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プロローグ
プロローグです
僕は今、古びた鍵を右手に手にしている。
鍵を見れば、手の握る部分の方には、丸の中にKと書かれていて、鍵の先端のほうは、いかにもファンタジーによくある宝箱を開けられそうな鍵の形をしている。
こんないつ作られたのかもわからない上、一体何に使うのかもわからないような古びた鍵をどうしたら良いのか、僕はその場で立ち止まって頭の中で考えてしまう。
僕はどうしたものかと迷いながらも、右手に手にした古びた一つの鍵を自分の右側のポッケの中に古びた鍵を入れる。
その鍵が後になって、どんな意味を成すのかを知らずに、
僕はゆっくりと階段を下っていく。