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番外編 夢の世界地図


 ボクの名前はミン。

 ティープ国の第二王子。

 水色の髪にピンクの瞳を持つ気品あふれる男の子。

 小さくてかわいいって言うな!

 立派な十二歳の男の子なんだからね?

 そんなボクには悩みがある。


「どうしておねしょしちゃうの……」


 人の家に泊まるたびに、おねしょしちゃうこと。

 お家ではそんなことないのに……ううう。

 毎回召使いにごまかしてもらってたけれど……さすがにもう、ぐったりだよ。

 最近はお出かけしてないけれど……夜起きる癖をつけたい。

 そう思っていた時だった。


「ねぇ、ミン」

「ローラ、どうしたの?」

「他の国行ったとき、夜って何してる?」

「え?」

「深夜って星がきれいだよね。この国は特にだけど……きっと国によって星空って違うよね。今度から、ほかの国に一緒に行くときは一緒に見れるように召使いにお願いしない?」

「……星空」

「そう、綺麗なんだよ」


 なるほど。おねしょするから、じゃなくそういう理由で起こしてもらえば不自然じゃないのか。多分、ローラはボクのおねしょに気が付いてないから……深い意味はないんだろうけど。


「そうなんだ。ボクはいろんな国に行くから、今度見てみるよ」

「いいね! 羨ましいよ」


 無邪気にほほ笑むローラに、ボクは何となく笑った。


「何で笑うの? ミン」

「別に何でもないよ。ローラの発想ってさすがだなあって」

「えー?」


 これで、もう当分他国や遠征先でおねしょすることはないだろう。


 そう思うと、なんだかうれしくて笑いが止まらなくなるボクだった。



なんとなく眠れなかったので番外編を書きました。

また、気まぐれに番外編更新させていただきます♪

よろしくお願いします!

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