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四十九話目

……気づけばいつの間にか寝ていたらしい。徐々に頭が覚醒していき視界が冴えてくる。

「……よっと」

反動をつけてベッドから起き上がり台所に向かう。今日の練習は朝だけなので昼飯はいらないと言われたのだが、どうしても居残り練習がしたい。この滾りを抑えるにはそれしかないように思えたからだ。

姉さんはぐっすりと眠っているのか起きてくる気配がない。この機会を逃すことなく朝飯兼昼飯を作っていく。

米は昨日の晩あらかじめセットしておいたのですでに炊き上がっている。後は副菜だ。

冷蔵庫から貰い物のアジの干物を取り出して焼き、その間にレトルトだが味噌汁を作ることにした。お湯を火にかけ、沸くまでしばらく待つ。

無論、ここでも練習は忘れない。背筋を伸ばして深呼吸を繰り返して感覚を確かめる。もちろん、腹式呼吸で……だ。

しばらくするとお湯が沸いたので腕に注ぎ、あらかじめ入れておいた具や味噌ペーストをよくかき混ぜる。ほぼ同時に干物も焼き色がついたので丁寧に皿に盛りつけた。

そして最後にご飯をよそって完成。手抜きだが、それなりに美味そうな食事である。

「いただきます」

すでに時刻は朝の七時。俺は急いで朝飯を胃袋に詰め込んだ。

……ちなみに本来はリビングで食べるのだが、今は姉さんが寝ている。だから台所で食べたのだが……やはり落ち着いて食べたいものだ。

ため息をつきつつ、食器を洗いその場を後にした。向かう先は自室……着替えのためだ。


「……行ってきます」

小さく呟いて自転車に跨り学校へと向かっていく。今日も天気は快晴。絶好の朝練日和だ。

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