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甘い展開にはさせないぜ☆



先日、ヒスイと共に王国内の大会で

優勝を無事に決めてやったぜ…ドヤァ〜




…。




ドヤァ〜




ドヤァ〜




ドヤ…「なんだルーナ…。大切な書類の上で遊ぶんじゃないぞ。お父様は忙しいからお母様の所で遊んできなさい。」




ガーンッ!!そ、そんなぁ!!お父様!

こんな可愛い娘を放っておくなんて!

あんまりだ〜!



キャメルの長い授業を終えた後に、

お父様の所へ甘えに来たら、

全く相手にされず、

先ほどから執務机の上の勝負をしている。

…とは言っても、こんな感じだ。


執務机の上に尻尾フリフリきゅんきゅんな可愛い銀モフっ子が乗った!

銀モフっ子は眉間に皺寄せる

イケメン父にアピールする!

「遊んでほちぃなーねぇねぇ遊ぼー!」



尻尾フリフリさぁどうよ!!

ウィンクもつけたるわー!!



「…ルーナ、夜に遊んであげるから我慢しなさい。ミリーと遊んできたらどうだ?」




娘の可愛い攻撃にイケメン父は耐えた!!

背後からのメガネ軍団秘書達の

「書類から逃げるなよ?」という視線には耐えられなかった…。




「そ、そんなぁー!!」


上げていた尻尾をしょんぼりと下ろし、

執務室の扉へとヨタヨタとした足取りで向かう姿にメガネ軍団秘書達のメガネはパリーんッ!!!と割れた。




コソコソ…

「ねぇ姫様可哀想じゃない?」



「だが、陛下を休ませるのもなぁ…」



「姫様に嫌われるよりマシじゃない?」




悩める秘書達は放っておき、

可愛い娘の憂いを晴らすために

ラルグは頭を回転させた。



「ルーナ。頼みたい事があるのだが…」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ラフィスタニア王国では

嵐が吹き起こった。


自国の金獅子アルテミス王子が求婚したヒクスベークルト王国の幼い王女が使者と共にラフィスタニア王国に訪れたからである。



お父さまのお願いで、たぬき顔で優しげな使者のムーンさんと一緒に訪れたけれども…。




ラフィスタニア王国はうちの王国と同じ大国だけど、、、筋肉マッチョが多い。

なんだこの国!

優しげなお婆さんまで筋肉もりもりだー!



溢れる母性を感じさせるムーンさんに甘えて抱っこしてもらった腕の中でカルチャーショックを軽く受けながら獣姿で謁見待ち中である。



「姫さま、そろそろ降ろしますね。」



ハッ!!!!

申し訳ないです…とばかりの母性溢れる優しいムーンさんに迷惑かけちゃいけない!



「了解です!私がいつまでも抱っこして貰うとムーンさんがレオン兄様に怒られてしまうかもしれませんからね!」



スッと獣人姿になり、

ドレスチェックをする。



初めての外交の為私のおめかしは

お母様が張り切っていた。


お母様率いる侍女軍団が眼をギランッとさせて私の侍女軍団達と私を巡って戦争をしていた。


そんな中でミリーナお母様は、

『アタックするのよ〜!!!』

…とキャイキャイしていた。




そんな回想を広げていると、

ムーンさんが可笑しそうに笑っていた。



笑わないで〜とムーンさんに向けて

ぷくっと頰を膨らまして抗議していると、

廊下から騒ぎ声が聞こえてきた。


バーンッと扉を開けて入ってきたのは

アルテミス・ムゥ・ラフィスタニア王子………!?




あ!!こここここのイケメン王子って…

ここの国の人だったぁぁぁあ!!!


忘れてたぁあああ!!!!


「ふぇぇ!!!!」


「ルーナ姫お会いしたかったです!!」



な、な、なんじゃこの状況!!!

いつの間にか私の手を取り、

熱の入った眼で見つめてくるよ!


自分の顔が真っ赤になっていくー!

ふぎゃああああ!!!

掴まれた片方の手をなぞる様に

ドストライクなイケメンが触ってくる!





「あ、あの!!

こ、この度外交で訪れたのです!

書類にお目通しをお願いします!」



「その前に菓子など食べませんか?この国の食品はとても美味しいですよ。ぜひ案内をさせて頂きます。」



「ふぇ!!?」



「さぁ!行きましょう!!シャナは丁度狩りに出ていて国内に居ませんのでお気遣いなく。」



「ア、アルテミス王子さま!」



「お互いの国の話をしながら

友好を深めていきましょう。」



「ム、ムーンさん!!

ムーンさんを1人に出来ませんので!!」




いつの間にか壁ドン状態に

なっているのはなぜ?




そしてムーンさん…母性溢れる微笑みで

見守りの姿勢に入っちゃってるし!



ムーンさんに顔を向けてへるぷみー!と

テレパシーを送っていると、

目の前の王子さまがムッと口を尖らせた。


「ぜひ…私の事はアルとお呼び下さい。」


ふぎゃああああ!!!

耳元でセクシーボイス辞めて下さいぃ!

キャパオーバーすぎて意識が遠のいて…




遠のく意識の中にムーンさんが

声を発していた。

「王子、姫さまとの過度な接触は

危険でございますよ。そろそろ…」




「迎えにきたよ、ルーナ(ニッコリ)」



「また邪魔をしに来たか。」



「可愛い妹を誰がお前にやるか。あほ。」



「なんだと?この腹黒狼が。」



「お二人共そこまでに…」







あれ?

いつの間にかお父様のもふもふ腕の中で

獣姿で眠っていた。

うみゅうー。お父様〜。

小さい身体をもふもふの中へ潜り込ませて

きゅんきゅん甘えた。


お父様が熱心に私を毛づくろいしている所をお母様が眠るヒスイを抱っこしながら

可笑しそうに笑っていた。




親の心 子知らず。


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