人当たりの診療費は、2007~2012年には76万9000円に減ったとのことのようです。

 つまりは夕張市以外の代わりの病院にもあまり行っていないと言うことですね


また、平均寿命に関しても以前と比べて横ばい程度で極端に下がったといった事情も無いようです。


質問者:人口の約半分高齢者の方々は病院に行かずに一体どうやって医療を受けたのでしょうか?



筆者:プレイマリーケアと言う取り組みを行っているようです。

 これは一般的医療と専門的医療とを包括した最善の医療を行おうというものであり,応急処置から本処置,リハビリテーション,経済的負担までを含めて,最善の医療が施されるためにはどうあらねばならないのかを追求すべく行う,研究および実践活動を指します。

 

 今の日本の医療とは真逆の考え方です。



質問者:??? 真逆とまでおっしゃいますと、つまりは日本では最善の医療が行われていないと言うことでしょうか?


 

筆者:極端な話そうなります。

 日本においては国民負担が少なく国が医療費を7割から9割を負担してくれるので、医療を提供すればするほど収益に繋がります。

 つまり、医療をしなければ医療機関の経営が苦しくなります。そして、患者さんから直接お金を取らないので罪悪感も少ないです。


 勿論すべての医療機関がお金のためだけに働いているとは思いませんし、数多くの命を救っているという事実もあるでしょう。

 しかし、投薬などを行い続けることによって苦しみながら生き続けることに果たして意味はあるのでしょうか? と言うのが僕の考えです。



質問者:しかし、夕張市においては財政破綻をしたことがある意味功を奏したわけですが、

 実際の上では中々病院数を減らすことは難しいのではないでしょうか?



筆者:国の地方公共団体の制度として“指定管理者制度”と言うのが存在します。


 この制度は、地方自治体が所管する公の施設の運営をノウハウを持った民間事業者などが担い、効率化を図ることです。夕張の市立診療所でもその制度を取り入れていて、市の所有物である診療所を民間が管理・運営しています。


 努力して医療費を削れば市町村国保の財政が改善するわけですから、そこでwinwinの関係になれるのです。



質問者:高齢者がこれだけ多い自治体で平均寿命も変わらず医療費が少なくなるというのは本当に画期的ですね。



筆者:ただ、ここで一つ注意するべきことがあります。

老衰を受け容れるのか延命治療を受けるかどうか高齢者ご本人の意思に関わってくる問題でもあるんですね。


 高齢者の方が延命医療をどうしても受けたいという場合、その選択肢が自治体ごとによって限られてきてしまうというのは少し問題ではあるとは思うので、全ての選択肢がプライマリーケアを行うのではなく自治体ごとによって異なるなどの選択肢を広げても良いと思います。


 地方の医療を維持することが難しい自治体に関しては指定管理者制度を活用したプライマリーケアを行った方が良いと思います。



質問者:確かに高齢者の方本人の意志や周りのご家族の方の意志と言うのは大事になりますよね。

このお話から、必ずしも高齢者の方が病院に行かなくても良いと言うことは分かりました。

 しかし、健康診断については流石に受けなくてはいけないのではないでしょうか?



筆者:健康診断を受けることの結果によって“安心感“が得られるのであれば別に良いと思いますが、現実的にはあまり効果は無いように思えます。


 皆さんが企業に所属していると毎年のように健康診断があると思うのですが、正直なところあのレベルでは“参考程度”にしか過ぎないんですね。


 企業側の義務ですので会社に勤めている皆さんは健康診断は受けなくてはいけないものなのですが、敢えて追加で健診をする必要は無いのかなと思います。


 僕はちなみに個人事業主なので義務では無いので健康診断は個人として開業以来一度も行ったことが無いですね。



質問者:えぇ~、でも癌検診とかは大切だとよく言われるでは無いですか? 早期の治療発見が大事だといわれていますが……。



筆者:日帰りの人間ドッグの場合、癌が出来た場所によっても発見率が変わり、胃がんや食道がんの場合50%弱という高い確率で発見出来ることもあれば、前立腺がんや肺がんの場合7%未満ともっとも発見率が低いです。


 中でも、前立腺がんに関しては腫瘍マーカーの測定で、前立腺特異抗原(PSA)という値が高ければ高いほど癌の疑いも高くなるのですが、中高年期を迎える男性のPSA検査では全体の2.2%で危険数値の4以上で、高い人であれば10を超える人も多く30や中には90という人もおられます。


しかし、PSA数値が4よりも高く出た患者さんの中で、前立腺がんと診断される人は7%程度という結果があり、前立腺肥大症でもPSAが高くなることがあります。

これは、腫瘍マーカーが高いということが必ずしも、癌を発見するというものではく、あくまでも癌の疑いがあるということになります。


 肺ガンの場合はというと、胸部X線で癌の影を疑うと、その後のCT検査と組織検査で診断することが一般的で、当初のX線検査での疑いから、組織検査、CT検査をして癌と診断される人の確率は4%未満です。

 (人間ドック・健診MRSOのサイトより)



質問者:そんなにも、人間ドックの精度って低いんですか……。



筆者:癌専門の検査であるPET検査は非常に精度が高いようなのですが、1回あたり10万円以上もする高額検査になっています。

 余程、体のどこかにしこりが大きくなったなどの不安を抱えていない限りこの検査を受ける必要も無いように思えます。


 また、消化器がんの場合、粘膜内にとどまっているがんは日本ではがんと表現することがありますが、欧米では前癌状態を現す異形成デイスプラジアという言葉を使って区別しています。

 日本ではこれら含めて“早期治療が癌を根絶できる”と言っているわけで、その信憑性は大丈夫なのかな? と個人的には思ってしまいますね。



質問者:なるほど……。



筆者:また、日本の場合はガンの治療を受ける場合、最初にかかった医師が外科であれば『手術の方法』が優先されることになり、他の治療法を選択できない可能性が極めて高くなります。

 放射線治療専門医の数となると、全国でわずか1000人程度しかおらず、欧米のように若手を育てる環境もありません。


 よってすぐに手術の話になってしまうんですね

 仮に癌が健診によって発見されたとしても、数が少なくても、放射線治療の専門医の話も聞いてからどういう風に癌に対処していくか考えていくべきだなと思いますね。


 患者の意思を尊重するために、患者の診断時から緩和ケアまでを客観的にサポートする制度のことをキャンサーナビゲーションといいます。

日本もこの考え方を主流に導入していくべきだと僕は考えます。


 また、癌検診は多少なりとも放射線を浴びますのでそのリスクというのもあります。いたずらに癌検診を受けるのはどうなのかなと言うのが僕の考えです。



質問者:なるほど、日本の癌診断やその治療に関してはおおいに課題があるわけなんですね。



筆者:勿論、精度が低い安いタイプの癌検診を受けることによって心の平穏が保たれるのでしたら、それでも一向に構いません。

 しかし、僕には意義を感じられないということです。

 上記のようなことを考慮したり頭に入れておいた上で癌検診などを受けに行かれた方が良いように思いますね。


 では次に薬にあまり頼らない生活について触れていこうと思います。

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