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ゲーム・漫画・アニメの思い出

うたわれるものの感想

作者: ayasaki12

「うたわれるもの」



 元エロゲメーカーより発売された名作。

 シミュレーション+アドベンチャー方式のゲームですが、個人的にはシミュレーションはそこまで重要な物でなく、ゲームらしさを出すための備え付けという印象です。

 最初の発売は2002年でエロゲとしてはそこまでエロくなかったけど、物語としてみればまさしく感動が感動を呼ぶ名作に相応しいものでした。

 当時は主人公たちの親しい人達が亡くなっていくところで、どれだけ悲しかった事でしょう。

 ただ、初代うたわれるものは1つの作品で完結でしたので、続編が発売されたのは10年以上経っていたのとコンシューマー向けになっていたので、買う気がしませんでした。

 そして20201年にスチームで続編が半額セールしていたのと評価も上々だったので買ってみる事に。

 結果、プレイ後の評価は文句無しでした。

 「偽りの仮面」においては絆を紡いでいきながら、少しずつ登場人物達同士の関わり方が深くなっていくところがいいですね。

 「二人の白皇」は物語上シリアスなシーンが圧倒的でしたが、ラストは涙無しでは語れないほどの締め括りもしてくれて、感情移入するしかありませんでした。

 この物語が感動できるのは主人公の魅力だけでなく、主人公を支えるメイン・サブの登場人物が素晴らしく魅力的だったのが挙げられます。

 まず初代うたわれの主人公であるハクオロ。

 成熟した大人としての包容力と決断力。優しくもありながらも時折見せる茶目っ気や誰とでも分け隔てなく接するおおらかさ。

 ……何この完璧すぎる主人公。今でも私が見てきた漫画やゲームの中ではぶっちぎりで一番好きな主人公です。

 他に好きな主人公上げるなら「キン肉マン」になりますが、そこはまた別の時に語ります。

 ただこんな主人公だからこそ、ヒロイン全員に好かれても納得できます。

 自分からしたら、この主人公に惚れないほうがおかしいと思えるほど、カッコよかったのですからね。

 また他の男性登場人物に関しても、同性から見ればカッコいい生き様を見せてくれて、こいつ主役のスピンオフを作ってくれと思えるほどでした。

 そういった意味で、メインになる登場人物達全員が軒並み主役張れるほどの完成度。

 だからこそ、この登場人物達をどのように光らせるか? という点ですが、そこを上手い事シナリオにしたなーと思います。

 アドベンチャーパートでは本筋をある程度進めると、日常シーンをショートストーリー形式で選択する場面になります。

 そこで普段の登場人物達がどんな日常を過ごしていて、そこで少しずつ仲を深めていきます。

 こちらがかなり面白いのですが、あくまでもショートストーリー形式なので、1つのお話としては結構あっさり終わっていきます。

 話を繋げるわけでは無いので、1つのお話としては終わりでも、この話があるからこそ皆の絆が深まっていくのも理解できるわけです。

 でも、それがあるからこそ本筋の話が更に感動できるようにもなっています。

 そしてうたわれるものの最大の魅力は、「別離」だと私は思います。

 共にすごし、時に笑い、時に一緒に悲しみながら、苦楽があったからこその喜怒哀楽と思い出。

 だからこそ、そんな大事な人がいなくなる時に、プレイヤーは感動と悲しみがあるのです。

 理屈? そんなことはとっくに理解してる。でも感情が私達にはあるからこそ……そんな理屈なんて知らない! ってなるんですから。

 賢い選択だけで生きられるなら、感情いりませんからね。

 そういった意味では完全なハッピーエンドではなく、納得はできるグッドエンドと言えます。

 ぶっちゃけプレイ後の私は、その後二次小説探しまくりましたが、うたわれるものは物語の完成度が高すぎて、自分でも二次小説書ける要素がアフターくらいしかなかったですねえ。

 

 そして第二部である、「偽りの仮面」・「二人の白皇」

 後付け設定とは理解していますが、仮面の謎は凄く気になってましたねー。

 結果的には、主人公のハクがカッコよくて、仮面なんかどうでもよくなってましたけどね。まあラスボス達に関しては微妙でしたが。

 ライコウ・ミカヅチのほうが敵キャラとして魅力的でしたから、そっちと戦ってる時の方が気分的には盛り上がってたかな。

 ラスボス戦近くは物語であって、シミュレーションパートは作業になってましたからねえ。はよ続き見せろという感じw

 あとは、初代のほうが私的には感情移入してしまうので、初代メンバー出てくるときは嬉しくてしょうがなかったという。

 まあ初代主人公の娘のクオンは、母であるユズハの事もあるので、ヒロインだけど娘気分で見ていましたw

 ただアルルゥ・カミュ登場時は……大人になってもこの二人は相変わらずかとしか言いようがありませんでしたが。

 でも、2の登場人物達も十分魅力的だったので大満足ではあります。


 さて、他にもうたわれ関連なら、スマホゲーになってるロストフラグ・うたわれ斬とかもありますが、こっちは……スマホでゲームする気は無いのでロフトフラグはプレイ予定なし。

 斬のほうは1は評価が微妙だが、7月発売予定の2に関しては考え中。

 プレステ持ってないんですよね。PS5は海外中心販売だからなあ。

 PS4は今更だしなあという。

 双六形式も販売されていたようですが……何故双六? 詳しくは調べてませんがさすがに買う気にはなりませんでした。

 まあ、アニメがありますからそっち見てみようと思います。

 最近は新作ゲームを買うというより、昔人気あったけど未プレイだったゲームを発掘したりしてます。

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